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次世代パワー半導体が注目される理由と期待の関連銘柄3選!

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電気の流れを制御する「パワー半導体」が、なぜ今アツイのか?

 

IoTの普及により多くの製品が電子機器として生まれ変わるなか、これからの課題として省エネ化が注目されてきます。

 

テクノロジーの発展によって新しい素材から次世代のパワー半導体が登場したことで一躍テーマとして取り上げられるようになったパワー半導体。

 

電力損失や発電効率の向上が期待されることでプラスに働く関連銘柄も同時にチェックしておきましょう!

 

 

1.省エネ革命として注目されるパワー半導体

身の回りの製品に使われているパワー半導体、一体どんな役割を果たしているのでしょうか。

 

テクノロジー発展のヒントになるその仕組を簡単に学んでいきましょう。

 

1-1.人間の体に例えると筋肉にあたる役割

一定の電気的性質を備えた物質の半導体と聞くと、一般的にはCPUやメモリなどのイメージが強いでしょう。

 

それらは人間の体に例えると「頭脳」と言われており、今回のテーマとなるパワー半導体は「筋肉」にあたります。

 

主に電圧や周波数、電流の流れを変えたりなどの電力交換に使われ、安定した電源を効率よく供給するためには欠かせません。

近年意識が高まっている省エネ化のカギを握るのが、パワー半導体なのです。

 

私たちの生活を支える多くの電化製品を含めて、交通や通信などの社会インフラ、そのほか様々な分野で電子機器の制御を行う重要な役割も果たします。

 

これまで進化を続けてきたパワー半導体は現在、数千V(ボルト)や数千A(アンペア)といった大きな電力を扱えるまでに成長。

 

IoT化に伴い堅調に推移する市場拡大で、開発は更に活発化していくでしょう。

 

1-2.パワー半導体の種類と働き

身近なものだと、インバータというパワー半導体が冷蔵庫やエアコン、洗濯機などに搭載され、モーターをコントロールし省エネ化する働きがあります。

 

世界的にビッグデータの活用やIoTの普及が進むなか、電力が断たれた場合にも電力を供給し続ける無停電電源装置向けのパワー半導体も好調。

 

IoT化によって人口知能の分野でも加速していきます。

 

自動運転や電気自動車の技術が進み、電装品が増えたことで1台あたりに装着されるパワー半導体の需要も急増。

今まさに株式市場の重要テーマでも、パワー半導体が関わっているのです。

 

しかし、あらゆるモノとインターネットが繋がっていく世界で最大のネックとなるのが消費電力。

高度な半導体技術を持つ日本はその問題をいち早く解決し、半導体全般とそれを作り出す半導体装置の分野でも世界を先導していかなければなりません。

 

1-3.世界的な半導体不足により、最強テーマ株へ

2021年は世界的な半導体不足を背景に、マーケットでは半導体株が最強テーマ株となっていますが、パワー半導体も脱炭素やEVシフトを追い風に注目されつつあります。

 

イギリスの市場動向調査会社Omdiaによると、2020年のパワー半導体市場は前年比+2.6%増の144億6000万ドルとなり、三菱電機が3位、富士電機が5位、東芝が6位、ルネサスエレクトロニクスが7位と日本企業の強さが目立ちます。

 

2021年に入ってからも、パワー半導体大手が増産計画を発表するニュースが相次いでいます。

 

富士電機は、パワー半導体の投資期間を5年間1,200億円から4年間に短縮することを発表。

三菱電機は約200億円を投じ、国内3ヶ所目となる量産拠点を整備することを発表しました。

 

また2021年9月13日、昭和電工はロームとパワー半導体向けSiCエピタキシャルウエハーに関する長期供給契約を締結したと発表し、これを受けて株価は上昇。

 

マーケットではパワー半導体に関するニュースを発表した個別銘柄が物色されやすい展開が続いており、半導体不足や脱炭素といった主要トレンドの影響がパワー半導体関連銘柄にとっても追い風になっています。

 

【ここだけチェック!】
  • パワー半導体は安定した電源を効率よく供給するために重要なパーツ
  • AIや自動車、IoTなどの重要テーマでもパワー半導体は関わっている

 

2.IT技術の進展で拡大し続ける半導体市場

IoT化に伴い今後の需要拡大は必須のテーマとなるパワー半導体。

 

注目の新技術と5年後、10年後の半導体市場について、株式投資のヒントとなる話題を取り上げていきます。

 

2-1.次世代のパワー半導体に有力視

2017年7月に入り前半を振り返ってみると、相場を引っ張っていたのはやはり半導体関連銘柄ではないでしょうか。

 

これまではSi(シリコン)素材が主流のパワー半導体でしたが、電力損失を軽減できる新しい素材としてSiC(シリコンカーバイド)やGaN(ガリウムナイトライド)に注目が集まりました。

 

また、それを上回る次世代型として今まさに研究が進められている「酸化ガリウム系パワー半導体」の今後にも注目です。

 

高品質でありながら、製造が本格化して生産効率が上がると低価格化が実現できる。

そんな未来に向けた設備投資が2018年にかけて進んでいくので、パワー半導体市場はさらに活性化していく見込みです。

 

後ほど関連銘柄も挙げていきますのでぜひチェックしておきましょう。

 

2-2.2025年には倍以上の市場拡大を見込む

市場調査によると、パワー半導体の世界市場は2016年から2025年にかけて以下のような推移が予想されています。

  • Siは2.4兆円から2.9兆円 (1.2倍)
  • SiCは200億円から1,400億円 (7倍)
  • GaNは14億円から450億円 (32倍)

 

世界の電力事業の半分以上はモーター駆動に用いられていますが、そのうちの6割以上が工場などで使われています。しかし、その2割程度にしか効率化できる装置が搭載されていないことからパワー半導体需要は着実に成長するでしょう。

 

本格的な普及は2020年頃からという観測がありますので、いまから投資対象を定めておくのも遅くありません。

それに伴い、半導体製造装置の市場もチェックしておくべきでしょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 研究が進められている「酸化ガリウム系パワー半導体」にも注目
  • 本格的普及が見込まれる2020年までに関連銘柄を押さえておくべき

 

3.パワー半導体関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

 

パワー半導体関連銘柄の動向を見ていきましょう。

2-1.世界的なパワー半導体メーカー!【6504】富士電機

パワエレシステムに強い重電大手の【6504】富士電機は、パワー半導体大手の中でも特に物色されやすい代表的なパワー半導体関連銘柄となっています。

 

日本のパワー半導体トップ企業は【6503】三菱電機ですが、事業規模の関係から、パワー半導体関連としては富士電機の方が物色されやすい傾向があります。

 

富士電機の株価は、2020年10月には一時3,105円を付けていましたが、2021年6月7日には5,380円まで買われました。

 

この1年で最大+73%の上昇率となっており、2021年9月時点でも5,200円前後の高値圏で推移し続けています。

いつ高値をブレイクアウトしてもおかしくない状況です。

パワー半導体大手企業では、【6963】ロームもこの1年で最大+81%となっており好調です。

 

2-1.パワー半導体基板を手掛ける!【6890】フェローテックホールディングス

真空シールなどに強い半導体製造装置部品会社の【6890】フェローテックホールディングスは、パワー半導体関連銘柄にも位置付けられる半導体株です。

 

同社は、パワー半導体基板を手掛けており、2021年1月にはEV向けパワー半導体基板の生産能力を2倍以上に増強する検討に入ったと報じられました。

 

同社の株価は、2020年9月には一時759円を付けていましたが、この1年は右肩上がりで上昇しており、2021年9月13日には4,100円まで上がっています。

この1年の最大上昇率は+440%です。

この他のパワー半導体関連銘柄としては、【6844】新電元工業が+181%、【6707】サンケン電気が+223%、【6337】テセックが+397%などとなっています。

※上昇率は、2020年9月以降の安値から2021年9月高値までの値。

 

パワー半導体関連銘柄は、半導体不足や脱炭素によるEVシフト需要を背景に強いテーマ株となっており、脱炭素の機運が世界的に高まった2020年秋から1年間でほぼ全面高となっています。

 

【ここだけチェック!】
  • パワー半導体関連銘柄は、半導体不足や脱炭素によるEVシフト需要を背景に、2020年秋から2021年に掛けてほぼ全面高となっている。

 

4.注目3選!パワー半導体期待の関連銘柄

次世代半導体として注目を浴びるパワー半導体の開発に力を入れる企業から、今後も堅調な伸びが期待できる関連銘柄をピックアップしていきます。

 

4-1.【6503】三菱電機

市場 東証一部
業種 電気機器
単位 100株
比較される銘柄 日立、東芝、パナソニック
注目ポイント パワー半導体に求められる高性能製品の開発に注力

総合電機大手の三菱電機は、家庭用のエアコンや太陽光発電を含む家電と半導体に強みを持つ。

 

今年はパワー半導体の分野で10%の成長を目指すと公言し、シェア15%を誇るヨーロッパに技術マーケティング拠点を開設と、本格始動。

 

3月にはハイブリッド電機自動車用のパワー半導体も開発するなど、積極的にパワー半導体の分野も開拓している。

 

4-2.【4004】昭和電工

市場 東証一部
業種 化学
単位 100株
比較される銘柄 三菱ケミHD、住友化、三井化学
注目ポイント パワー半導体用の高品質な材料を供給

50億円を投じて生産能力を高めてきたため、炭化ケイ素が素材の省エネ性能が高い次世代のパワー半導体材料を量産できる強みを持つ。

 

炭化ケイ素は、主流のシリコンと比較すると電力消費を7割も抑えることができ、主に空調設備や地下鉄車両に使われている。

 

2020年頃から自動車への本格的導入に向けて、需要はさらに拡大し現在の7倍に伸びるとの観測。

 

4-3.【6707】サンケン電気

市場 東証一部
業種 電気機器
単位 1,000株
比較される銘柄 新電元、オリジン、東芝
注目ポイント 業界を先導して次世代パワー半導体を手掛ける

次世代パワー半導体として注目のSiC及びGaNを手掛ける大手。

 

電源3社の中で最も事業規模が大きく中心的存在であり、半導体技術を核に応用製品も展開する。

 

業績も好調でIoT普及を追い風にパワー半導体関連銘柄の中でも期待値は高い。

 

5.まとめ

市場規模の拡大を続けてきたパワー半導体は、IoTの普及期に入ることで最も恩恵を受けて成長を加速させていくことになります。

 

既製品だけでなく全てのモノと通信できるようになり、省エネ化も必須となる時代のなか次世代テクノロジーが発展するほとパワー半導体は不可欠。

 

株式市場の息の長いテーマとして注目していきましょう。

 

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