株の基礎知識

外国人投資家の売買動向を知ろう!日経平均株価に与える影響と今後の展望

 

株式投資をしている人なら「外国人投資家」の動向の重要性は承知のうえ。

しかし、実際に外国人投資家がどういうものなのか?日本の株式市場にどういった影響を与えているのか?

彼等の売買動向など、しっかりと理解していない方は多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、外国人投資家が日本経済に与える影響と売買動向について解説していきます。

外国人投資家の動向を追う事は市場の相場動向を見通す手掛かりにもなりますので、しっかり把握しておきましょう。

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外国人投資家の売買動向は重要

外国人投資家の売買動向や日経平均株価に与える影響について解説していきます。

外国人投資家とは

外国人投資家とは、その名の通り日本に居住していない外国籍の投資家の事を言います。

政治系のファンドやヘッジファンド、年金基金や投資信託などが代表的。

 

外国人投資家は様々な市場に幅広く投資を行っておりますが、そのなかでもここ数年は証券市場での売買シェアが高く、日本の株式市場にとても大きな影響を与えています。

 

外国人投資家の投資スタイルは短期目線で先物売買を中心に行ったり、中長期目線のマクロ戦略で売買を行ったりと様々です。

とは言え、全体的に見ると個人投資家や信託銀行などと比べて短期での投資を好む傾向があります。

外国人投資家が日経平均株価に与える影響

長期保有を行う外国人投資家は1回の注文金額がとても大きく、売買代金も比例しています。

 

実際に2017年の東証1部の売買代金の約6割が外国人投資家によるものだったりと、彼等が日本の株式市場に与える影響はとても大きく「売り越せば日経平均は下落」「買い越せば日経平均は上昇」と言われるほど。

 

▼日経平均と外国人投資家の売買動向

※出典:https://media.rakuten-sec.net/articles/-/11132

 

外国人投資家は数週間にわたって売買を行う持続性があるため、彼らの動向を追う事は市場の相場動向を見通す手掛かりにもなります。

 

【ここだけチェック!】
  • 外国人投資家は外国籍の投資家を指すており、個人だけでなく政治系のファンドやヘッジファンド、年金基金や投資信託などが代表的
  • 外国人投資家は1回の注文金額が非常に多く、売買代金も比例して大きくなる
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外国人投資家の売買動向をチェック

外国人投資家の売買動向が確認できる投資部門別売買状況と、今後の展望について。

投資部門別売買状況で確認

投資部門別売買状況」は投資家別に見た日本株の取引状況のこと。

 

外国人投資家の「売り」と「買い」の金額や差し引きを見ることができるため、「売り越し」なのか「買い越し」なのかを一目で判断することができます。

とはいえ公開されるのが前週の情報であることから、開示された情報をそのまま鵜呑みにするのも危険です。

 

外国人投資家の持株比率が高い銘柄をリスト化して監視しましょう。

その際は「外国人保有率が4~5割」「時価総額よりも高い売上高」で四季報などを参考にスクリーニングすることをおすすめします。

 

また、外国人投資家向けの日本株ファンドをマザーファンドとする投資信託組み入れ銘柄も参考にすると良いでしょう。

 

2018年3月8日に公開された投資部門売買状況では、海外投資家が8週連続売り越しました。

その間に日経平均株価は2万5,000円以上の下げを見せていることからも、外国人投資家の売り越しや買い越しが続くとトレンドが続きやすい傾向となっています。

2019年現在から見る今後の展望

3月第1週まで6週連続で累計1.1兆円の売り越しになるなど、足元では外国人投資家の日本株売りが続いています。

しかし、直近3年間の2月3月は連続で日本株の売り越しが続いており、3月は海外投資家が売り越す傾向にあると言えるでしょう。

 

現在、日米物質貿易協定交渉や、米国による自動車関連への関税賦課の行方など不安要因を抱えてはいますが、過去10年間の動向を見ると4月は買い越し金額が年間で最も多い月。

 

今後、外国人投資家が日本株の買い越しに転じる可能性は十分高いと言えます。

 

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【ここだけチェック!】
  • 投資部門別売買状況は外国人投資家の「売り越し」「買い越し」を一目で判断できる
  • 売り越しや買い越しが4週連続で続くとトレンドが続きやすい傾向にある
  • 3月は海外投資家が売り越す傾向にあるが、4月は買い越し金額が年間で最も多い月
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まとめ

外国人投資家は株式市場での売買シェアが最も高く、日経平均に大きな影響を与えています。

例年売り越しが多い3月とは違い、4月は年間で最も外国人投資家の買い越しが多い月なので、彼らの動向はチェックしておく必要がありそうです。

 

投資部門別売買状況を上手く活用し、外国人投資家の動向を把握できるようにしておきましょう。

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