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これで解決!一目均衡表の見方と使い方とは?

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一目均衡表は様々な分析が可能で、相場のトレンド、売買タイミング等が分かるようになります。

 

よく聞く「雲」とは?「三役好転」とは?

 

そんな、一目均衡表ならではの特徴や、その使い方などを分かりやすくチャートで解説します。

 

今まで、チャートが分かりづらいといったことから敬遠していた方には、是非とも覚えて頂きたい内容です。

 

 

1.テクニカル分析の1つである一目均衡表

 

昭和初期に日本で生み出されたテクニカル指標の一目均衡表!そんな一目均衡表について覚えておきましょう。

 

1-1.一目均衡表の基本

テクニカル分析で利用される一目均衡表は、1936年、細田悟一氏(ペンネーム一目山人)によって考案されました。

 

その名の通り

・一歩先を読む

・一目でわかる

 

という意味合いが込められていますが、生みの親、一目山人が最も誇りとしたのは「どんな相場にも適切に対処するための予測」だと言います。

 

そんな一目均衡表は、昔から多くの投資家に利用されており親しまれてきました。

まずは一目均衡表を【9202】ANAホールディングスの日足チャートで見てみましょう。

 

【9202】ANAホールディングス

このようにチャートで一目均衡表を見ると、様々なラインが複雑に絡み合っています。

構成されているラインは5つあります。

 

一目均衡表の5つのライン
  • 転換線
  • 基準線
  • 先行スパン1
  • 先行スパン2
  • 遅行スパン

となります。この後それぞれ詳しく説明いたします。

 

実際、一目均衡表を分かりづらいと敬遠していた方もいるでしょうが、仕組みは意外にシンプルで理解すると分かりやすいので、是非とも覚えておいて頂きたい指標です。

 

1-2.一目均衡表の見方について分かりやすく

一目均衡表では5本のラインを使い分析しますが、それぞれのラインが表す意味はこちらです。

 

一目均衡表のラインの意味

転換線

過去9日間の高値と安値を足して2で割った値です。

 

基準線

過去26日間の高値と安値を足して2で割った値です

 

先行スパン

転換線と基準線を足して2で割った値で、その中間値を26日先行して表示したライン。

 

先行スパン2

過去52日間の高値と安値を足して2で割った値で、その中間値を26日先行して表示したライン。

 

遅行スパン

終値を26日遅行(過去)させたライン。

 

 

一目均衡表の数値の設定について

一目均衡表の各数値に関しては、一般的なデフォルトの数値である、

 

転換線9日、基準線26日、先行スパン①26日、先行スパン②52日、遅行スパン26日を使用することをお勧めします。

 

では、実際にチャートを見てみましょう。

一目均衡表

時間軸で見ると、転換線と基準線は当日に表示されるのに対して、先行スパン1と先行スパン2についてはロウソク足から向かって右の未来に表示されます。

 

逆に遅行スパンは左の過去に表示されるといった特徴があります。

 

つまり、一目均衡表は、未来、現在、過去と3つの側面を持っていることで、多様な分析が可能。

それらのことから一目均衡表を見るときは、5本のライン全てを同時に見るのではなく

 
  1. 未来(先行スパン1、先行スパン2)
  2. 現在(転換線、基準線)
  3. 過去(遅行スパン)

このように分けて見ることで分かりやすくなります。

 

この後、それぞれの分析法を説明します。

 

【ここだけチェック!】
  • 日本生まれの一目均衡表はテクニカル指標として長年利用されてきた
  • 一目均衡表は、未来、現在、過去と3つの側面を持っている

 

2.一目均衡表の雲を使った分析

 

では実際、一目均衡表を使ってどのような分析が可能なのか見ていきましょう。

 

2-1.厚さによって抵抗力が変わる雲

一目均衡表には、先行スパン1と先行スパン2に囲まれた「雲」と呼ばれる抵抗帯があります。

この雲とローソク足を使うことで相場のトレンドを分析可能。

 

株価が雲よりも上にある場合は上昇トレンド(強気相場)として読み取る事ができ、雲が下値支持線となる。

逆に株価が雲よりも下にある場合は下降トレンド(弱気相場)として読み取れ、雲が上値抵抗線となる。

 

また雲は、厚さによって抵抗力が変わってきます。厚いほど抵抗力が強く働き、薄い所は弱くなる傾向にあります。

チャートでその動きを見てみます。

一目均衡表の雲について

①のポイントでは雲が下値支持線として抵抗し、その後株価は反発しています。

また、②のポイントでは厚い雲で強い抵抗が働き株価は反発しています。

 

このように雲は抵抗帯として意識されますが、もしも雲を突破された場合はトレンドが変わる可能性があるので注意です。

 

2-2.ローソク足と雲の厚さでその後の動きを予測

それまで上昇トレンドで推移していた銘柄も雲を下抜けしたことで、その後下落トレンドへと。

逆に下落トレンドで推移していた銘柄でも、雲を上抜けしたことで上昇トレンドへと変わることもあります。

 

実際のチャートで見てみましょう。

A地点では上昇トレンドで推移していた銘柄で、雲が下値抵抗線として支えています。

しかし、B地点で株価が薄い雲を下に突き抜けました。

 

それによりその後下降トレンドへと変わり、C地点で上昇を見せるが今度は雲が上値抵抗線として抵抗しています。

このように一目均衡表の雲は抵抗帯として意識されるので、ローソク足や雲の厚さを見ることでその後の動きが予測できます。

 

【ここだけチェック!】
  • 先行スパン1と先行スパン2に囲まれた部分を「雲」と呼ぶ
  • ローソク足と雲の位置関係でトレンドが分かる
  • 一目均衡表の雲は抵抗帯として意識される

 

3.転換線と基準線から見る分析

 

一目均衡表における転換線と基準線は、移動平均線と同様の見方ができます。

 

3-1.転換線と基準線から分かるトレンド

例えば、転換線が基準線よりも上側にいる場合は、上昇トレンド(強気相場)となり、逆に転換線が基準線よりも下側にいる場合は下落トレンド(弱気相場)として捉えることができます。

 

つまり、移動平均線に一目均衡表を当てはめると

 

 短期移動平均線は転換線

 長期移動平均線は基準線

 

として同じような意味合いを持ち、移動平均線の要領で分析できます。

チャートで確認してみましょう。見やすくするために先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンは省き、転換線と基準線のみを表示しています。

転換線と基準線を利用したトレンド分析

このように、転換線と基準線の位置関係でトレンドが分析できます。

 

ただ、厳密に言うと

・移動平均線は一定期間の終値の平均値

・転換線と基準線は一定期間の高値と安値

 

となるので、厳密には違うが同じ意味合いとして利用できると覚えておきましょう。

 

また、転換線や基準線は単体でもトレンドを分析可能で、高値と安値の変動で動く特徴を利用します。

転換線で言うと、過去9日間の高値と安値を足して2で割った値なので、転換線が横ばいの場合は過去9日間株価の変動がないことを表します。

 

転換線が上向きになっている場合は、過去9日間の高値が更新しているか、下値が切り上がってきていることを表しますので、株価は上昇トレンド。

 

逆に、転換線が下向きになっている場合は、過去9日間の安値を更新しているか、高値が切り下がってきていることを表し、株価は下降トレンドとして判断できます。

 

つまり、高値か安値のどちらかが変わることで動く、転換線、基準線の特徴からトレンドが読み取れるということです。

 

3-2.ローソク足と転換線

次は、ローソク足と転換線から見る分析です。

 

この分析も移動平均線と同じように考えることができ、

 

 ローソク足が転換線よりも上にあれば上昇トレンド(強気相場)

 ローソク足が転換線よりも下にあれば下降トレンド(弱気相場)

 

と分析できます。

 

また、転換線は抵抗帯としても動く特徴があります。

ローソク足が転換線よりも上にある状況であれば、転換線が下値支持線として支え、逆にローソク足が転換線よりも下にある状況だと転換線が上値抵抗線として抵抗します。

 

こちらもチャートで確認していきましょう。

 

ローソク足と転換線の位置を見るトレンド分析

このように、ローソク足と転換線の位置により相場のトレンドを分析することができ、ローソク足に対して転換線が抵抗帯となっている様子が確認できます。

 

3-3.転換線と基準線がクロス

移動平均線にある売買シグナル「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」が、一目均衡表の転換線と基準線にもあります。

 

移動平均線の短期線 = 一目均衡表での転換線

移動平均線の中期船 = 一目均衡表での基準線

 

これらを踏まえ考えると、下記のような売買シグナルとなります。

買いシグナル

転換線が基準線よりも下にある状態から、転換線が基準線を下から上に突き抜けるパターン。これを「好転」と呼びます。

 

売りシグナル

転換線が基準線よりも上にある状態から、転換線が基準線を上から下に突き抜けるパターン。これを「逆転」と呼びます。

一目均衡表で見るゴールデンクロス

チャートでも確認できますが、買いシグナルの転換線が基準線を下から上に突き抜ける「好転」となると、その後株価は上昇トレンドを形成しています。

また、売りシグナルの転換線が基準線を上から下に突き抜ける「逆転」となれば、その後株価も下落トレンドを形成。

 

このように、移動平均線にある「ゴールデンクロス」と同じような売買シグナルを、転換線と基準線でも読み取ることができます。

 

【ここだけチェック!】
  • 転換線と基準線の位置関係でトレンドが分析できる
  • ローソク足と転換線の位置によりトレンドが分かり、転換線が抵抗帯となる
  • 転換線と基準線のクロスにより売買サイン「好転」「逆転」がある

 

4.遅行スパンとローソク足から見る分析

 

最後に残った遅行スパンの使い方について見ていきます。

 

4-1.遅行スパンは極めて単純なラインだが侮れない

遅行スパンの使い方ですが、まず、遅行スパンは終値の26日前に表示されている特徴があります。

難しい計算などはなく、極めて単純なラインとなりますが、この遅行スパンとローソク足の位置関係で相場を読み取ることができます。

 

 ローソク足より上に遅行スパンがあれば強気相場

 ローソク足より下に遅行スパンがあれば弱気相場

 

として判断することができます。

 

遅行スパンがローソク足より上にあるということは、26日前の株価より現在の株価が高いことを意味します。

逆に遅行スパンがローソク足より下にあれば、26日前の株価より現在の株価が低いことになります。

 

それらの意味合いから、遅行スパンを使って相場のトレンドを読み解くことが可能です。

 

遅行スパンを使ったトレンド分析

チャートでも確認できるように、遅行スパンとローソク足の位置関係により相場のトレンドがはっきり現れています。

また、上昇トレンドから下降トレンドなどへトレンドが変化するタイミングで、遅行スパンはローソク足を突き抜けています。

つまり、遅行スパンとローソク足の位置関係「好転」「逆転」を合わせて見ることで株価のトレンドを分析できます。

 

【ここだけチェック!】
  • 遅行スパンとローソク足の位置関係で相場トレンドが分かる
  • トレンドの変わり目では遅行スパンとローソク足のクロスがある

 

5.すべての条件が揃うと強い「三役好転」

 

一目均衡表では強い売買シグナルとして「三役好転」「三役逆転」というのがあります

 

5-1.「三役好転」「三役逆転」の条件

これまで一目均衡表での5本ライン(基準線・転換線・先行スパン1・先行スパン2・遅行スパン)それぞれの位置関係や組み合わせでトレンドや売買ポイントを個別に取り上げましたが、全てを利用した強いシグナルが存在します。

 

 強い買いシグナルを「三役好転」

 強い売りシグナルを「三役逆転」

 

と呼びます。

 

三役という言葉の通り、3つの条件が揃う必要があります。

その中でも三役好転という強い買いシグナルの条件から見ていきますが、その条件を基本とする順番で取り上げると

 

①転換線が基準線を下から上に付き抜ける「好転」

②遅行スパンがローソク足を下から上に突き抜ける「好転」

③ローソク足が雲を上抜ける「好転」

 

このようなことが順に起こり、すべての条件が揃ったとき「三役好転」となります。

三役好転チャート

全部のラインがある為、多少見にくい点はありますが、三役好転の条件が揃った銘柄のチャートになります。

このように三役好転した銘柄は強い買いシグナルとなります。

 

逆に強い売りシグナルとして三役逆転もあります。

 

①転換線が基準線を上から下に付き抜ける「逆転」

②遅行スパンがローソク足を上から下に突き抜ける「逆転」

③ローソク足が雲を下抜ける「逆転」

 

このように三役好転とは逆の動きとなった時に三役逆転とされ、強い売りシグナルと判断されます。

 

 

三役好転、三役逆転銘柄の探し方については、株探が便利。

 

テクニカルで探す項目に

・一目均衡表「3役好転」

・一目均衡表「3役逆転」

 

ここから、便利に利用することもできます。

 

【ここだけチェック!】
  • 3つの好転が揃った時「三役好転」という強い買いシグナル
  • 3つの逆転が揃った場合「三役逆転」という強い売りシグナル

6.まとめ

 

一目均衡表は日本人が発案したテクニカル指標で、5つのラインから株価を分析します。

それぞれの特徴から分析も可能だが、全ての条件が揃った「三役好転」は特に注目したいポイントです。

 

今後一目均衡表を覚え、使うことで、投資のスキルUPへと繋がればと思います。

 

 

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