- 2017-5-13
- 特集
世界初の人工クモ糸「クモノス(QMONOS)」の生産を確立させたスパイバー!
株式市場でも注目や話題を集め、その上場が期待されています。
また、クモノスは次世代バイオ素材として今後大きくその市場規模を拡大していくと見られておりますので投資家なら見逃せないテーマ株です。
まだスパイバーについて詳しく分からない方は是非注目下さい。
目次
1.上場期待度Sランクのスパイバーとは?
1-1.山形のベンチャー企業Spiber株式会社
スパイバーとは、2007年に設立されたバイオベンチャー企業で、「Spiber株式会社」が企業名となります。
スパイバーという企業名の由来としては英語の蜘蛛(スパイダー)と繊維(ファイバー)という言葉を組み合わせて出来た造語です。
事業内容としては新世代バイオ素材開発を行っており、世界初の人工クモ糸「クモノス(QMONOS)」の生産を確立したことで一躍脚光を浴びている企業です。
「地上最強の虫はクモで、クモが作り出す糸は最強の天然繊維」
という思想からクモの糸の研究を開始し、何年も試行錯誤を重ねた結果「クモノス(QMONOS)」の量産化に成功。
- スパイバーは山形のベンチャー企業で世界初の人工クモ糸を生み出した
2.スパイバーを注目する理由とは
なんといっても世界初に偉業を達成した人工クモの糸「QMONOS(クモノス)でしょう。
2-1.NASAでも実現できなかった人工クモの糸「QMONOS(クモノス)」
この「QMONOS(クモノス)」はかなり凄いもので、強度が鉄鋼の4倍で、ナイロンより柔軟、さらに耐熱性もある繊維。あらゆる産業に応用可能な素材で更に低コストが可能となりました。
人工クモの糸はNASAや世界中の研究者たちも生産を目指したが、あまりの難易度の高さから開発を断念し実用化できなかったのです。
しかし、スパイバーはその偉業を達成!
スパイバーが開発した「QMONOS(クモノス)」をはじめとするタンパク質は、20種類のアミノ酸の組み合わせにより多種多様な素材を生み出すことが可能な素材となります。
いわばプラットフォームで少量生産でも低コスト化が可能、更に原料に石油資源も使用しないというので、まさに「夢の繊維」です。
スパイバーはその他にも工業利用微生物に著作権を証明するタグを組み込む「CELL-ID」といった新技術の開発なども進めています。
これらのことからも、世界各国を驚かせたスパイバーを注目しない訳にはいきません。
2-2.「QMONOS(クモノス)」が利用され始めている
「QMONOS(クモノス)」を利用した製品も開発されており、2015年10月に業務提携契約したゴールドウインから人工クモ糸繊維を利用した「ムーン・パーカ」がTHE NORTH FACEから販売される予定です。
また、トヨタの高級車ブランドレクサスのコンセプトシートに「QMONOS(クモノス)」が採用されました。衝撃に対する吸収性に優れている点と環境に優しい素材が評価されているようです。
「QMONOS(クモノス)」の利用はまだまだ始まりに過ぎず、最終的にはタンパク質を素材としてフル活用することを目指しているので今後の動きに注目です。
- 夢の繊維「QMONOS(クモノス)」は世界各国を驚かせた
- アパレルや自動車関連で「QMONOS(クモノス)」が利用され始めた
3.スパイバー今後の動向&上場
では、スパイバーは今後の展開としてどのような戦略があるのか、IPO上場期待度も含め取り上げてみます。
3-1.スパイバーの歴史&今後の展開
まずはスパイバーの歴史を簡単に
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2011年
「第25回 独創性を拓く先端技術大賞・フジテレビジョン賞」を受賞
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2012年
「QMONOS」(クモノス)の試作研究施設「プロトタイピング・スタジオ」を建設。
経済産業省プロジェクト「高機能化ゲノムデザイン技術開発」に採択
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2013年
新エネルギー・産業技術総合開発機構「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」に連続で採択
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2014年
小島プレス工業との共同出資で生産販売を見据えた合弁会社「Xpiber(エクスパイバー)株式会社」を設立。
内閣府創設の「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」にコア研究組織として選定
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2015年
平成27年度全国発明表彰「21世紀発明賞」を受賞
延べ床面積約6,500平米の新しい本社研究棟を竣工
ゴールドウインと新世代タンパク質素材実用化に向けた共同研究開発プロジェクトを始動
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2016年
日本クリエイション大賞2015授賞式
英国主催の世界に大きな影響を与える可能性のある企業DISRUPT 100に選出
LEXUSのコンセプトシートに、「QMONOS」が採用
このような流れでスパイバーは「QMONOS」(クモノス)を始めとする研究を成功させ順調に企業規模を拡大しております。
スパイバーの代表執行役 関山和秀氏によると「QMONOS」(クモノス)は加工方法によって、繊維やフィルム、ゲル、スポンジ、パウダー、ナノファイバーなど様々な形態での供給が可能と話しております。
また、新しく建造した工場内で衣類や医療機器、輸送機器、電子機器などあらゆる製品を一箇所で展開が可能で、年間20トン規模の試作用繊維生産に向けて段階的に拡張していく予定とされています。
今後も企業規模拡大も見込め、いよいよ本格化した「QMONOS」(クモノス)の製品化も予定されていることから注目の企業です。
3-2.スパイバーの上場はいつ?
スパイバーの上場は2016年も噂がありましたが、今現在上場は発表されておりません。
しかし、2017年以降に上場するのは濃厚とされ、市場からは注目を浴びています。
上場に関してはまだまだ未確定な部分は多くありますが、実際スパイバーが上場となれば大きく関連銘柄も合わせ物色されるでしょう。
IPOを狙うのであれば抽選で当選するか、上場後に購入する形となりますが、抽選で勝ち取るには、IPO株を取り扱っている証券会社口座を複数用意し、ブックビルディング期間中に申し込み、抽選に当選すれば手に入れることができます。
スパイバーは既に【8595】ジャフコ、【8111】ゴールドウイン、新生銀行、荘内銀行、きらやかキャピタルといった株主として名を連ねており注目度の高さは十分です。
また、上場すれば人類に貢献するという点で【7779】サイバーダインのようなS級IPOになるのでは?と噂されております。
2014年に上場した【7779】サイバーダインは上場初日公開価格の2.3倍の初値を付け、その後ストップ高まで高騰していました。
市場が同じような評価をすればスパイバーも同じような高騰を見せる可能性があります。
スパイバーの上場までに資金を増やしておくには、明日上がる銘柄を利用しましょう!
- 本格化した「QMONOS」(クモノス)は様々な可能性を秘めている
- 上場となれば関連銘柄を含め注目度が高い
4.2017年スパイバー関連銘柄をPICK UP!
では、スパイバー関連銘柄の中で注目の銘柄を見て行きましょう。
4-1.【8111】ゴールドウイン
市場 | 東証一部 |
業績 | 繊維製品 |
単位 | 100株 |
比較される銘柄 | デサント、ミズノ |
スパイバー関連銘柄として本命視されているのが同社です。スパイバーと共同で「ムーン・パーカ」を開発し、事業提携契約を締結しています。
2017年以降には「ムーン・パーカ」の販売も控えていることから同社を本命銘柄として注目です。
2016年10月に一時「ムーン・パーカ」の販売延期を嫌気した下げも見られましたが、徐々に回復。今後も注目の銘柄です。
4-2.【8595】ジャフコ
市場 | 東証一部 |
業績 | 証券・商品 |
単位 | 100株 |
比較される銘柄 | FVC、日本アジア投資 |
スパイバーへ出資を行なっている同社もスパイバー関連銘柄として注目です。スパイバーが上場となれば関連銘柄として注目を浴びるでしょう。
スパイバーが上場となれば期待度は非常に高いでしょう。
4-3.【6090】HMT
市場 | 東証マザーズ |
業績 | サービス業 |
単位 | 100株 |
比較される銘柄 | 総医研ホールディングス、DNAチップ研究所 |
スパイバーの代表執行役 関山和秀氏が私の恩師と言う冨田勝教授の創業した企業です。
スパイバーを生み出したきっかけとなった富田勝氏の同社株もスパイバーが上場となれば恩恵を受ける可能性があります。
次世代バイオマーカー探索に関わる技術の特許登録など、好材料も時折発表していることもあり同社株も注目です。
5.まとめ
スパイバーの開発した「QMONOS」(クモノス)は、国家も支援するプロジェクトにもなっていますので今後の動向は注目すべきでしょう。
上場となれば市場へのインパクトも大きいので、関連銘柄を初動の段階でチェックしておくこともいいでしょう。
今後世界を大きく変えるかもしれないスパイバー関連銘柄は注目です。
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