株の基礎知識

最適なリスクリワードレシオの比率は?勝率が低くてもプラスにできる!

利益と損失の幅のバランス(比率)を意味するリスクリワードレシオを極めることで、今後の株式投資の成績は劇的に変わります。

 

もし、あなたの現在の勝率が30%でも、十分な利益を上げることが可能です。

 

プロの投資家があまり話したがらないトレード手法を駆使して、明日から早速利益の出せる投資環境に整えていきましょう!

リスクリワードレシオの重要性

安定的な利益を残していくには、勝率とリスクリワードレシオのバランスがとても重要です。

知らないという方も多いと思いますが、大切なお金を株式市場に投入する前に一度しっかりと学んでおきましょう。

基本となる損小利大という考え方

リスクリワードレシオを求めるときは、以下の計算式を用います。

 

【平均利益 ÷ 平均損益 = リスクリワードレシオ】

リスクリワードレシオの比率は1~2程度が一般的で、損小利大の株トレードを行うことができます。

 

個人投資家の例を挙げてみます。

・勝率のほうが高いものの利確が早く、大きな利益を残すことができない

・負けているときは損切りできず、損失を拡大させたり塩漬けにしてしまう

 

このパターンを数字にしてみると下記のようになります。

  • 取引の勝率     :60%
  • 勝ったときの利益平均:5万
  • 負けたときの損失平均:10万

 

【5(平均利益) ÷ 10(平均損益) = 0.5(リスクリワードレシオ)】

 

5万×6(10戦6勝) – 10万×4(10戦4敗) = 30万 – 40万 = -10万

 

この式からわかるように、10回の取引で10万円のマイナス。

ということは、1回ごとに1万円負けている計算となります。

 

勝率60%でもリスクリワードレシオが0.5のままトレードを続けていては、資産が目減りしていくばかりです。

 

では、どのようなトレードが理想的なのでしょうか?見ていきましょう。

利益率を上げるリスクリワードレシオ

利益率を上げようとしたとき、個人投資家の多くは勝率を高めようとします。

 

確かに80%の勝率があれば凄いように思えるのですが、それでも必ず稼げるという訳ではありません。

コツコツドカンというように、例え10回中8回勝っても、2回の負けで利益を上回る損失を出してしまうケースもしばしば。

 

だからこそ、プロの投資家はリスクリワードレシオの比率、つまり「利益」と「損失」のバランスをとても大事にしています。

極端に言えば、例え勝率が10%でも、リスクリワードレシオが高ければ十分な利益を上げることができます。

 

ただ、精神的な負担がとても大きいため、多くの投資家は勝率を上げることに執着しやすいのです。

現時点で思うような利益を出せていない方は、自身に合ったリスクリワードレシオを見つけましょう。

 

一般的な個人投資家の勝率60%で考えた場合、リスクリワードレシオ1.5辺りになるようにトレードルールを設定すると難易度も高すぎず、しっかり結果が残るようになります。

 

【ここだけチェック!】
  • プロの投資家はリスクリワードレシオにこだわる
  • 勝率10%でもリスクリワードレシオが高ければ利益を残せる

 

リスクリワードレシオと勝率の関係

わたしたちが株式投資をするのは勝率のためでなく、利益を出すためです。

 

それなのに、勝率は50%以上あるけどトータルの損益はマイナスが出ている、なんて経験がある方は多いのではないでしょうか?

 

そこで、損小利大という基本のトレードが大事になってきます。

こちらの表をご覧下さい。

 

【表の見方】

それぞれの勝率から損益がゼロとなる値を算出しています。

ご自身の勝率と照らし合わせたとき、右側のリスクリワードレシオ比率を0.1でも上回ると利益が出る計算となります。

 

この表を基準にご自身の平均利益と平均損失を計算し、勝率を上げたほうがいいのか、リスクリワードレシオを上げた方がいいのか検討しましょう。

勝率が低くても利益が残る

たとえ勝率が40%でも利益を残すことができます。

先ほどの表を見ると、勝率が40%の場合リスクリワードレシオ1.5より高ければ、トータルでプラスになることがわかります。

 

投資金100万円、利確20%、損切り10%で考えてみましょう。

・10回中4回の勝ち → 20万円×4= 80万円

・10回中6回の負け → 10万円×6=-60万円

 

★10回のトレードでプラスが80万円マイナスが60万円で、合計+20万円

 

この損益ルールを守ることで、例え勝率が40%でも1回あたり平均2万円のプラスを出している計算です。

 

【20(平均利益) ÷ 10(平均損益) = 2.0(リスクリワードレシオ)】

 

このときのリスクリワードレシオは2.0となっています。

勝率が高くても損失が出る

勝率が高くてもマイナスを出してしまうパターンを見ていきましょう。

 

投資金100万円、利確5%、損切り15%で勝率70%の場合。

・10回中7回の勝ち →  5万円×7= 35万円

・10回中3回の負け → 15万円×3=-45万円

 

▲この損益ルールでトレードした場合、トータルは-10万円となります。

 

【5(平均利益) ÷ 15(平均損益) = 0.3(リスクリワードレシオ)】

 

勝率70%を出せているにもかかわらず、利益と損失のバランスが悪いことで今後も資産を減らしてしまうトレードパターンです。

 

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【ここだけチェック!】
  • 基本の損小利大を意識してトレードを行おう
  • リスクリワードレシオの比率をルール化しよう

 

勝率と投資金を考えた資金管理

なぜほとんどの個人投資家は株式投資で負けてしまうのか、その原因が少しづつ見えてきたかと思います。

もし損失を出している状況ならば、まずご自身の投資スタイルを見つめなおしてみましょう。

自身の投資スタイルを見極める

いかに優れたリスクリワードレシオでも、投資金額によって冷静な判断ができないのではうまくいきません。

 

下記の2つのパターン、どちらもリスクリワードレシオは同じ2.0です。

  • 利益10万円と損失5万円
  • 利益40万円と損失20万円

 

損失が20万円だと損切りに躊躇してしまうとき、それはオーバートレードとなっています。

つまり、身の丈以上の資金で投資を行っている状態です。

 

もし、ご自身の投資方法に問題を感じているのであれば、1銘柄に対する投資金額を見直してみるのもいいでしょう。

大事なのは、損失を許容できる範囲の投資金で考えることです。

 

そして、過去の取引から勝率を算出し、1回ごとのトレードの利益額と損失額を割り出せたら、この計算式に当てはめてみましょう。

 

平均利益 ÷ 平均損益 = リスクリワードレシオ

 

勝率とリスクリワードレシオを先ほどの表と照らし合わせ、自分が今どの段階なのか、なにが不足しているのかがわかります。

実際のトレードを行っていくうち、徐々に損益ルールを改善していくことで投資スタイルに合う最適な比率が必ず見えてきます。

 

確立するまでの初めのうちは、少額投資でリスクを抑えましょう。

 

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大事なのはルールの厳守

リスクリワードレシオを難しく考える必要はありません。

 

利確と損切りのタイミングを事前に決めておいて、それを忠実に実行するだけのことです。

 

株式投資において資金管理というのはルールを守ることです。

そして、それはトレードを行う上で土台となります。

 

また、破産という最悪な事態を防止するための策であり、トレードを長く続けるためのものでもあります。

ルールを守っていれば、必ず絶好のチャンスがやってくるものです。

 

リスクリワードレシオを理解するということは、感情を冷静に保ちながら、質の良い株式投資をするための一歩。

決めたルールを忠実に守ってきた人たちが、プロの投資家となるのでしょう。

 

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  • 最適なリスクリワードレシオは良質な投資をするための土台
  • 許容できる範囲の投資金でリスクリワードレシオを考えよう

 

まとめ

リスクリワードレシオの比率は人それぞれです。

自分にとって「心地良い」と思える値を見つけることができれば、株式投資の成績は今より格段に上がるでしょう。

 

安定した利益を出していくというのは実は単純なもので、リスクリワードの比率を上げるだけでいいのです。

 

重要なのは、ポジションを持った時の取り組み方。

経験を重ねていくと勝率は自然とついてくるものです。

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