株の基礎知識

少額で大きな取引が出来るCFD取引(差金決済取引)とは?

リスクを取ってドカンと儲けたい!そんな方にオススメなのがCFD取引です。

 

CFD取引(差金決済取引)を聞いたことがあっても、その仕組みが難しいことから、実際に取引を行ったことのある投資家はそれほど多くないでしょうか。

 

今回は、CFD取引の特徴や多くのメリットを活かす投資戦略、レバレッジを効かせたリスク管理法まで分かりやすく解説していきます。

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CFD取引(差金決済取引)の仕組み

CFD取引にまつわるレバレッジやオーバーナイト金利など、避けてしまいがちなそれぞれの仕組みを理解して、効率良く稼ぐ術を身に着けておきましょう。

資金効率を高めるCFD取引とは

CFD(Contract For Difference)取引は差金決済と呼ばれる運用方法のことで、売買した現物を受け渡さずに差額分だけを現金で決済する取引です。

 

原資産となる世界中の株式や株価指数、債券、各種先物などといった幅広い商品から選ぶことができます。

 

例えば、CFD取引で100円の株を1万株(100万円分)購入するとき、現物株と100万円を実際に交換するのでは無く、株価が上下したときの差額を取引します。

 

株価が120円になれば売ったときの利益となる20万円が口座に入金され、損切りすればその分の差額が引かれる仕組みです。

つまり、資金が少なく買えなかった株がCFD取引であれば扱えるようになり、少額から初める投資家にとって資金効率の高い取引手法であることが言えます。

 

 

この取引はかつて機関投資家のみができるものでしたが、現在は70カ国以上もの個人投資家が参加できるようになりました。

日本ではまだなじみない方も多いようですが、ヨーロッパなどでは株取引の30%がCFD取引によるもので、世界のシェアは拡大を続けています。

 

人気の理由は、通常なら国内株式や海外株式、先物などはそれぞれ別の口座を持っていなければなりませんが、CFD取引ではその必要がありません。

 

全ての取引を一括で管理できるため、複数口座を開設したり入出金の手間がかかったりなどは無く、24時間すぐに取引できることでチャンスが広がります。

 

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最大50倍かけられるレバレッジとは

CFD取引の仕組みにはレバレッジを効かせた証拠金取引があるため、通常なら手持ち資金では買えない商品も取引ができるようになります。

 

レバレッジとは、小さな力で大きなモノを動かす「てこ」が語源となっており、証券会社に証拠金を預けてその何倍もの取引を行うこと。

 

通常、株式投資の信用取引では預けた保証金の3倍まで取引を行うことができますが、CFD取引では対象によってレバレッジの最大倍率が変わります。

 

商品別レバレッジの最大倍率
  • 個別株CFD取引     : 5倍
  • 株価指数CFD取引    :10倍
  • 商品(金、原油等)CFD取引:20倍
  • 債券CFD取引      :50倍

 

以前はCFD会社によってレバレッジが異なり、100倍、200倍をかけることも可能でしたが、取引規制により現在は5倍~最大50倍で統一されています。

 

証拠金20万円で個別株に投資する場合、最大100万円分の取引ができるということです。

これはFXと同様、証拠金を口座に預けておくことで、その何十倍ものレバレッジをかけて、原則売りと買い両方のポジションから入ることができます。

 

CFD取引で自己資金以外のお金を利用し、利益率を高めることを総称したのがレバレッジです。

市場や銘柄など取引対象によって最大レバレッジが異なりますし、今後変更される可能性もありますので、レバレッジ管理にはご注意下さい。

知らなきゃ損!オーバーナイト金利とは

CFD取引を始めると、オーバーナイト金利と呼ばれる金利が発生します。

 

オーバーナイト金利とは、CFD取引においてポジションを翌日まで持ち越した場合に、売りと買いのどちらかによって、金利をこちらが支払うのか受け取れるのかが変わってきます。

 

商品が帰属する国の政策金利と、証券会社が提示する金利を合計し、買いポジションの場合は金利を支払い、売りは金利を受け取れる仕組みです。

 

例えば、政策金利が2%の国の個別株を取引したとき、CFD取引を利用している証券会社の定める年利が3%だとすると、その合計の5%が年間で発生するオーバーナイト金利となります。

CFD取引で100万円のポジションを持っていれば5万円の金利を支払うか、受け取れるかの違いがあるので注意しましょう。

 

季節によって異なる場合もありますが、オーバーナイト金利が発生する条件は基本、日本時間の朝6時をまたいだときです。

 

CFD取引には返済期限がないので、買いポジションを持ち続けている間も知ずにオーバーナイト金利が発生していたということが無いよう覚えておきましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • CFD取引を利用すれば個別株は最大5倍のレバレッジをかけられる
  • 売りポジションを翌日に持ち越した場合オーバーナイト金利が受け取れる
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CFD取引で投資するメリット・デメリット

CFD取引の仕組みを理解するまでに多少時間はかかりますが、利用するうえでのメリット・デメリットどんなものがあるのか見ていきましょう。

取引の自由度が高まるメリット

 

24時間いつでも取引ができる

国内の株式を売買する場合、通常は前場と後場にしか取引できませんが、CFD取引であれば様々な商品で24時間リアルタイムの取引が可能です。

 

世界中の投資対象が1つの口座で取引できる

株式は証券口座、外貨はFX口座のように、投資対象によってそれ専用の口座が必要になりますが、CFD取引口座が1つあれば世界中の対象商品が取引可能です。

 

少額投資でも資金効率が高い

CFD取引口座に証拠金を入れておくと、その5倍~50倍のレバレッジを使った取引ができるため、少額で投資を始める方にも人気です。

 

空売りができて金利までもらえる

空売りができるため下落相場でも利益を上げることが可能。その際、ポジションを翌日まで持ち越すとオーバーナイト金利も受け取ることができます。

 

リスクヘッジとして利用できる

例えば株主優待や配当をもらうために保有したい株式を、現物買い、CFD取引で売りポジションのように併せることでリスクを抑えた投資が可能です。

 

大きなリスクを抱えるデメリット

 

レバレッジは大きなリスクを伴う

証拠金として預けている資金の最大50倍で行う取引は資金効率が高い反面、一歩遅れてしまうと大きな損失を出すリスクを抱えていることになります。

 

CFD取引の仕組みが分かりづらい

レバレッジやオーバーナイト金利など聞きなれない用語が多いCFD取引は、難しそうというイメージから踏み込めない投資家が多いように思います。

 

金利と追証が発生する場合がある

売りポジションの持ち越しでは金利が受け取れますが、買いポジションを持ち越した場合は金利を払わなければなりません。

また、持っている商品の評価額が必要証拠金を下回った場合は不足分の追加入金が求められ、万が一応じなければ強制決済されてしまいます。

 

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CFD取引口座が開設出来る証券会社一覧

証券会社によっては取り扱い商品が異なりますので、自分がどの商品に投資したいのかということも、選ぶポイントの1つになってきます。

 

業者名 取扱銘柄数 初回入金 最大レバレッジ
IG証券 約10,100銘柄 0円 50倍
岡三オンライン証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
サクソバンク証券 約6,000銘柄 20万円 20倍
GMOクリック証券 137銘柄 0円 20倍
インヴァスト証券[トライオートETF] 26銘柄 0円 5倍
DMM CFD 7銘柄 0円 20倍
マネーパートナーズ 2銘柄 0円 20倍
マネースクウェア・ジャパン[くりっく株365] 4銘柄 0円 50倍
カブドットコム証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
SBI証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
マネックス証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
岩井コスモ証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
インヴァスト証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
カネツFX証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 50倍
KOYO証券[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
フジトミ[くりっく株365] 4銘柄 0円 90倍
豊商事[くりっく株365] 4銘柄 10万円 70倍
東郷証券[ClearStation] 22銘柄 0円 20倍
 あい証券 13銘柄 0円 20倍
 東岳証券[HorizonAuton] 14銘柄 0円 20倍
 EZインベスト証券[EZMT4CFD口座] 10銘柄 0円 10倍

 

CFD取引口座では、先物やダウ平均、為替などの重要指数がリアルタイムに確認できますので、無料で口座を持っておくだけでも価値あるものになります。

 

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【各証券会社の特徴やお得なサービスを解説しています】

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まとめ

CFD取引をマスターすれば、非常に有効な投資戦略を練ることができます。

 

たった1つの口座で世界中の株式や債券、株価指数、先物等、バラエティに富んだ取引を同時に行えるのはとても魅力的。

これから始めようと考えている方は、まずCFD取引に慣れるまでレバレッジのかけすぎにご注意下さい

 

ポジションを持ったら逆指値を入れておき、オーバーナイト金利が発生しないよう持ち越さない取引で、徐々にチャンスの幅を広げていきましょう。

 

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