株の基礎知識

なぜ低金利で株価は上がる?関係を理解し将来を予測しよう

将来の株価がどうなるのか、みなさんはどのように予測しますか?

 

これから上がるのか下がるのか、ある程度予想できれば投資判断にも自信が持てるはずです。

そのような都合の良いことあるわけがないと思われるかもしれませんが、実は金利の変動を知ることによって、将来の株価動向を予測できます

 

それはある特定の銘柄だけに限らず、多くの銘柄にあてはまるのです。

 

これが分かれば株式投資の仕組みがより理解できますので、今回は株価金利がどのような関係性にあるのかを見ていきましょう。

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銀行の預金金利は当てにならない

まずは金利について説明していきますが、株価の値動きと関わっている金利とは、どのような金利なのでしょうか?

 

金利から思い浮かぶのは、銀行の普通預金の金利、定期預金の金利、ローンの金利などですよね。

これらすべては日本銀行の政策金利と関係があり、株価と関係する金利もこの政策金利なのです。

 

毎月の支払いを銀行口座から自動引き落としにしていたり、お給料はその銀行口座に預けっぱなしで、必要があればその都度引き出していたりなど。

このような生活スタイルは、あまり賢いお金との付き合い方とは言えません。

 

ご存知のように、銀行にお金を預けていても普通預金の金利はほとんどなく、大手メガバンクでさえ年間0.001%しかつかないのです。

 

銀行の普通預金の金利は、日本銀行の政策金利によって決まっています。

もう少し正確にいうと、金融機関同士がお金の貸し借りをする短期金利(無担保コール翌日物の金利)によって決まっています。

 

この金利は2016年の半ばから2018年現在に至るまで、ずっとマイナス金利(おおよそ-0.02%から-0.06%)です。

 

この低金利を味方につけることができるのが、株式投資です

 

なぜか。
低金利の世の中では、株価が上がっていく大きな流れがあります。

 

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賢い資産運用は預金よりも株式投資!

そもそも、低金利は日本銀行が景気を良くするために行う金融政策です

金利が低いとお金を借りる人や企業が増加し、その結果使われるお金が増えて好景気になると言われています。

 

 

これに加えて、株価と金利の関係を知るためには、量的緩和政策(QE)を知っておく必要があります。

この政策は、よりアグレッシブに世の中に出回るお金の量を増やす政策で、この2つの政策によって、株価は長期的に上昇していきます。

世の中にお金が溢れているワケ

低金利政策をもう少し詳しく説明していきます。

大手メガバンクなどの民間の金融機関は、預金者から集めたお金を運用することによって利益を上げています。

 

お金を貸し出したり、日本国債を購入したりしているため、金融機関には実はあまり現金がありません。

とはいえ、現金が必要になることがあります。

 

その現金を金融機関が借りる金利の上限を日本銀行が決めています。

その金利を下げることによって、金融機関はこれまで以上により多く貸し出すことができるようになり、世の中に多くのお金が回るようになります。

 

量的緩和政策をもう少し詳しく説明すると、日本銀行は金融機関から保有している日本国債を買い取ります。

これを、買いオペ(買いオペレーション)と言います。

 

金融機関は、買い取られて手元にあるお金をそのままにしておいても、利益を生み出せません。

 

そのお金を運用して増やさないといけないため、日本国債以外の運用先を見つける必要があります。

そのため、これまで以上により多く貸し出すことによって、世の中に多くのお金が回るようになります。

 

お金が溢れると、世の中はどうなっていくのでしょうか?

いくつかの現象が現れてくるのですが、そこに株価が上昇していく本質的なポイントがあります。

低金利で株価が上昇する理由

低金利政策を継続している日本の円は、高金利の通貨に対してより売られやすくなります。

金利が高い通貨の国債は、より高い金利がもらえるからです。

 

日本円を売ってほかの通貨を買う取引が強まり、為替は円安トレンドになります。

 

『前日と比べて円安ドル高に推移したため、市場が好感し、東京株式市場で日経平均株価は上昇しました。』

このようなニュースを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

輸出関連株が主導する日本の株式市場では、円安になると株価が上昇する傾向にあります。

 

 

企業が利益をあげ、さらに成長していくためには、設備投資研究開発に多額の投資が必要です。

低い金利であれば多くの企業が新たに投資を行い、その結果、売上や利益が増加し、企業業績が好転すると予想されます。

 

実際に、日経平均に採用されている構成銘柄から算出される日経平均予想EPS(1株当たり当期純利益)は増加傾向にあります。

 

このような業績先行き期待により多くの銘柄が買われるように、世の中に溢れているお金は、常に有利な投資先を探しているのです。

低金利政策を継続している日本ではこれらの理由により、リスクマネーが株式市場に流れ込む傾向がより顕著になります。

 

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まとめ

株価は株を買いたい人と株を売りたい人の需要供給によって決まります。

 

多くのお金が株式市場に流入すると、買いたい人が増えるため、株価は上がっていくのです。

このように、低金利が続く世の中では、預金しておくよりも株式投資にお金を回すことが賢い選択であるとお分かり頂けたでしょうか。

 

今後も低金利が続くと見込まれるなかで、株式投資はとても賢明なお金の運用方法なのです。

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