- 2020-3-30
- テーマ株
【7069】サイバー・バズはIPO+73%から+119%まで上昇!
YoutubeやTwitter、InstagramといったSNS全盛の時代となっていますが、これらのSNSで多くのフォロワーを持つインフルエンサーは、社会のトレンドを左右するほどの影響力を持つようになっています。
インフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングは市場規模を年々拡大し続けており、マーケットでもインフルエンサー関連銘柄には大きな注目が集まっています。
インフルエンサー関連銘柄に注目していきましょう!
目次
1.インフルエンサー関連銘柄とは?
SNS全盛の時代とあって、インフルエンサー関連銘柄がマーケットでも注目を集めつつあります。
1-1.インフルエンサーとは?
インフルエンサーとは、社会に対して大きな影響力を持つ人物のことです。
最も典型的なインフルエンサーとしては、テレビやCMなどにも出演している芸能人やスポーツ選手が挙げられます。
SNS全盛の現代では、TwitterやInstagramのフォロワー数が多い個人がインフルエンサーと呼ばれることが多くなっています。
具体的には、人気ブログを運営する「ブロガー」、Youtubeで影響力がある「ユーチューバー」、Instagramで多くのフォロワーを擁する「インスタグラマー」などが代表的なインフルエンサーです。
近年インフルエンサーが急速に注目されている背景には、企業が一方的に情報を発信する従来の広告よりも、口コミによる広告効果の信頼度が上がっていることが挙げられます。
企業が影響力のあるインフルエンサーに直接依頼して商品を宣伝してもらうことは「インフルエンサーマーケティング」と呼ばれており、企業広告として急速に広まっています。
インフルエンサーによっては不適切な言動によって製品イメージが傷付くこともあり、またステルスマーケティングと非難されるリスクがあるといったデメリットもあるものの、市場規模が急速に広まっていることは間違いありません。
1-2.インフルエンサー関連銘柄にはどのような銘柄がある?
株式会社デジタルインファクトが2019年3月に行ったインフルエンサーマーケティング市場の調査によると、2018年の市場規模は219億円です。
内訳は以下となっています
- YouTube:85億円
- Instagram:59億円
- ブログ・Twitter:50億円
- その他:25億円
インフルエンサーマーケティング市場は今後も拡大し、2028年には933億円規模に達すると予測されています。
成長著しいインフルエンサー関連銘柄にはどのような銘柄があるのかを見ていきましょう。
インフルエンサー関連銘柄としてまず抑えておかなければいけないのが、ユーチューバーマネジメント企業の【3990】UUUM(ウーム)です。
同社はインフルエンサー関連銘柄としては最大手の企業であり、インフルエンサー関連銘柄を代表する銘柄となっています。
同様に、芸能人やスポーツ選手のマネジメントなどを手掛けている銘柄やSNSマーケティングを手掛けている銘柄がインフルエンサー関連銘柄として挙げられます。
また、実演販売を通した卸売業を手掛けるコパ・コーポレーションは、インフルエンサー関連銘柄としても期待されており、東証マザーズへのIPO手続きを進めているとのことです。
コパ・コーポレーションは2020年4月2日に東証マザーズに上場する予定でしたが、新型コロナウイルスの拡大や原油安の影響によって上場を延期しており、今後のIPO動向が注目されます。
- SNSの口コミ広告の高さから、インフルエンサーマーケティングは市場規模を急速に拡大している。
- インフルエンサー関連銘柄としては、ユーチューバーマネジメント企業のUUUMが代表的。
2.インフルエンサー関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2019年から2020年に掛けて直近1年間のインフルエンサー関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.ユーチューバーマネジメントを手掛ける!【3990】UUUM
ユーチューバーマネジメントや動画制作支援などを手掛ける【3990】UUUM(ウーム)は、インフルエンサー関連銘柄の代名詞的な銘柄です。
同社には、HIKAKINやはじめしゃちょーといった日本を代表するユーチューバーが多数所属しており、日本有数のインフルエンサー企業と言って間違いありません。
同社の株価は、好業績を背景に2018年後半から大きく上昇し、2019年2月には6,870円の上場来高値を付けました。
しかしこの1年は冴えない値動きとなっており、2020年3月現在は2,000円前後まで値を落としています。
2018年後半から2019年2月に掛けて上げた分の株価を、この1年間で全て戻してしまいました。
2-2.SNSマーケティング専業企業!【7069】サイバー・バズ
ソーシャルメディアマーケティング専業の【7069】サイバー・バズは、新規上場したばかりのインフルエンサー関連銘柄です。
同社は、TwitterやInstagramのインフルエンサー向けの広告サービス「NINARY」を始め、ソーシャルメディアマーケティング支援やSNSアカウント運用代行サービスを手掛けています。
同社は2019年9月に新規上場しました。
公開価格2,300円に対してIPO初値は4,000円を付け、+73%というIPOとして大成功を収めています。
新規上場後にも上昇を続け、2020年1月には8,760円まで上昇。
IPO初値からの上昇率は最大+119%となりました。
ただ、その後は新型コロナウイルスによる世界株安の影響もあり、2020年3月末時点では3,500円前後まで値を大きく落としています。
3.インフルエンサー関連銘柄リスト
銘柄 | 備考 |
【2180】サニーサイドアップグループ | PR会社。スポーツ選手のマネジメントを手掛ける。 |
【3758】アエリア | 有名人のパーソナル動画メッセージ提供サービス「セレブレイトメッセージ」。 |
【3929】ソーシャルワイヤー | プレスリリース配信代行大手。インフルエンサーマーケティング「Find Model」。 |
【3990】UUUM | ユーチューバーマネジメント。HIKAKINやはじめしゃちょーなどが所属。 |
【3995】SUKIYAKI | アーティストのSNSマーケティング。 |
【4286】レッグス | キャラクターやアーティストを使ったマーケティングサービス。 |
【6069】トレンダーズ | 食・美容領域でのインフルエンサーマーケティング。 |
【6081】アライドアーキテクツ | SNSを使ったマーケティング支援。 |
【6094】フリークアウト | ネット広告事業、東南アジア最大級の女性向けオンラインメディア「Spice」。 |
【7069】サイバー・バズ | TwitterやInstagramのインフルエンサー向けの広告サービス「NINARY」。 |
4.オススメのインフルエンサー関連銘柄3選!
2020年以降におすすめのインフルエンサー関連銘柄を3銘柄見ていきましょう。
4-1.【3990】UUUM
市場 | 東証マザーズ |
注目ポイント | ユーチューバー向けマネジメントや動画制作サポートを提供する。 |
日本を代表するユーチューバーが多数所属するUUUMは、インフルエンサー関連銘柄として外すことはできません。
この1年で株価は大きく下落していますが、インフルエンサーマーケティングの市場拡大が続く以上は成長企業として期待できます。
4-2.【7069】サイバー・バズ
市場 | 東証マザーズ |
注目ポイント | インフルエンサー向けSNS広告サービスやSNSマーケティング支援を手掛ける。 |
SNS専業の広告・マーケティング会社であるサイバー・バズは、売買代金ではUUUMに次ぐインフルエンサー関連銘柄となっています。
IPOしたばかりで、長期的には売り圧力が強まることが懸念されるものの、インフルエンサーマーケティングの市場拡大で注目しておくべき銘柄に違いありません。
4-3.【3929】ソーシャルワイヤー
市場 | 東証マザーズ |
注目ポイント | プレスリリース配信代行大手。 |
ソーシャルワイヤーは、プレスリリース配信大手であり、インフルエンサーマーケティングにも力を入れています。
具体的には、Instagramを中心としたインフルエンサーに企業の商品やコンテンツを実際に利用してもらうインフルエンサーマーケティングを「Find Model」というブランドで展開しています。
株価はこの2年間で4分の1程度まで大きく下落していますが、いつ反発してもおかしくありません。
4.まとめ
この1年間のインフルエンサー関連銘柄の動向を見ると、ユーチューバーマメジメントを手掛けるUUUMは大きく値を下げた一方で、2019年9月にIPOしたサイバー・バズは大きく値を上げました。
UUUMは2018年には大きく値を上げていたため、2018年のUUUM、2019年のサイバー・バズと、マーケットではインフルエンサー関連銘柄は2年連続で大きく注目されていたと言えます。
YoutubeやTwitterといったSNSの発展が今後も続くことは間違いなく、インフルエンサーマーケティング市場は拡大を続けることはほぼ確実な情勢です。
ただインフルエンサー関連銘柄はハイリスク・ハイリターンの新興銘柄が多いため、投資する際にはリスク管理に気を付けることが重要となります。
SNSやインフルエンサーに関するニュースにはアンテナを張っておき、インフルエンサー関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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