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欧州(ヨーロッパ)関連銘柄でおすすめの銘柄は?ユーロ円相場にも注目!

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DMG森精機は+55%!アークは+56%!

 

日本の株式市場は、アメリカ市場やドル相場の影響を大きく受けることが多くなっていますが、

ヨーロッパ経済やユーロ相場の影響を大きく受ける欧州(ヨーロッパ)関連銘柄も少なくありません。

 

近年はソフトバンクグループがイギリスの半導体大手ARM、武田薬品工業がアイルランドの医薬品大手シャイアーを買収するなど、

M&Aによって欧州比率が高まる企業も出てきています。

 

欧州(ヨーロッパ)関連銘柄に注目していきましょう!

 

 

1.欧州(ヨーロッパ)関連銘柄とは?

 

ヨーロッパ向けの売上比率が高い欧州(ヨーロッパ)関連銘柄を抑えておきましょう。

 

1-1.欧州(ヨーロッパ)関連銘柄って?

今回注目する欧州(ヨーロッパ)関連銘柄とは、売上に占める欧州比率が高い銘柄のことです。

 

欧州売上比率が高い銘柄は、ユーロ高・円安となれば業績に追い風となり、ユーロ安・円高となれば業績に逆風となります。

このため欧州(ヨーロッパ)関連銘柄は、「ユーロ高メリット関連銘柄」と呼ばれることもあります。

 

日本株投資をする上ではドル円相場は必ずチェックしておかなければいけませんが、欧州関連銘柄を手掛ける場合はユーロ相場もチェックしておくことが重要です。

 

またイギリス向け比率が高い場合はポンド相場もチェックしておきましょう。

 

なお近年はソフトバンクグループがイギリスの半導体大手ARMを、武田薬品工業がアイルランドの製薬会社シャイアーを買収するなど、欧州企業へのM&Aによって欧州売上高が急増する企業も増えています。

 

1-2.2019年のヨーロッパ経済の動向は?

2019年のヨーロッパ経済の動向や、ユーロ円相場について抑えておきましょう。

 

2018年から本格化し始めた米中貿易摩擦はヨーロッパ経済にも大きな打撃を与えており、

2019年4-6月期の実質GDP成長率は、ドイツが前期比-0.1%、イギリスが前期比-0.2%となり、ユーロ圏全体も+0.2%に留まっています。

 

米中貿易摩擦の余波に加えてイギリスのEU離脱を巡る混乱、ドイツ銀行のデリバディブ危機による経営破綻懸念など、ヨーロッパ経済には先行き不透明感が拭えません。

 

続いて2019年のユーロ円相場の動向を見ていきましょう。

 

ユーロ円相場の動向

ユーロ円は、この1年間でユーロ安に傾いています。

2018年11月には1ユーロ=130円手前で推移していましたが、2019年9月には一時1ユーロ=116円前半までユーロ安が進行。

 

また欧州(ヨーロッパ)関連銘柄へ投資をする上でも、ユーロという通貨の特徴を簡単に抑えておきましょう。

 

ヨーロッパも日本と同じく低成長・低金利の状況にあり、ヨーロッパの中央銀行である欧州中央銀行(ECB)はマイナス金利政策を実施しています。

 

このためユーロは円と同様にゼロ金利通貨となっており、

金利を目的とした外貨預金やスワップポイントを目的としたFX取引においてユーロを保有するメリットはほとんどありません。

 

欧州中央銀行のマイナス金利政策が長期化していることは、ヨーロッパの主要中央銀行に大きな打撃を与えており、ドイツ銀行やイギリスのHSBCなどでは大規模な人員削減を発表しています。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 欧州(ヨーロッパ)関連銘柄とは、欧州売上比率が高い銘柄のこと
  • 欧州(ヨーロッパ)関連銘柄は、ユーロ高・円安になると業績にプラスとなる
  • 足元の欧州経済はやや不調であり、この1年間でユーロ安が進んでいる

 

2.欧州(ヨーロッパ)関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

 

2019年の欧州(ヨーロッパ)関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。

 

2-1.日本株を代表する欧州関連銘柄!【7873】アーク

自動車や家電製品、医療機器などの試作品製作大手【7873】アークは、欧州(ヨーロッパ)関連銘柄を代表する銘柄です。

同社の欧州売上比率は50%を超えており、東証に上場している銘柄の中でもダントツとなっています。

 

同社の株価は米中貿易摩擦によって2018年に大きく下げており、2019年1月初めには73円の超低位株となっていました。

2月には反発して114円まで上昇していますが、その後はほぼ横ばいに。

2019年に入ってからの上昇率は最大+56%となっており、2019年10月現在は100円前後で推移しています。

同銘柄は2019年に入ってから上昇していますが、100円未満の超低位株(ボロ株)であることから、投機的な資金が入った側面が強いと見られます。

 

2-2.世界最大の工作機械メーカー!【6141】DMG森精機

NC旋盤やMCに強い世界最大の工作機械メーカー【6141】DMG森精機も、欧州比率が高い欧州(ヨーロッパ)関連銘柄として知られています。

 

同社は2015年に欧州最大の工作機械メーカーであるドイツのギルデマイスター(DMG)社を子会社化し、世界最大の工作機械メーカーとなりました。

M&Aによって欧州関連銘柄となった銘柄の代表格と言えます。

 

同社の株価は2018年にハイテク株が軒並み暴落した例に漏れず、2018年の1年間で2,747円から1,116円にまで暴落しました。

しかし2019年には反発。

2019年1月初めに付けていた1,181円から、2019年10月には1,842円にまで戻しています。

2019年の上昇率は最大+55%です。

 

2019年に上昇している欧州(ヨーロッパ)関連銘柄を2銘柄見てきましたが、

この2銘柄以外の欧州(ヨーロッパ)関連銘柄は、力強い値動きをしているとは言えません。

 

2019年には2018年の反動から多くの銘柄が反発していますが、欧州経済の先行きは不透明です。

この1年でユーロ安が進んだこともあり、欧州(ヨーロッパ)関連銘柄は反発が遅れていると言わざるを得ない株価動向となっています。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 2019年には、欧州比率が50%を超えるアークと世界最大の工作機械メーカーDMG森精機が大きな反発となっている
  • しかし上記2銘柄以外の欧州(ヨーロッパ)関連銘柄は苦しい値動きとなっている

 

3.欧州(ヨーロッパ)関連銘柄リスト

 

銘柄 備考
【4902】コニカミノルタ 複合機メーカー、X線撮影装置などの医療用機器にも強み
【5202】日本板硝子 建築・自動車用板ガラス、イギリスのピルキントンが子会社
【5363】TYK 耐火物製品メーカー
【6141】DMG森精機 世界最大の工作機械メーカー、ドイツのDMGが子会社
【6586】マキタ 電動工具メーカー
【6737】EIZO ディスプレー専業メーカー
【6789】ローランド 業務用プリンターや切削加工機の世界的メーカー
【6914】オプテックスグループ 防犯用・自動ドア用・工場用などのセンサー大手
【7309】シマノ 自動車用部品メーカー、高級スポーツカーに強み
【7873】アーク 自動車や家電製品などの試作品製作

 

4.オススメの欧州(ヨーロッパ)関連銘柄3選!

 

2020年以降に向けておすすめの欧州(ヨーロッパ)関連銘柄を見ていきましょう。

 

4-1.【7309】シマノ

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市場 東証一部
注目ポイント 自動車用部品と釣具の製造を柱にするアウトドアスポーツメーカー

シマノは、高級スポーツカーの部品製造では世界トップメーカーです。

ヨーロッパ経済が低迷していることから、欧州(ヨーロッパ)関連銘柄は多くの銘柄が中長期的に冴えない値動きとなっています。

しかし同社はこの4年間は高値圏で推移しており、高値圏をブレイクアウトして一段高となっても不思議ではありません。

テクニカル分析の観点から見ると最もおすすめの欧州(ヨーロッパ)関連銘柄だと言えます。

 

4-2.【6914】オプテックスグループ

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市場 東証一部
注目ポイント センサー大手メーカー、防犯や自動ドアに強み

センサーメーカー大手のオプテックスグループは、2012年に監視カメラ用補助照明に強いイギリスのRAYTEC LIMITED社を子会社化するなど、積極的なM&Aによる世界展開を進めています。

欧州売上比率は30%超え。

また同社が手掛けるセンサーは、マーケットで最強のテーマ株であるAIやIoTになくてはならないものであるため、今後の成長に期待が持てます。

 

同社の株価は2012年12月のアベノミクスからの約7年間で最大7倍以上にまで上昇。

2018年には上昇の反動から大きく下げましたが、2019年5月に底を打ってからは再び反発し始めており期待です。

 

4-3.【6789】ローランド ディー.ジー.

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市場 東証一部
注目ポイント 広告・看板用インクジェットプリンターの世界的メーカー

ローランド ディー.ジー.は、広告・看板用インクジェットプリンターとしては世界最大のメーカーであり、欧州売上比率は30%を超えている欧州(ヨーロッパ)関連銘柄です。

株価は中長期的には停滞しており、2014年8月に付けた4,440円の高値から、2019年10月現在は2,100円と半減しています。

 

ただ同社は3Dプリンター関連銘柄としても期待されており、3Dプリンターの未来に可能性を感じるなら長期投資におすすめの銘柄です。

 

5.まとめ

 

欧州(ヨーロッパ)関連銘柄はハイテク系の輸出企業が多く、2018年の米中貿易摩擦によって多くの銘柄が大きな下落となりました。

 

ヨーロッパ経済の低迷から、2019年にも停滞している銘柄が多くなっている傾向が見てとれます。

ヨーロッパは、日本と同様に先進国特有の長期停滞に陥っている可能性が高いと言わざるを得ません。

 

欧州(ヨーロッパ)関連銘柄に投資するとしても、M&Aによる海外展開を積極的に行っている成長企業やセンサーIoTといった2020年以降の成長テーマを手掛けている銘柄を選ぶことをおすすめします。

 

イギリスのEU離脱騒動や欧州中央銀行の金融政策、ユーロ円相場などにはアンテナを張っておき、欧州(ヨーロッパ)関連銘柄の動向を要チェックしておきましょう。

 

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