IPO

IPOへ投資する前に覚えておきたい用語集!

IPOに参加するために、複数の証券会社の口座を開設したり、申し込んだりする中で、

あれ?この単語、どういう意味なのだろう?」という場面が出てくると思います。

 

通常の株式投資とは違い、IPO独自の用語は結構多いです。

 

今回は、IPOって意外と簡単で安心して参加できるということを理解して頂くためにも、主なIPO用語をいくつか取り上げていきます。

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

IPO用語集

IPOに参加する前に覚えておきたい用語を紹介していきます。

目論見書

目論見書とは、有価証券の募集や売出しをするために投資家に対して開示する書類のこと。

記載されている情報の例をあげると、企業の事業内容(どういう仕事をしているのか)や業績(赤字なのか黒字なのか)などです。

 

この目論見書を見る事により、将来的に需要のある事業を展開しているのか、売り上げは上がっていくのかなど、IPO株を申し込む際の判断材料になります。

 

▼おすすめ記事
【IPO投資の際にチェックすべき目論見書の5項目を解説します】

有価証券

有価証券とは、株式や債券、手形や小切手など、財産権のあるものを言います。

初値

IPO株が証券取引場に上場し、初めてついた株価のことを初値と言います。

上場する企業の中でも評価が高い企業は、上場日の取引時間、午前9時から午後15時の間でも初値がつかず、上場日からズレ込んで初値がつく事もあります。

 

▼おすすめ記事
【IPO銘柄の初値予想する方法!チェックすべき5項目を解説します】

仮条件

上場する企業の株価(公募価格)をいくらで設定するのか、その株価の値幅を言います。

仮条件は、幹事に選ばれた証券会社が、機関投資家にいくらであればこの企業の株を購入するのかアンケートを取り、その結果を参考にして幹事証券会社が仮条件を決定します。

機関投資家

機関投資家とは、多額の資金を株や債券に投資して運用を行う投資家集団です。

機関投資家にあてはまるのは、銀行や保険会社、そして政府機関になります。

主幹事証券会社と平幹事証券会社

IPO株を取り扱う証券会社を幹事証券会社と言います。

 

その中でも主幹事証券会社と平幹事証券会社に区別されますが、2つの異なる点は、割り当てられる株数です。

分かりやすく言いますと、割り当てられる総株数が100株とした場合、主幹事証券会社が80株、平幹事証券会社が20株のように差があります。

 

IPOに参加する場合、主幹事証券会社から申し込んだ方が当選率は高くなります。

主幹事に選ばれやすい証券会社があるので、その証券会社の口座は開設しておいた方が良いでしょう。

 

▼おすすめ記事
【主幹事証券がIPO株の9割を取り扱うって本当?割り当てが多い理由と仕組み】

ブックビルディング

例えば、ある企業の仮条件が1,000円~1,500円の価格で決定したとします。

IPOに参加する方は、この値幅の間で、いくらで何株購入しますと申告します。

これをブックビルディングといいます。

 

ここ数年のIPOは、この仮条件の上限株価で最終的に公募価格が決定しているため、ブックビルディングを行う際は、必ず上限株価で申告をしましょう。

 

▼おすすめ記事
【IPOのブックビルディング(BB)とは?申告の仕組みと参加方法まとめ】

公募価格

公募価格とは、ブックビルディングを行ったあと最終的に決定した価格をいいます。

 

1,000円~1,500円の仮条件で、1,500円で公募価格が決定すると、見事当選された方は、1株1,500円でIPO株を購入する事になります。

 

もし、ブックビルディングで1,000円~1,500円の仮条件で、1,300円で申告を行った場合、公募価格が1,500円で決定してしまうと、残念ながら抽選対象外となります。

公募割れ

近年のIPOの初値は、公募価格を上回る結果になっており、その割合は、8割~9割です。

 

ただし、残りの1割~2割は公募価格を下回る結果が出ています。

このように上場日の初値が、公募価格を下回る事を公募割れといいます。

 

IPOに参加する前には、しっかり将来的に伸びしろのある企業なのかを調べて、公募割れの可能性を探りましょう。

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

セカンダリー投資

IPO投資の基本は、上場日に初値がついた時点で持ち株を売却し、利益を出すというものなっています。

一方、IPOのセカンダリー投資は、上場日に初値がついた後に株を購入し、値上がりしたところで早めに売却して利益を出す方法になります。

 

▼おすすめ記事
【IPOのセカンダリー投資が実は最も効率の良い稼ぎ方?!】

ロックアップ

上場する前の企業の株(IPO株)は、抽選配分や裁量配分により、個人投資家はGETする事ができますが、上場前すでに株を保持している大株主が実は存在しています。

 

上場する企業の役員や、ベンチャーキャピタルが大株主に該当します。

いざ、企業が上場し公募価格をはるかに上回る初値がついた時に、企業の役員やベンチャーキャピタルがいっせいに株を売却してしまうと、株価が暴落する恐れがあります。

 

この暴落を防ぐために、企業の役員やベンチャーキャピタルは、いくら株価が上がっても基本的に株式を売却することはできません。

これをロックアップといいます。

 

ロックアップの規制がかかった「株主」や「売れない期間」は、目論見書に記載されておりますので、一度目を通しておきましょう。

 

ロックアップ解除

企業の役員やベンチャーキャピタルに設定されていたロックアップ期間が終了すると、持ち株を売却できるようになります。

これをロックアップ解除と言います。

 

ロックアップ解除されると株価が下がる可能性は高まりますので、ロックアップ解除される付近でIPO株をまだ所持している場合は注意しましょう。

 

▼おすすめ記事
【IPO銘柄の暴落はロックアップ解除が原因?規制の条件について】

ベンチャーキャピタル

上場する前の将来的に有望な企業に対して投資をする機関であるベンチャーキャピタルは、上場する前の企業の株式を保持しており、いざその企業が上場となった時に保持している株を売却する事により利益を得ています。

 

ベンチャーキャピタルは大量の株を保持しているため、ロックアップの対象となる可能性が高くなっています。

 

▼おすすめ記事
【ベンチャーキャピタル(VC)がIPO銘柄に与える影響と収益の仕組み】

公募株

企業は施設の増設など企業の成長のために資金を調達しようとします。

この資金の調達のために、新たに発行される株を公募株と言います。

売出株

企業の役員などの大株主が、保持している自分の株を一部売り出して、個人投資家に購入してもらう株です。

公募株と売出株が抽選配分に回る事になります。

 

▼おすすめ記事
【IPOの抽選配分と裁量配分の違いを解説】

>>【無料】ゼロから安定して稼ぎ続ける投資家育成講座をタダで学ぶ

IPOチャレンジポイント

IPOチャレンジポイントはSBI証券独自のプログラムです。

 

IPOに参加し、落選した時に1ポイント付与されます。

このポイントを貯めて、ここの企業のIPO株の購入権を絶対にGETしたいという時に、SBI証券にてIPOチャレンジポイント枠で申し込むと購入権利を得られやすい仕組みになっています。

 

しかし、このポイントは大勢の方が貯めていると予想されるので、何百ポイントと地道にはなりますが、貯めて使用する事をおすすめします。

 

▼おすすめ記事
【SBI証券のIPOチャレンジポイントを貯めて賢く抽選配分を狙う!】

まとめ

IPOに参加しようとすると、難しい言葉が多く出てきます。

 

そこで言葉の意味が分からないままIPOに参加してしまうと、資金不足や申し込みミスなどを引き起こしてしまう事により抽選に参加できなかったり、せっかく購入できても公募割れで利益どころかマイナスになったりの可能性も高まります。

 

しっかりとIPO用語について理解した上で、IPOに参加しましょう。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
SNSにてすぐに
情報を受け取れます