- 2019-12-25
- テーマ株
株式投資をする上で銘柄選び、投資戦略の判断として重要とされている「テーマ株」
急騰するような銘柄には必ずと言っていいほどテーマが絡んでおります。
値上がり率上位に入っている銘柄は「○○のテーマになっている関連銘柄だ」「○○のテーマ株が今は強い!」などの記事をニュースなどで見かけたことがあると思います。
旬なテーマ株をいち早く押さえる事ができれば、今後の株式投資の勝率がガラリと変わるかもしれません。
そこで、最新テーマから今後話題になるであろうテーマまで幅広く解説していきます。
また、探し方や具体的な手法まで詳しく取り上げていきますのでぜひご覧ください
1.今旬のテーマ株3選
1-1.教育・子育て支援関連銘柄
安倍首相が「国難」とまで指摘する少子化問題を巡り、衆議院選挙に向けて各党は幼児教育の無償化や待機児童の解消など子育ての充実を掲げている。
現状、20~30代夫婦の多くが、待機児童問題によって安心して子供を生むことができない状況に不安を抱えているのです。
女性の働きやすい環境が整備され、教育無償化が実現することで、家計負担の軽減に繋がり、学習塾やその他習い事にお金を使うことが期待できるでしょう。
改善に早急な対応が求められる子育て支援は、国策関連銘柄として徐々に関心が高まってきています。
▼衆議院選挙・子育てに関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
2-2.リチウムイオン電池関連銘柄
リチウムイオン電池は小さく軽量で、パワフルで長持ちすることから、スマホや電気自動車向けに独占的な市場を確保しています。
とくに近年普及が加速している電気自動車市場は、巨大マーケットとなることが期待されているため投資家からの関心は高い。
まさに夢のような未来の電池が吉野彰氏によって考案されたのは、実は30年以上前の1980年代前半でした。
現在2兆円を超える市場規模に成長していることから分かるように、ノーベル賞候補として有力と称される日本人のひとりです。
2016年は世界的な排ガス規制強化の流れもあって、電気自動車とそれに搭載されるリチウムイオン電池へと一気に注目が集まりました。
2030年には大半の自動車が電気で走っていると予想されており、需要は増々高まるばかりといえるでしょう。
ノーベル賞発表を控え、急騰を狙うチャンスが刻々と近づいてきています。
▼リチウムイオン電池に関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【ノーベル賞候補のリチウムイオン電池はやはり凄い!関連銘柄を抑える】
2-3.EV・電気自動車関連銘柄
環境問題への意識が高まるなか、電気を動力源とした電気自動車はそれを追い風に勢力を拡大しつつあります。
将来的にガソリン・ディーゼル車の販売が禁止されることになり、需要の拡大は必至です。
また、同時に進んでいる人工知能による自動運転技術との融合で、いよいよ自動車業界も新たな時代を迎えようとしています。
材料が出るたびに関連銘柄が物色されることからも、今注目テーマ株と言えます。
▼電気自動車に関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【EV(電気自動車)関連銘柄の本命は?合わせて急速充電器関連も注目!】
- ノーベル賞関連銘柄は9月中旬ごろから物色が向かいやすい
- ミサイル発射のたびに関連銘柄は買われている
2.今後も注目されるであろう息の長いテーマ株
今後も長く相場を牽引していくであろう4つのテーマ株をご紹介していきます。
2-1.人工知能関連銘柄
今や人間の脳が行う知的な作業をも担う人工知能。
自動運転やフィンテック、IoTなど多くの次世代テクノロジーに絡むだけでなく、アルゴリズムを駆使した自動売買が日本でも主流となってきたことから投資にも密接に関係しています。
グーグルやソフトバンクなど世界のトップ企業が次々参入する注目のテーマ株、人工知能関連は今後どのような展開を迎えていくでしょうか。
まず、今年は第一回目となる人工知能EXPOが開催されました。
3年後の2020年に開催される東京オリンピックまでに現在の5倍と予想される市場規模は、これから急速に成長していくことが伺えます。
人工知能の学習能力はいま様々な方面から注目されており、病気の発見だけでなく、創薬にも期待されている医療分野。
深刻問題となっているドライバー不足も、人口知能が司る自動運転技術によって間もなく解消されるレベルにまで開発が進んでいます。
まるでSF映画のように人間とロボットが共存する世界が現実になるのも、そう遠くない未来かもしれません。
▼人工知能に関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【2019年も最強テーマ!本命の人工知能(AI)関連銘柄とは?】
▼その他人工知能関連記事
【見逃せないフィンテック関連銘柄!人工知能(AI)活用で金融革命近し】
【日本のAI搭載ロボットは世界一!豊富な関連銘柄を今すぐチェック!】
2-2.IoT関連銘柄
あらゆるモノがインターネットに繋がることで期待できる新たなサービスや価値を含めてIoT(Internet of Things)と呼ばれています。
例えば、写真などのデータをインターネット上に保存したり、スマホで家電を操作したりなどは既に身近なもので、様々なシーンに応用できると期待されているのです。
今後、企業や工場への導入も加速し、より効率的な仕事が可能となります。
5年後、10年後には、私たちの生活もさらに便利で暮らしやすい空間になっているでしょう。
現に2020年までに世界のIoT市場規模は150兆円に届くとも言われており、国内の市場規模がいま6兆円程であることを考えると成長期待は著しい。
また、人工知能や自動運転、センサーやビッグデータなど株式市場を賑わせている多くのテーマと深く関わっていることも強みであります。
急速に拡大していくIoT市場ですが、まだこれから期待できる成長株は多く存在しており、利益を狙う機会が十分に転がっているものです。
▼IoTに関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【IoT関連銘柄と関わる重要セクター情報総まとめ!周辺事業の把握が鍵】
▼その他IoT関連記事
【5G関連銘柄は要チェック!IoT制御に必須の次世代通信技術も解説】
【抑えておきたい自動運転関連銘柄!IoTで実現も近いため動向に注目】
【需要拡大中のビッグデータ関連銘柄!IoTとの重要な関係も解説】
【サイバーセキュリティ関連銘柄に着目!IoT時代突入に備えた重要テーマ】
- 人工知能は自動運転やフィンテック、IoTなど多くのテーマと絡む
- 今後も注目のテーマ全てに半導体が使用されており増々需要は高まる
3.季節のテーマ株(シーズンストック)
毎年決まった時期に開催されるようなイベント投資は、値動きが分かりやすく特徴があるため、初心者にも有効な投資と言えます。
3-1.東京ゲームショウ関連銘柄(9月)
国内はもちろん海外からの関心も高い東京ゲームショウ。
毎年9月ごろに開催されており、とくにVRが目玉とされた去年は30万人近くを動員している日本最大級のイベントです。
出展企業がここで新商品をお披露目することもあるため、投資家からの注目も集まり、関連企業の株は毎年買われる傾向にあります。
その為、テーマ株投資として関連銘柄に先回りする動きも強まってきました。
東京ゲームショウの開催前から動意付いたカヤック(3904)は約2倍、ベクター(2656)は4倍以上の上昇をわずか1ヶ月ほどで達成。
そのほか刺激された銘柄も多く、毎年8月~9月にかけては短期投資家にとって利益を狙える絶好の機会となっているようです。
また、スマホアプリと言えば過去にはミクシーやガンホーなどのテンバガー銘柄も多数輩出しているセクターですので、今年も関連銘柄の動向は要チェック!
▼東京ゲームショウに関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【開催前が狙い目!2017年東京ゲームショウで関連銘柄がざわつく】
3-2.アップル関連銘柄(9月~10月)
2007年に初代アイフォンが誕生してから今年で10年を迎えました。
例年秋ごろにアップル新製品の発表が行われているため、この時期が近づくと市場では注目テーマとして、新型アイフォンへの期待と関連銘柄は盛り上がりを見せます。
関連銘柄にはアイフォン向けの部品を供給する企業はもちろん、刷新されるディスプレイや認証機能などの噂やリーク情報などから思惑買いが向かう場合も。
今年は10週年記念ということもあり、アイフォンXとアイフォン8が発表され注目度も高い。
日本では約70%ものシェアを誇るアイフォンですが、世界で見ると実は20%ほどしかユーザーはいません。
つまりアイフォン人気は、日本だけが異常なほど盛り上がっているのです。
業績も好調であることも、この1年でアイフォンの主要関連銘柄19のうち17銘柄が大きく上昇する後押しとなっています。
▼アイフォンに関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【アップル(iPhone)関連銘柄に注目!10週年記念で新モデル発売か?】
3-3.ノーベル賞関連銘柄(10月)
2012年にiPS細胞での受賞をきっかけに一躍バイオブームとなった株式市場。
毎年10月はノーベル賞受賞発表の時期でテーマ株としても人気化しやすく、有力視される候補者の関連銘柄は9月中旬ごろから物色が向かう傾向にあります。
受賞者が発表されると一気に利確売りが出やすくなりますので、受賞日を迎える前にはポジションを解消しておくなど早めの利確を心がけましょう。
現に2016年10月3日、生理学・医学賞を受賞したオートファジーの関連銘柄は、受賞日翌日の10月4日にストップ高をつけて以降、大きく売られていることが確認できます。
2017年は残念ながら日本人受賞者は出ませんでしたが、ノーベル賞関連銘柄の特徴を抑えておけばチャンスを掴めるようになりますので注目しておきましょう。
▼ノーベル賞に関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【【2018年版】ノーベル賞関連銘柄を先取り!受賞前後の株価の動きも紹介】
3-4.インフルエンザ関連銘柄(11月)
例年11月ごろから感染者が増え始め、2月にかけてピークを迎えるインフルエンザの流行もまた、株式市場ではテーマ株のひとつとして注目されています。
2009年には全世界で2,000人を超える死者が出ており、国内だけでも毎年1千万人が感染するほど短期間で広まる強い感染力を持つインフルエンザ。
そのインパクトから、季節が関係するテーマ株の中でもとくに株価への影響が大きい傾向にあります。
関連銘柄には、治療薬やワクチンを扱うメーカーはもちろん、手洗いやうがい消毒、マスクなど、対策グッズ関連企業へも物色が向かいます。
基本的に、インフルエンザの流行を防ぐ術は無いというのが実情です。
国内での発生が確認されていなくても、海外で新型インフルエンザが流行りだした時点で買われるケースもあるのでチェックしておきましょう!
▼インフルエンザに関する最新動向や関連銘柄はこちらをご覧下さい。
【恒例のインフルエンザ関連銘柄!株価上昇のワクチンとなる銘柄はどれ?】
- 季節のテーマ株は1ヶ月前当たりから物色され始める
- インフルエンザなど新型ウイルスの発生はバイオ関連が刺激される
4. 旬なテーマ株の探し方
先ほどたくさんテーマ株をご紹介しましたが、 それら以外にも注目されるテーマ株は今後続々と出て来るでしょう。
その際素早く対応することが出来るようにテーマ株の探し方をご紹介します。 手っ取り早く見つける方法もご紹介しますので探すのが面倒な方も簡単に見つけられますのでご安心下さい。
4-1 ニュースやブログを見る
新しいテーマ株を探すには、とにかくニュースやブログを見る事から始まります。
ニュースで報道された後はすでに注目された後なので遅いと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、今後のテーマ株を見つけるのであれば、全く遅くありません。
デイトレのように即材料に反応しその動きだけで利益を狙うのであれば遅いと言えますが、テーマ株となればその後トレンドとなる材料が多いからです。
まずはニュースや、ブログ、掲示板などを見るのは重要です。
注目された材料に絡んだ関連銘柄の動向も併せて見ておく事で、今後テーマ株として注目すべきか判断できます。
長いテーマ株となるものや、短くても大きく注目されるテーマ株は1銘柄だけで注目されるものではありません。
関連された銘柄も同時に注目が集まりやすいので、関連銘柄の動きも大事なポイントとなります。
できるだけ早い段階で情報を入手する為には、情報、ニュース配信が早い所をあらかじめ把握しておきましょう。
こまめにチェックしておき気になるワード、材料があれば関連銘柄の動きも合わせて合わせて確認しておきます。
4-2 値上がり率ランキングを見る
日々値上がり率ランキング上位の銘柄はチェックしておく事もポイントの一つです。
値上がり率ランキング上位に出てくる銘柄は、その銘柄を買いたい人が多いと言う事になりますので注目が集まっていると言う事です。
注目が集まっている背景には好材料や、決算などが絡んでいる事が多い。
その為値上がり率ランキング上位いる銘柄から、新しく注目されるテーマ株材料が出る可能性が高いのです。
新しく注目されるテーマ株は、このように好材料発表からの買い需要が拡大。
それにより1日目から買われる形になる事が多い為、値上がり率ランキング上位銘柄をチェックしておくのは、今後のテーマ株の探し方として一つのポイントとなります。
こちらも関連銘柄の動向も併せてチェックしておく事で、テーマ株として買われているのか把握しやすいでしょう。
4-3 イベントに注目する
イベントと言えば毎年定期的に行われる形のものや、不定期で開催されるもの、経済イベントなど様々あります。
経済イベントは個別銘柄のテーマとしては関連が薄い為、毎年定期的に開催されるイベントを注目する形がいいでしょう。
定期的なイベントとは、東京ゲームショーや、東京モーターショー、などです。 毎年発表される新しいゲームや技術などは、こういった大きなイベントで発表される事があります。
定期的なイベントを注目するのはもちろんのこと、実際に見に行くといった事もお勧めです。
個別テーマで特に注目が集まるイベントとしては、 バイオ関連銘柄に関わるイベントです。
例えば、10月付近に行われるノーベル賞発表、バイオ関連化学シンポジウムといったイベントです。
特にバイオ関連銘柄は先行き予想が難しく、このようなイベントで材料が発表されることも多いので見逃すことができないイベントとなります。
今年2017年も間違いなく、注目のイベントとなるでしょう。
このような様々なイベントをどれだけ把握できるかが、テーマ株を探す上で重要となります。
4-4 現在のテーマ株を手っ取り早く見つける
上記でご紹介したブログやニュース、値上がり率ランキングを日々見ていれば自ずとテーマ株が浮き彫りになりますが、 ここでは今注目されているテーマ株を手っ取り早く見つけられるサイトを3つご紹介します。
上記3サイトをチェックしておくだけでも今注目されてるテーマ株を把握することが可能となります。
また、当サイトである株式マガジン.comにおいても常に最新テーマ株を更新しております。
ただ、ご紹介したサイトとニュースや値上がり率ランキングを合わせてチェックしておくことが一番お勧めです。
■ニュースをチェックしておけば今後のテーマ株になりえるかもしれない、未来のテーマ株予備軍を見つけられる可能性がある
■相場観を身につけることが出来る。
といったメリットがあるためです。
少し面倒かもしれませんが、是非とも合わせてチェックしておいて下さいね。
5. 仕掛けについて
2017年のテーマ株と、銘柄に仕掛ける場合の一例とポイントなどをおさらいしていきましょう。
2016年のテーマ株になったカジノ関連銘柄を一例に説明していきます。
その為には上記で説明したように日々の時事ニュースに注目し、ニュースから発掘して行きます。
5-1 きっかけとなるニュース
カジノ関連銘柄がテーマ株として注目され始めたのは、 「自民党は1日、カジノを中心とした統合型リゾートを推進する法案(カジノ法案)を審議入りさせる方針を固めた」と報じられました。
この材料が刺激となってカジノ関連銘柄が上昇し始めたきっかけになります。
5-2 過去と照らし合わせる
過去のカジノ法案に関連したニュース、その時のカジノ関連銘柄動向なども併せて見ておきます。
ニュースが報じられたときの株価の反応から、市場でのカジノ法案の注目度を確認します。
反応が良ければ、カジノ関連銘柄がテーマ株として今後もトレンドになるか、という予想精度が上がります。
5-3 一旦様子見で見極める
ここで、カジノ関連銘柄を保有したいとなった場合、今度はカジノ関連銘柄の中から保有する銘柄を選定してきます。
カジノ関連銘柄の中でもより多くの利益を狙いたいので、より強い銘柄を見つけなければいけません。
その為にはまず、カジノ関連銘柄を全て抜き出し、材料発表から最低2~3日の株価動向を見る事が望ましいです。
今後もテーマ株として注目を浴びるのか、短期トレーダーの売買だけで終わらないか、などを見極める為に数日は様子見です。
5-4 チャートから動きがあるものを絞り込む
ここからはチャートを見ながら選定していきます。
カジノ関連銘柄は多数ありますが、材料が発表されてから2~3日の株価の動きがあるものをチャートを見ながら絞り込みます。
まずはまったく動きが見られない銘柄を除外していき、動きが活発な銘柄のみを監視対象とします。
ここで数銘柄に絞られるはずなので、投資金に余裕がある方であればリスク分散の為、ここで選び出された数銘柄に資金を入れていくのもいいでしょう。
1~2銘柄に絞りたい場合は更に先へ進んでいきます。
5-5 テクニカル分析を使った絞り込み
ここからのチャートと合わせテクニカル分析をして行きます。 ローソク足、移動平均線といった基本のテクニカルだけでもある程度絞り込めます。
- 過去に比べて出来高が急増していること
- 初動の大陽線があるかどうか
初動の大陽線とは過去と照らし合わせて、大きな出来高を伴いながら大陽線を形成するチャートであり、トレンド形成において始めの陽線となる大陽線です。
下降トレンド、または横ばい時は、今後上昇トレンドと転換する可能性がある指標となりますので出来高と合わせて確認しておきましょう。
※上昇トレンドや下降トレンドに関しては【図解で覚える!株価チャートの見方の基本】にて解説しおりますのでご参考下さい。
これらは単純なことですが、わかりやすい指標となるので是非確認をして下さい。
また、今の段階でよくわからなくても、この後にチャートを使って初動の大陽線についても説明していますので安心して読み進めて下さい。
ここまでこれば数銘柄まで絞り込めるか、もしくは0になる可能性もあります。
もし、魅力的な条件が揃わない場合は無理にエントリーする必要はありません。
エントリーを見送り様子見に徹することも大切なので、その場合は自信を持ってノーポジションを貫きましょう。
5-6 板を見ながらエントリー
ここでは数銘柄まで絞り込めたと仮定してます。 いざエントリーするとなればあとは、どのタイミングで買い注文を入れるかという事になります。
後は、板を見ながら売り注文が多いのか、買い注文が多いのか判断し、売りに押されている場合を避け買い注文です。
板を見れない方は前日高値を超えたらか、直近の上値抵抗線を超えたら買い注文を出すと良いでしょう。出来れば後者の方がおすすめです。
その後はテーマ株になっている関連銘柄の動向も同じように見ながら、売り時を逃さないようにチェックですね。
6. 選定方法のまとめ
【2743】ピクセルカンパニーズを例に順に選定方法をまとめて行きます。
実際カジノ関連銘柄としてカジノ法案のニュースをきっかけに急騰した【2743】ピクセルカンパニーズを実例として照らし合わせていきましょう。
-
①
ニュースで材料発表
2016年11月1日に「自民党は1日、カジノを中心とした統合型リゾート(IR)を推進する法案(カジノ法案)を9日にも衆院で審議入りさせる方針を固めた」と報じられました。
-
②
過去のニュースと照らし合わせ
過去のカジノ法案に関したニュースと照らし合わせて、カジノ関連銘柄は過去にも注目を浴びているか確認する
-
③
材料発表から最低2~3日はカジノ関連銘柄の株価動向を様子見
大きく上昇した後は数日調整として下落することが多いのでタイミングを図るためにも数日様子を見ましょう。
-
④
チャートを見ながらタイミングを見計らう
【2743】ピクセルカンパニーズは材料発表の翌営業日ストップ高。
その後一旦下げる場面も見られたが、材料発表から8営業日後の11月14日には出来高を伴った反発基調が見られました。
※ここが第一のエントリーポイントとなるでしょう。
-
⑤
絞り込んだ銘柄にエントリー
板を見ながら買い注文を入れていきますが、分足のチャートと照らし合わせながら買いが厚い下値付近で注文。
-
⑥
第一の売りポイント
その後【2743】ピクセルカンパニーズの株価は日々買いが強く、どんどん上昇。
売りのタイミングとしては、ローソク足が陰線を付け前日の出来高を上回った場合が好ましい為、この動きの場合11月18日が第一の売りポイントになります。
-
⑦
第一の売りポイント
第二の売りポイント
その後、再び買い注文が殺到し高値を更新。
カジノ関連銘柄がテーマ株として注目を浴び続ける中、これだけの急騰は急落の可能性も高まります。
第一のポイントで売り抜けていない場合は、ここからの売り抜けるポイントはかなり重要となります。
利益確定方法としては、こちらに詳しく解説してありますのでご参考下さい。 【利確のタイミングを逃さない!基本ルールを覚えて精度を上げる】
第二の売りポイントとしては、第一の売りポイントのようにローソク足で陰線をつけ前日より出来高も上回った場合もそうですが、
別の売りポイントとしてローソク足で陰線をつけ上ヒゲを長くつけた場合です。
チャートで照らし合わせると11月29日がそのタイミングとなります。
このように、テーマ株に仕掛ける流れを実際のトレンドとなったカジノ関連銘柄と照らし合わせて紹介してきましたが、これはあくまで一例です。
実際は更に難しい判断が必要になってくる可能性がありますが、これだけのポイントを知っている事で、テーマ株への向き合い方は分かりやすくなったかと思います。
7. まとめ
テーマ株はトレンドに乗れば短期で利益を出しやすい銘柄です。
メリットやデメリットもありますが、テーマ株の特徴や探し方、仕掛け方などを把握し、しっかりルールも併せて決めておくことができれば、これからの株式投資で利益を出すのは簡単になってくるかもしれません。
とても長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
この内容がお役に立てて頂けたら光栄です。
急騰狙いのおすすめ記事