株の基礎知識

騙されるな!横行する投資詐欺の手口と特徴を解説します

 

早くも東京オリンピックに関する投資詐欺が発生しているようです。

 

ひと昔前であれば未公開株や社債などが代表的な投資詐欺として、とくに高齢者ばかりが騙されてしまっている印象があります。

しかし、近年若い方の被害が急増しているようです。

 

今後も消えることのない投資詐欺の手口と、日々巧妙化する最新の詐欺情報をお伝えしていきます!

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ウマイ話には気をつけて!投資詐欺の手口

投資詐欺とは、投資に関する詐欺のことで未公開株や債権などが主ですが、年々その仕組みは複雑になり注意喚起が追いついてないのが現実です。

日々巧妙化する投資詐欺

毎日のようにニュースでは多くの詐欺事件を目にしますが、投資の世界でも頻繁に起きており、そのほとんどが泣き寝入りしてしまっているようです。

 

主に未公開株や社債、事業投資や外国通貨などが代表的で、投資セミナーから詐欺案件へと誘導されるケースも。

 

投資詐欺と聞くと、資金に余裕のある高齢者ばかりが狙われているイメージですが、近年は若い方の被害も少なくありません。

その多くが”絶対に”や”簡単に”といった言葉で、全く価値の無い投資商品を買わされているのです。

 

 

冷静に考えてみると「なんで騙されたんだろう」と思うようなあり得ない内容で、言葉巧みにウマイ話へと乗せてきます。

国民相談センターによると年々減少傾向にあると言いますが、詐欺が完全になくなることは無いでしょう。

 

例えば投資商品に関してはちゃんと資格を持っているのか、実績があり本当に信頼できるのかなど、自分の資産を守る知識を備える必要があります。

騙す人の特徴

投資詐欺では、多くの人が持つ欲求を刺激し、冷静な判断を失ってしまうようなウマイ話を持ちかけてきます。

 

以下のケースにご注意下さい。

高利回りである

普通では考えられない異常な利率であったり、実在しない社債や未公開株のような「ここだけの話」で相手の注意を引きます。

 

数量や期限が設けられている

数量限定であったり、期限まで時間が無いことを煽るような商品は、相手に考える時間を与えずにすぐに買わせるような手口です。

 

良心的な業者だと思わせる

配当のペースが早かったり、実際に儲けられたりと、商品の魅力を持たせるために初めは少しの利益をもたらし、本物だと思い込ませることがあります。

 

中身のよくわからない商品

外国通貨や途上国へのインフラ整備案件、新事業投資など、あまり情報が無く、中身を理解しないまま将来的に凄いことになるというだけで誘惑してきます。

騙される人の特徴

投資詐欺に遭う被害者の傾向についていくつかのポイントを挙げていきますので、ご自身に心当たりがないか見ていきましょう。

 

高齢者

貯蓄や退職金など、高齢であるほど資産を持っている割合が高く、判断力も低下しているため、老後の不安を煽るなどの手口で狙われやすくなります。

 

自分は騙されないと思い込んでいる

「貯蓄から投資へ」の流れから、高齢者だけでなく近年若者の被害も増加しており、自分は大丈夫!といった根拠のない自信があるほど騙されやすいと言われています。

 

時間的・心理的余裕がない

お金持ちだけでなく、生活に困窮し一発逆転を夢見る人こそ、よく考えずに投資詐欺の商品にお金を出してしまう傾向があります。

 

騙されていると気づいていない

将来のための長期的な投資や少額で始めた商品など、騙されていると気づくのに遅れる場合があります。

また、そういう人こそ騙された分を取り返すためと同じようなことを繰り返し傷口を広げてしまうケースも多いです。

 

【ここだけチェック!】
  • 高齢者のイメージが強いが若者の被害も急増している
  • 簡単に、確実に、といった謳い文句は投資詐欺の可能性が高い
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流行する投資詐欺「ポンジ・スキーム」の手口

投資詐欺のパターンは、そのほとんどがポンジ・スキームと言われる手口にあてはまります。

投資詐欺の9割がポンジ・スキーム

投資詐欺のなかでも有名なのが「ポンジ・スキーム」と呼ばれる自転車操業的な詐欺の手口でしょう。

 

名前の由来はアメリカの天才詐欺師チャールズ・ポンジから来ており、彼は1910年代に3ヶ月で40%の利回りを出すという謳い文句で投資家を集めました。

その仕組みは、出資してもらった資金を運用して高配当を出すと見せかけて、実は運用せずに預かったお金はそのまま配当に充てるというもの。

 

出資者が途絶えればお金が回らなくなってしまうため、最終的には必ず破綻してしまうのがポンジ・スキームです。

 

 

この手口は破綻するまで実際に高配当が充てられるために、実績を見てきた出資者はさらなる利益を求めて追加出資を行ってしまいます。

人間の心理をうまく利用し欲を引き出すポンジ・スキームは、投資詐欺で広く使われている手口なので、そのような話にはご注意下さい。

仮想通貨の普及で広まるHYIP(ハイプ)投資

ハイプ投資はポンジ・スキームの一種で、主に仮想通貨を使った高収益プログラムのことを言います。

 

ビットコインを筆頭に、近年目覚ましい成長を遂げている仮想通貨を投資家から集めて高配当を出す仕組みですが、これは実際に出資金を運用しているケースもあります。

 

日利1%~3%など驚くような配当を出していることから人気が集まりやすいのですが、数ヶ月ですぐに破綻するといったことも珍しくありません。

 

先行者利益のような仕組みで、いち早く飛びつき実際に利益を出している投資家も一部いるようですが、そもそも日利という非常識な仕組みが長期的に成り立つわけがありません。

 

2017年現在、ハイプ案件は世界に何百、何千と存在しており、破綻してはまた次々と新しい商品が出てきている状況です。

ハイプ投資は実態の掴めないものが多く、非常にリスクの高い投資商品であることが言えます。

史上最大の投資詐欺バーナード・マドフ事件

この事件はアメリカで実際に起きた史上最大の投資詐欺で、実業家であり元NASDAQ会長でもあるバーナード・マドフが犯人として知られる有名な事件。

 

その被害額は650億ドル(6兆円)にも及ぶとされ、白昼堂々と25年間もポンジ・スキームの手口が続けられていたのです。

 

投資詐欺では「有名人も出資している」などと嘘の謳い文句が使われるのが一般的ですが、バーナード・マドフ事件では実際に芸能人や経営者など多くの富裕層が出資していました。

 

利回り10%、6兆円もの運用資金は多くの著名人らが出資しているとなれば、信用を掴むのに時間はかからなかったのでしょう。

しかし、リーマン・ショックによる世界的金融危機で、ファンドに投じた資金の引き上げに応じられなくなったマドフは、とうとう詐欺であることが明るみになったのです。

 

実際には運用されてなかった出資金は返還されることなく、出資していた多くの投資会社や関連企業も破綻に追い込まれることとなりました。

日本の大手証券会社や銀行も大きな被害を受けた史上最大の投資詐欺です。

 

【ここだけチェック!】
  • ポンジ・スキームは最終的に必ず破綻してしまう
  • 流行しているハイプ投資もポンジ・スキームの一種でハイリスク
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代表的な投資詐欺!実際の手口を公開

世の中にはたくさんの投資商品がありますが、その数だけ投資詐欺は存在しています。

被害に合わない為にも実際の投資詐欺の手口を把握しておきましょう。

実在しない未公開株や社債をかたった投資詐欺

未公開株や社債は実際に調べたところで情報がないために、本当かどうかの区別が難しいものがあります。

 

その多くは、

「業績が良いので今後高配当を出す予定がある。」

「上場予定があるので今のうちに買っておけば相当な利益になる。」

 

このように持ちかけてくるのが一般的。

実際には倒産寸前で、最終的にその株はただの紙切れとなってしまうケースが多いです。

 

未公開株の売買は違法ではないものの、そのほとんどが投資詐欺として扱われていると確認されています。

 

▼おすすめ記事
【【注意】未公開株は売買可能?詐欺被害多発、オイシイ話にご用心!】

途上国の通貨や事業への投資詐欺

今後経済が著しく発展していくであろう発展途上国への投資は、それっぽい説明をされるとなんとなく理解したつもりで出資してしまう方が多いようです。

 

その内容はニュースで取り上げられているような事業であったり、実際に実在はしていてもほとんど利益を生み出していない無価値なもの。

 

資源があり、経済が発展するなど、言葉巧みに「将来的な値上がり」を期待させ、外国通過やインフラ設備、不動産等への投資で市場価格の何百倍もの金額で事業へ出資をさせられます。

 

海外への出資ということもあり、足取りを掴むのも裁判を起こすのも難しいと考えられますので、出資してしまったら最後でしょう。

 

よくわからないまま契約させられる投資商品の大半は詐欺ですので、ご自身の目で実際に確認し、納得したものだけを投資対象にすることです。

東京オリンピック関連への投資詐欺

日々巧妙化し、時代の変化に合わせて次々と新しい商品を売りつけてくる詐欺師は、早くも東京オリンピックに目をつけていました。

 

2020年の開催に向けて、

「インフラ整備など建築業界への事業投資は必ず儲かる」

「参入企業の購入枠があるので代わりに出資してほしい」

「土地・不動産の値上がり民泊事業への期待に投資を煽る」

 

などの詐欺案件が横行しており、その他様々な手口が確認されています。

 

東京オリンピックが近づくにつれて現実味を帯びる関連事業への投資は、イメージしやすく簡単に信じ込ませることができてしまいます。

今後もこのような投資詐欺は増加していくと予想できますが、まず架空業者でないか、そもそもなぜ確実に儲けられる話を持ってくるのかを考えましょう。

 

全ての投資商品において、ノーリスクで儲けられるなどのウマイ話は存在しません。

いつ自分の身に投資詐欺が舞い込んでもおかしくない世の中ですので、大切な資産を守るためにも時間をかけて投資対象を選ぶようにしましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 一般には出回らない未公開株や社債を知らない人から買わないこと
  • 情報が乏しい商品には手を出さずしっかり納得できるものを選ぶこと
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騙されないための3つの心得

最後に、投資詐欺に遭わない為の押さえておくべきポイントをお伝えします。

信頼できる業者か実在する会社かを調べる

代表的な投資詐欺として挙げた未公開株や社債などの商品を紹介してくれるその業者は、金融庁の許可を受けているのか。

 

紹介された株が本当に実在している会社のものなのか、どういう事業をおこなっているのか。

 

まずは疑いから入ることです。

 

実在していても経営が悪化していたり倒産寸前だったりと、なにか問題がある場合がほとんどですので、一番は「未公開株や社債は買わないこと」でしょう。

自分ひとりで考えず周りに相談する

ウマイ話には必ずと言っていいほど裏があります。

冷静に考えると、赤の他人に儲かる話を持ちかけるなんて「怪しい」ことに気づくはずですので、すぐに出資の判断はせず周りに相談しましょう。

 

被害に遭う前も、被害に遭った後もそうです。

自分の考えや力だけでなんとかしようとすると恐怖や焦りで正しい答えが見つからないもので、客観的に見ることが大切

 

とくに高齢者になるほど判断力が衰えてしまいますので、周りからサポートすることで未然に防ぐこともできるはずです。

全てを理解していない商品には投資しない

「必ず、確実に儲かる」「簡単、即金性がある」「元本保証する」このような謳い文句は、まともな業者ではあり得ないことです。

 

やはり、騙される人の多くは「楽して儲けたい」という考えが頭の片隅にあり、どうしても詐欺師の誘惑には負けてしまいます。

 

どの分野でもリスクなしで稼ぐビジネスなんて存在しません。

投資商品の中身(リスク)全てを理解し、信頼できる相手から、納得できるものだけに、許容範囲内で出資を行うことを意識しておきましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 怪しかったり納得できない商品は買わないこと
  • リスク無く簡単で確実に儲けられる話はあり得ないと肝に銘じること
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まとめ

簡単に儲けられる話が向こうからやってくること自体おかしな話です。

 

投資にリスクはつきものですので、ご自身の身の丈に合った運用を心がけることが大事になってきます。

 

高齢者だけでなく若い方の被害も多い投資詐欺に今後遭わないためにも、投資商品のビジネスモデルを把握し、確かな情報を仕入れることができる術を身に付けておきましょう。

 

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