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円高で上がる銘柄とは?円高メリット株を抑えよう!

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ニュースで「円高ドル安」などの言葉を耳にしたことがあると思います。

しかし、その本質を知らずに投資されてる方は多いのではないでしょうか?

 

これまではただトレンドにつくだけで、その背景はわからないことが多かった方でも、為替と日本株の関係性を知るだけで収益に大きな差が出ています。

 

円高であれば日本株は安くなるというのが日本では定説のように語られていますが、一体どの程度の相関関係があるのか。 日本株の変動と円についてわかりやすく説明していきたいと思います。

 

 

 

サクッと銘柄だけ知りたい方は4.円高の恩恵を受ける銘柄、及び業種を押してしまいましょう!

1.円高とは?

 

簡単に言うと、他国の通貨より円の価値が上がったことを意味します。 円に対する各国通貨の価値は経済情勢に応じて常に変動しています。

1ドル=100円を基準とした場合、

・円の金額が1ドル=90円になると円高 ・円の金額が1ドル=110円になると円安

 

例えば、1ドルを買うのに100円必要だったのが、円高によって90円だけで1ドルが買えるようになる。

そうすると、同じモノが以前より少ない円で買える。 この「円の価値があがった」という現象が円高です。

 

 

円高や円安となる理由は、買われた通貨が高くなったり、売られた通貨が安くなるという仕組みが存在するからです。

つまり、円高となる理由は「円が買われたから」と言えます。 なぜ円が買われたのかについては、次のことが考えられます。

 

  • 日本の金利が上がる
  • 日本株が落ち込む
  • アメリカの金利が下がる
  • アメリカの景気が落ち込む
  • 日米の重要人物の発言によって

 

日本は海外との輸出入に大きく頼っており、とくにアメリカ経済の影響を受けやすい国ですので、円高・円安によって経済の流れは左右されます。

 

テレビやインターネット等のニュースで「為替」について多く取り上げられるのは、それほど重要なことだからです。 為替の変動によってどのような影響があるのか見ていきましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 円高とは円の価値が上がること
  • 為替と輸出入の関係は密接である
  • 円高・円安によって景気が左右される

 

2.円高が経済に与える影響

 

基本的に円高は輸出企業には不利となりますが、輸入企業にとっては有利に働きます。

日本はもともと製造業を中心とし、国内で生産して海外に輸出することで経済を発展させてきた国ですので、円高は不景気となる傾向にあります。

 

一方で資源の少ない日本は、多くの資源を海外からの輸入に頼っている側面もあり、円高によって原材料を安く仕入れやすくなります。

円高のメリットとデメリット、それぞれの理由を解説していきます。

 

2-1 円高のメリット

真っ先に思い浮かぶのが「旅行」でしょうか。

投資家以外の人たちにとっても、海外旅行に安く行けるという点は魅力的です。

 

それ以外に国内でも輸入品が安く買えます。 例えば高級腕時計や外国車など、円高になると「円高還元セール」をよく目にするはずです。

また、原油の仕入れコストにも影響します。

 

日本は世界第3位の原油消費国ですから、原油価格が下がることで企業は生産コストを抑えることができ、日常生活ではガソリンや灯油なども安くなります。

 

海外から資源や資材等を仕入れる輸入業にとってコストが安く済むことで収益アップに繋がり、さらに生産の幅を広げるために海外の土地や企業の買収もしやすくなります。

 

主に製造業や製紙業の内需型(国内消費)企業は業績アップが見込めることで、関連銘柄は円高によって買われやすくなります。

具体的にどの銘柄が恩恵を受けやすいのかも後ほど書いていきます。

 

2-2 円高のデメリット

円高になると輸出企業の業績には悪影響をもたらします。

円の価値が上がるということは、日本の商品が海外で高くなってモノが売れにくくなります。

 

商品価格が高くなることで競争力が低下し、輸出での売り上げが減少した企業はコスト削減のため、働いてる人の給料削減を迫られます。

その結果、物価の下落要因となることから不景気に繋がり、デフレへの影響が心配され、日本株は売られやすくなるのです。

 

このような流れで円高によって不況を招くことを「円高不況」と言います。

 

 

例えば海外に自動車を輸出しているトヨタ自動車は、為替に1円の変動があるだけで業績に350億円の違いが出ると言われるほどです。

また、海外からの旅行者は減少に繋がるため、日本の観光地にとっては深刻な問題となります。

 

このように、為替の変動は日本経済全体で考えるととてつもなく大きなインパクトがあるとお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 円高は輸入企業には有利、輸出企業には不利
  • 円高になると個人も企業も海外に行きやすい
  • 円高は日本の不景気を招く要因となる

 

3.円高になると株安になる

 

株価と為替は切っても切れない関係にあります。

日本株は円高になると売られ、円安だと買われる傾向にありますが、この為替の動きと連動する海外投資家の存在も大きく影響しています。

 

日本円は安全資産とも言われる近年、海外投資家の資金が日本の株式市場の売買比率を7割近くも占めています。

しかし、海外投資家のほとんどは日本国外で生活をしているために、日本株へ投資の際は日本円を買うことから始まるのが基本です。

 

そのため海外投資家は日経平均株価の動きだけでなく為替も重要視しており、例え株安でも円高であれば利益が確保できるというメリットがあるのです。

円高になるとここぞとばかりに利食いすることで、円高は株安へと繋がってしまうほど影響力を持ちます。

 

その他の要因として考えられるのが輸出企業の業績への悪影響です。 円高が進むにつれ、海外で円製品の価格が上がることで売れにくくなります。

すると、業績悪化の懸念から輸出企業全体が株安となり、主力株の低下に伴って株式市場全体に与える不安は大きくなるのです。

 

為替の変動は企業努力でどうにかなる問題ではないので、その対応策として企業は海外に工場を建て、そこで商品の生産から販売まで行おうと考えます。

海外を拠点にすれば円高の影響を受けずに収益が安定するように思えますが、実はここに大きな問題点があるのです。

 

生産する工場を海外に移すことで日本の工場が稼働しなければ、日本の労働者は仕事を失ってしまいます。

失業率が増えることで、失業手当や生活保護を受ける人も増える、つまり政府の支出が増えます。

 

 

円高が進み過ぎることで企業が海外に拠点を移すような選択が増えると、日本経済全体で見たとき、非常に深刻な問題となるのがわかります。

日本国内での企業利益が減ると、そこで働く人々の給料は下がり、消費を控えようとしますのでモノが売れなくなり、さらに企業の業績は悪くなる、というような悪循環を引き起こしてしまうのです。

 

これをデフレと言い、円高の影響で日本が本当に恐れていることでしょう。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 円高は輸入企業には有利、輸出企業には不利
  • 円高になると個人も企業も海外に行きやすい
  • 円高は日本の不景気を招く要因となる

 

 

4.円高の恩恵を受ける銘柄、及び業種

 

トランプ大統領が、鉄鋼、アルミニウムの輸入制限を発動すると発表したことにより円高が進み関連銘柄が恩恵を受けています。

 

円高が進むと、もともと景気動向に左右されにくいディフェンシブ銘柄と呼ばれる電力やガス・製薬・食品・交通機関などが注目されます。

 

しかし、多くのモノを海外からの輸入に頼っている日本にとって、 より資金が向かいやすい円高メリット関連銘柄が存在しますので、効率よく投資をしたい方にはこれがおすすめです。

 

・原料価格が下がる医療機器 ・輸入依存度が高い小売・外食産業 ・海外への旅行者が増える旅行産業

それぞれの業界から関連銘柄をピックアップしていきます。

 

4-1.【7575】日本ライフライン(医療機器)

 

 

市場 東証1部
業種 卸売業
単元 100株
比較される銘柄 DVx 、ウイン・パートナーズ、内外テック
注目ポイント 心臓領域に強みを持つ医療機器輸入商社

国同社は、心臓・血管疾患の治療に関わる医療機器を取り扱っている医療機器輸入商社です。

EPカテーテルやアブレーションカテーテル、人工血管など自社開発製品も手掛けています。

 

円高になることで、医療機器の仕入れ価格が下がることが期待され、円高メリットによる連想買いで物色されることが期待されます。

医療機器は、これから超高齢化社会を迎える日本で需要が急増することは間違いなく、円高メリットに関係なく買い安心感があるセクターであると言えます。

 

4-2.【7581】サイゼリヤ(外食産業)

市場 東証一部
業種 小売業
単元 100株
比較される銘柄 ロイヤルHD 、ワタミ 、イオン
注目ポイント 低価格メニューに特色のあるイタリアンレストラン「サイゼリヤ」を直営展開。

 

低価格チェーン店「サイゼリヤ」を展開する同社は、多くの食材を海外から輸入しており、円高が業績に大きく寄与すると期待されます。

 

2017年には国内店舗数が1,000店の大台に達しており、円高が進むことによって、更なる快進撃が期待されます。

また、人口減少によって個人消費の先行きに暗い影を落とす国内市場のみならず、高い成長を続ける中国市場に進出していることにも注目です。

 

4-3.【9376】ユーラシア旅行社(旅行産業)

市場 東証1部
業種 サービス業
単元 100株
比較される銘柄 KNT-CT、旅工房、京都ホテル
注目ポイント 高齢者向け海外旅行の企画販売を手掛ける

 

同社は、エジプトのピラミッドを始めとする世界遺産や自然・秘境巡りといった高齢者向け海外旅行の企画販売を手掛ける旅行会社です。

 

円高になると海外旅行費が下がり、現地での買い物もしやすくなることから、旅行会社が物色されることが期待されます。

 

特に、同社が手掛けている旅行企画は高齢者向けの高単価企画が多く、日本が超高齢化社会を迎えるにあたって、高齢者向けサービスは巨大マーケットになることが確実であることからも注目されます。

 

5.まとめ

 

日本市場においては外国人投資家の割合が圧倒的に占めている以上、その関係から「円高・株安」の構図はそう簡単に崩れそうもありません。

円高時にどのような投資戦略を練るか?

 

この判断で投資の成果は大きく左右されます。

デメリットが多いとも言われる円高ですが、あらゆるモノを海外からの輸入に頼っている日本にとって適度な円高も歓迎すべきでしょう。

 

投資判断の精度を上げるためにも、円高時にはこれらのメリットを存分に活かしていきましょう。

 

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