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再生医療の要!iPS細胞関連株の注目すべき3銘柄

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世界中で研究・開発が行われている再生医療。

 

そのなかでも日本発の「iPS細胞」は過去にノーベル賞を受賞したこともあり、特に注目度の高い細胞です。

 

がん免疫治療薬の開発を手掛けているiPS関連銘柄の【4594】ブライトパス・バイオは、過去に株価8.4倍を記録した実績もあります。

 

iPS細胞の研究はまだまだ成長途中にあり、政府も国策として掲げているテーマ株です。

 

今回はiPS細胞関連銘柄で上昇してきた理由と、これから注目すべき関連銘柄についてご案内します。

 

1.日本発のiPS細胞関連銘柄に期待

iPS細胞関連銘柄がどのようなものなのか、直近のiPS細胞状況はどうなっているのかを見ていきましょう。

 

1-1.iPS細胞関連銘柄とは

iPS細胞とは、分裂と増殖を経ても維持ができる「自己修復機能」を持たせた細胞です。

2006年に京都大学iPS細胞研究所所長の山中教授らが、初めてヒトiPS細胞の作成に成功しました。

 

その後7年で加齢黄斑変性の患者への医療応用が実現し、新たな再生医療として大きな話題になりました。

 

2012年10月には山中教授がiPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞したことにより、iPS細胞の存在が世界に広く知れ渡り、バイオ株が爆発的な勢いで株価上昇。

 

政府もiPS細胞研究などの再生医療に対し、今後10年で1,100億円規模の長期的支援を行うと発表し投資家の物色に繋がりました。

 

 

iPS細胞関連だけに言えるわけではありませんが、バイオ関連銘柄は全体的に値動きが激しいためハイリスクハイリターンの傾向も。

 

しかし値動きが軽く流動性が高い特徴のほかに、地合いの影響を受け難い銘柄でもあります。

そのため地政学的リスクが深刻化したときや、為替が円高相場に振れた際には短期の資金が流入することも多々あります。

 

1-2.直近のiPS細胞関連の動き

京都大学や理化学研究所と共に、目の難病やパーキンソン病向けにiPS細胞を用いた治療薬の研究を進めているのが【4506】大日本住友製薬です。

 

この【4506】大日本住友製薬がiPS細胞製造工場が、2018年3月1日完成したと発表しました。

iPS細胞由来の細胞製品の製造施設は世界初。

 

これを材料視した買いが集まり、

2月28日の終値1,605円から6月1日には2,297円の高値を付けました。

 

また最近では【4929】アジュバンコスメジャパンが理化学研究所と共に脱毛症治療に向けた非臨床試験を開始。

再生医療で薄毛を治す治療法は世界初で、こちらも材料視され2日連続ストップ高をたたき出しました。

 

上でも書いてある通り、iPS細胞関連銘柄は値動きが軽く流動性が高い特徴があるため、材料一つで大きく株価が上昇する傾向があります。

 

 

【ここだけチェック!】
  • ノーベル賞受賞でバイオバブルが期待できる
  • 今年に入ってからiPS関連銘柄は大きく動き始めている

 

2.過去に上昇したiPS細胞関連銘柄と、その上昇理由

過去に上昇した関連銘柄と、その上昇理由を見ていきましょう。

 

2-1. 欧州で成立見込みの軟骨再生シート基本特権が株価4.4倍

銘柄 安値 高値 倍率
【7776】セルシード 2018年2月14日 安値 451円 2018年4月2日 高値 2,020円 +1,569円(+347.89%)

変形性膝関節症の治療を目的に研究開発した、軟骨再生シートの基本特権が欧州で成立される見通しになったと発表。

 

軟骨再生シートは細胞シート再生医療薬品パイプラインの一つであり、投資家から大きな期待を集めたことにより株価を急騰させました。

 

2-2.共同研究契約締結と特許国内成立によって株価2.2倍

銘柄 安値 高値 倍率
【4594】ブライトパス・バイオ 2017年10月20日 安値 432円 2018年1月15日 高値 968円 +536円(+124.07%)

国立がん研究センターが研究開発している、ネオアンチゲンワクチンによる完全個別化がん免疫療法の共同研究契約を締結したと発表。

 

その後も多能性幹細胞を用いた免疫機能再建法に関する特許が国内で成立したことで、更に株価を押し上げました。

 

2-3.臨床試験支援業務と臨床薬理試験の受託が好調で株価2.2倍

銘柄 安値 高値 倍率
【2372】アイロムグループ 2018年2月6日 安値 1,606円 2018年3月7日 高値 3,545円2018年3月7日 高値 3,545円 +1,939円(+120.73%)

がんや難治性疾患の臨床試験支援業務の新規受託が好調だったことと、利益率の高い臨床薬理試験の受託が増加したことで収益を膨らませました。

 

業績好調により従来予想よりも37.5%増しの上方修正となったことが材料視され、株価を大きく上昇させました。

 

2-4.新規SSEA-3抗体に関する販売契約を締結、赤字縮小で株価2.1倍

銘柄 安値 高値 倍率
【4570】免疫生物研究所 2018年2月14日 安値 716円 2018年4月2日 高値 1,548円 +832円(+116.2%)

同社は株式会社生命科学インスティテュートと新規SSEA-3抗体に関する販売契約を締結したと発表。

 

今回の契約締結で今後は大学や製薬企業といった研究機関への販売を行うとしており、これを材料視した買いが集まりました。

 

その後、18年3月期の連結経常損益を従来予想の赤字1.2億円を0.7億円まで縮小する見通しとなったことも株価を押し上げる要因となったようです。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 新製品の開発や特許の成立は投資家の買いを誘い易い材料となる
  • 業績の上方修正や赤字縮小のサプライズ発表は株価に反映しやすい

 

3.主要のiPS細胞関連銘柄

 

銘柄 備考
【4974】タカラバイオ 政府がiPS細胞の研究を成長戦略の重点分野としたことで、遺伝子研究用試薬と機器販売が主力の同社が強く恩恵を受ける。
【2370】メディネット 東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーで、医療機関にがん免疫細胞療法の支援サービスを提供している。
【2395】新日本科学 iPS細胞などの再生医療関連解析・画像診断システムを導入し、大型前臨床試験受託に注力している前臨床試験受託の最大手。
【7707】PSS バイオ関連機器のOEMが主体で、独自のDNA抽出技術を持つベンチャー企業。
【4582】シンバイオ製薬 がん・血液・自己免疫疾患の3領域に特価した医薬品の開発を手掛けており、他社の新薬候補の製品化も行っている。
【7776】セルシード 東京女子医科大学発の細胞シート再生医療主体ベンチャー企業。軟骨再生用シートの基本特許が欧州で成立する見通し。
【7774】Jティッシュ 自家培養表皮・角膜上皮・軟骨を開発している、富士フイルムHD傘下の再生医療ベンチャー企業。
【2191】テラ 東京大学医科学研究所発のベンチャー企業。がん免疫療法のノウハウを提供しているほか、細胞治療支援事業も手掛けている。
【4978】リプロセル iPS細胞関連の研究試薬や臨床検査を手掛けるベンチャー企業で、東京大学や京都大学と共同で研究を行っている。
【2372】アイロムグループ 治験施設支援機関事業が主力で、再生医療や遺伝子装薬などの先端医療事業を手掛けている。臨床用のiPS細胞作成ツールの販売も。

 

 

4.おすすめのiPS細胞関連銘柄!

iPS細胞関連銘柄に関する企業で、これから注目すべき銘柄をピックアップします。

 

4-1.【7776】セルシード

 

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市場 ジャスダック
業種 精密機器
単位 100株
比較される銘柄 Jティッシュ、PSS、3DM
注目ポイント 細胞シート再生医療主体のバイオ企業。軟骨再生シートの基本特許が欧州で成立見込み

細胞シート再生医療を主体とする東京女子医大発のバイオベンチャー企業。

 

2018年3月27日の取引終了後、軟骨再生用シートの基本特許が欧州で成立する見通しになったと発表。

 

その後、わずか約2ヶ月で株価4.4倍にまで膨れ上がる程の大暴騰を見せました。

 

細胞シートとiPS細胞どちらも再生医療には必要不可欠と言われており、iPS細胞関連として知名度の高い同銘柄は引き続き要注目です。

 

4-2.【4901】富士フイルム

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市場 東証一部
業種 化学
単位 100株
比較される銘柄 キヤノン、コニカミノルタ、東芝
注目ポイント 世界トップレベルのiPS細胞関連技術を持つFCDI社を完全子会社に持つ

ヘルスケア領域の成長戦力を推進しており、バイオ医薬品開発や製造受託といった再生医療へ積極的に投資しています。

 

世界トップレベルのiPS細胞関連技術を持つセルラー・ダイナミクス・インターナショナル社(CDI社)を完全子会社に持ちます。

 

連結業績予想も良く、年間配当予想を前期比5円増となった事も好感。

 

現在は米事務機器大手ゼロックス社を無事に買収できるかどうかに注目が集まっています。

 

4-3.【4593】ヘリオス

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市場 東証マザーズ
業種 医薬品
単位 100株
比較される銘柄 リプロセル、ジーンテクノサイエンス、ブライトパス・バイオ
注目ポイント 米アサシス社が開発する幹細胞製品の独占的ライセンス権を拡大

同社はiPS細胞の技術で難病の治療薬開発を行っているバイオベンチャー企業です。

 

2018年6月8日、米アサシスから導入した幹細胞製品「マルチステム」の独占的ライセンス権を拡大すると発表。

 

これにより日本国内限定で行っていた開発・販売の対象を、全世界へ拡大することとなりました。

 

がん同様に注目され易い「眼科再生治療薬」の開発を行っているため、iPS細胞関連銘柄の中でも特に注目が集まり易い銘柄となっています。

 

4-4.【3645】メディカルネット

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市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業
単位 100株
比較される銘柄 MRT、ケアネット、メドピア
注目ポイント 遺伝子検査事業を手掛ける株式会社ミルテルと資本業務提携

自由診療歯科やエステ向けのポータルサイトを運営している同社。

 

広告収入を主体にしており、歯科検索サイトは好調。

 

末病・疾患の早期発見検査を手掛けている株式会社ミルテルと資本業務提携しました。

 

歯の再生医療は臓器の再生に比べて比較的扱い易く、2017年の時点で既に犬の歯を再生することに成功しています。

 

再生医療の中でも早い段階から実用化される可能性がある為、iPS関連銘柄として同銘柄にも注目が集まりそうです。

 

5.まとめ

 

再生医療はこれまで治療法のなかった疾患の治療ができるようになったり、ドナーを待たなくても自分の細胞で臓器を製造できるようになったりと、医療の可能性を無限大に広げてくれます。

 

数ある再生医療のなかでも日本発の「iPS細胞」は過去にノーベル生理学・医学賞を受賞したこともあり、世界に広く知れ渡りました。

 

2012年~2013年のバイオバブル後、大きな動きを見せてこなかったものの今年に入ってからは再び注目を集めるようになっています。

 

流動性が高く値動きの軽い特徴があるため、地合いの影響を受けずに投資ができる銘柄でもあります。

 

一つの材料で株価に大きく反映することが多いため、これからの動向には注意深く見ておくことをおすすめします。

 

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