株の基礎知識

株の注文方法は「成行・指値・逆指値」が基本!3種類の意味と使い方

株の注文方法は、「成行」「指値」「逆指値」の3種類が代表的です。

 

これから株式投資を始めようという方にとっては難しそうな専門用語のように感じられる方もいらっしゃるでしょうか。

 

今回は注文方法の具体例とともに学び、実際に取引してみると、拍子抜けするほど簡単な内容となっています。

注文方法の基本となる3種類をマスターし、上級編に進みましょう!

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株の基本となる3種類の注文方法

まずは、株式投資をするにあたって基本となる3種類の注文方法をご紹介します。

成行注文とは

成行(なりゆき)注文は、いくらでもいいから今すぐ買いたい(売りたい)という注文方法です。

 

売買を早く、確実に行いたいときに使われます。

 

自分が売買したい株の現在の値段を見て成行注文したとしても、出来高の少ない銘柄や市場価格の変動の大きい時には、思った以上に高い(安い)値段で売買が成立することもありますので、注意が必要です。

指値注文とは

指値(さしね)注文は、希望価格を指定する注文方法です。

 

株価が自分の指定した金額になった場合に限って売買したいというとき使われます。

 

例えば、1,300円の買い指値注文は「1,300円以下で売って欲しい」という意思表示です。

そのため1,299円で買える場合は1,299円で買うことになります。

 

つまり、指定した金額でしか買えないわけではありません。

 

逆に、現在の株価が1,301円の場合は1,300円以下になるまで買いが成立せず、待ち続けることになります。

逆指値注文とは

逆指値(ぎゃくさしね)注文は、株価が自分の指値以上に値上がりした場合に買い、株価が自分の指値以下に値下がりした場合に売る注文方法です。

 

つまり、指値注文の逆ということです。

自分が持っている株が下落トレンドにあって損切する場合などに使われます。

 

指値注文と逆指値注文では、あらかじめ価格設定をしておけば自動的に注文を出してくれるので、普段は仕事で忙しく、株の取引時間中に時々刻々変化する株価を見ていられない方には便利です。

 

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その他の注文方法(上級編)

続いて、注文を受ける付ける証券会社が用意しているより高度な注文方法をご紹介します。

不成注文

不成(ふなり)注文とは、注文中の指値注文が約定しなかった場合、引け時点で成行注文となる注文方法です。

 

例えば、1,200円で買えれば一番いいが、もし引けの前までに買えなかった場合は、いくらでもいいから引けまでにとにかく買いたいという場合に使われます。

OCO注文

OCO(オーシーオー)注文は、一度に2つの注文を出して、どちらかの注文が約定したら別の注文が取り消しになるという注文方法です。

 

OCOは「One Cancels the Other」の略です。

 

2つの注文には優先順位の違いはありません。

2つの注文にそれぞれどの方法が可能かは証券会社によって異なります。

IFD注文

IFD(アイエフディー)注文は、イフダン注文とも言われ、新規の注文とその決済注文を組み合わせた注文です。

 

決済注文とは最初の注文とは売買が逆になる注文のことです。

例えば、1,200円で買えたら、その株を1,250円で売る、という注文ができます。

 

最初の注文が約定しない限り(例で言うと1,200円で買えない限り)、後者の注文(1,250円で売る)は無効として扱われます。

連続注文

連続注文は、最初に出した注文が約定したら、自動的に次の注文を出すという注文方法です。

 

IFD注文との違いは、同じ銘柄である必要はないという点です。

今持っているA株が売却できた場合、B株を新たに購入するという株の売買ができます。

IFD&OCO注文

IFD&OCO(イフダンオーシーオー)注文は、OCO注文とIFD注文を組み合わせたものです。

 

ここまでくるとかなり高度ですので、基本の3種類の注文でよほどの場数を踏んだ方でなければ、手を出さないほうがよいかもしれません。

 

【ここだけチェック!】
  • 成行、指値、逆指値の3つの基本的な注文の種類に加えて、いくつかの条件を組み合わせた高度な注文の種類がある
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まとめ

株の注文方法の基本である「成行」「指値」「逆指値」を、実際の取引でマスターしていきましょう。

 

次の段階には上級編でご紹介したいくつかの条件を組み合わせた注文方法があります。

ただ、これらは証券取引所の機能ではなく各証券会社のサービスとなるため、証券会社によっては使えないこともあるので、取引前にご確認下さい。

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