- 2019-8-28
- 低位株
2019年上半期は、日本通信2.7倍!セプテーニ・HDは2.6倍!
200円未満で低迷している銘柄はボロ株と呼ばれますが、ボロ株は一度でも注目を集めると短期間に急騰することが多いです。
価格帯が小さいため個人投資家でも簡単に投資できます。
2019年には次世代通信規格5G関連のボロ株が相次いで急騰!
ボロ株投資で大きな利益を上げた初心者投資家も少なくありません。
そこで今回はボロ株特集です。2019年おすすめのボロ株を抑えておきましょう!
目次
1.ボロ株の魅力
ボロ株とは、200円未満の価格帯で推移している銘柄のことを指します。
ボロ株という名前が示すように、誰からも見放されてしまった訳アリ銘柄であることが多くなっています。
ただボロ株は好決算や事業業績の回復といった好材料が発表されると、瞬く間に大きな注目を浴びて急騰することが少なくありません。
誰もが名前を知っているような東証一部上場の銘柄では、1年間にいくら大きく上昇したとしても、せいぜい+50%(1.5倍)程度が限度です。
一方ボロ株の場合は好材料が発表されれば、1ヶ月で2~3倍以上の暴騰となることもザラとなっています。
1-1.投資金の少なさ
ボロ株は投資資金が小さく済むこともメリットの一つです。
ファーストリテイリングや任天堂などの大型株を買うとなると、最低でも数百万円の資金が必要になってきます。
しかしボロ株は200円以下の超低位株となっているため、必要資金は2万円以内で済みます。
仮に暴落したとしても投資金2万円なら、仮に全て失ったとしてもほとんどダメージがありません。
誰でも投資でき、場合によっては大暴騰となる可能性があることがボロ株投資の魅力です
- ボロ株は好材料が発表されると、1ヶ月で2~3倍の暴騰程度珍しくない。
- 投資金が少なくて済む。5万円あれば数銘柄保有することも可能
2.過去に暴騰したボロ株
直近の2019年に暴騰したボロ株を見ていきましょう。
2-1.5Gビジネスの開始を発表して暴騰!【9424】日本通信
【9424】日本通信は、2019年に最も注目されて急騰したボロ株です。
同社は、格安SIM(MVNO)のパイオニア企業として知られていますが、安さ以外に取り柄がなく本業では低迷……。
株価も長らく100円台を推移していました。
2019年に入ってからも100円台のボロ株となっていましたが、2019年5月17日に、アメリカで5Gの商用基地局に関する認可を取得したと発表。
2019年の最注目テーマとも言える5G関連のニュースを発表したことで、投資家の資金が殺到しました。
5Gニュース発表前日の2019年5月16日には104円だった株価は、2019年7月には290円まで上昇!!
ニュース発表から2ヶ月で2.78倍(+178%)の急騰となっています。
なお5G関連のボロ株としては、情報機器の輸入商社である【8226】理経、
5Gスマートフォンに使うガラス基板を手掛ける【7746】岡本硝子も2019年に入ってから大きく上昇しています。
2-1.電通によるTOB後に暴騰!【4293】セプテーニHD
ネット広告代理店大手の【4293】セプテーニHDも、2019年に大きく上昇したボロ株です。
同社は2018年10月から12月に掛けて、電通がTOBによって子会社化したことで注目を集めました。
しかしその効果も長くは続かず、2019年初めには164円のボロ株となっていました。
1月末に発表した決算は-53%減益と悪かったものの、投資家からは何とか踏み止まったと評価されて上昇。
その後も上昇・反発が続いており、2019年8月には429円の高値を付けました。
年初からの上昇率は2.61倍(+161%)となっています。
同社がボロ株から買われた理由は、2018年に電通の子会社となったことで買い安心感が入ったこと、
2016年7月に付けた799円から大きく下落しており反発圧力が高まっていたことが考えられます。
3.2019年注目したいボロ株おすすめランキング
第5位【4712】KeyHolder
市場 | 東証1部 |
業種 | サービス業 |
単元 | 100株 |
現在の価格 |
81円 |
最低購入可能金額 |
8,100円 |
KeyHolderは、タレントやアーティストのマネジメント事業やリノベーションなどの不動産事業を手掛けている企業です。
同社は総合エンタメ事業を手掛けており、特にカジノ関連銘柄として注目されています。
カジノ関連銘柄は2018年にIR法案が通過したことからマーケットでも注目テーマとなっていますが、
横浜がカジノ誘致を表明したことでさらなる注目を集める可能性があります。
カジノ関連のボロ株として、同社に注目しておきましょう。
第4位 【2370】メディネット
市場 | 東証1部 |
業種 |
サービス業 |
単元 | 100株 |
現在の価格 |
60円 |
最低購入可能金額 |
6,000円 |
メディネットは、医療機関にがん免疫細胞療法サービスを提供している東大発のバイオベンチャーです。
株価は100円以下のボロ株となっており、必要投資資金は6,000円で済みます。
ただ安く買えることはメリットですが、リスクがある銘柄でもあるため買い過ぎないように注意しておきましょう。
第3位 【4564】オンコセラピー・サイエンス
市場 | 東証1部 |
業種 |
医薬品 |
単元 | 100株 |
現在の価格 |
106円 |
最低購入可能金額 |
10,600円 |
オンコセラピー・サイエンスは、がん遺伝子治療薬に強みを持つ創薬ベンチャーです。
バイオベンチャー株はボロ株が多くなっている反面、大きな注目を浴びると急騰する可能性が高いハイリスク・ハイリターン株の代名詞的なテーマ株となっています。
同社はがん治療と遺伝子治療、マーケットでも注目されている関連テーマを手掛けていることから注目されてもおかしくありません。
第2位 【3010】価値開発
市場 | 東証1部 |
業種 |
サービス業 |
単元 | 100株 |
現在の価格 |
134円 |
最低購入可能金額 |
13,400円 |
価値開発は、低価格・シティ・滞在型の3タイプのホテルを運営している不動産会社です。
ホテル関連銘柄ということもあり、開催まで残り1年を切った2020東京オリンピックやインバウンド関連で注目される可能性があるボロ株となっています。
第1位 【3807】フィスコ
市場 | 東証1部 |
業種 |
情報・通信業 |
単元 | 100株 |
現在の価格 |
173円 |
最低購入可能金額 |
17,300円 |
フィスコは金融情報サービスを提供している企業です。
仮想通貨取引所「フィスコ仮想通貨取引所」を運営していることでも知られており、仮想通貨関連のボロ株となっています。
2019年は代表的な仮想通貨であるビットコイン(BTC)の価格が再び反発しました。
Facebookの仮想通貨「リブラ」に世界的な注目が集まっていることからも、仮想通貨関連のボロ株となっている同社に最注目したい。
6.まとめ
ボロ株投資は、少額資金で一攫千金が狙える投資であるため、初心者にもおすすめの投資法です。
ボロ株投資を成功させるためのポイントとしては、分散投資と長期保有の2つが挙げられます。
ボロ株はどの銘柄が急騰するかを事前に予測することはできないため、複数の有力なボロ株に分散投資することが重要なのです。
またボロ株が大きく上昇するまでは長期間待つ必要があるため、ボロ株を長期保有する必要が出てきます。
ボロ株投資には忍耐力が必要になると心得ておきましょう。
2019年には、日本通信や理経、岡本硝子など、次世代通信規格5G関連のボロ株が次々と急騰しています。
ボロ株を物色する際には、マーケットで注目される可能性が高い事業やテーマを手掛けている銘柄を優先的に物色するようにしましょう。
▼ボロ株についてはこちらを参照
【2019年版】注目のボロ株(超低位株)の銘柄選定方法や利食いまで詳しく解説】
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