- 2019-1-8
- 特集
日本最高のカリスマ個人投資家をご存知でしょうか?
脅威の資産倍増を達成し、大株主となる投資家たちが日本にも数多くいます。
投資金100万円前後から、200億円越えの有名な4人の個人投資家をご紹介したいと思います。
それぞれの投資法も合わせて取り上げて見ましたので、参考になる投資法があるかもしれません。
凄過ぎるその成功スタイルをご覧下さい。
目次
1.15銘柄の大株主である五味大輔氏
五味大輔氏と言えば、そーせいグループの筆頭株主となったことで有名な個人投資家。
1-1.【4565】そーせいグループの大株主
五味氏は中学時代から株式投資を始め、学生時代に100万円の投資金から6,000万円稼いだ実績を持ちます。
基本信用取引は行わず、現物で集中投資。
ミクシィやガンホー株で資産を大きく増やし、2015年には資産200億円を超え、2016年11月には、そーせいグループの筆頭株主になったことも大きな話題となりました。
また、五味氏はそーせいグループ以外にも企業の大株主として名前が乗っており、現在四季報で大株主トップ10として確認できるだけでも9銘柄。
※2019年1月8日時点
銘柄 | 保有株数 | 保有比率 | 大株主トップ10 |
【2120】LIFULL | 270万株 | 2.2% | 7位 |
【3182】オイシックス | 38万株 | 2.2% | 10位 |
【3723】ファルコム | 48万株 | 4.6% | 5位 |
【3760】ケイブ | 22万株 | 7.0% | 3位 |
【4235】UFHD | 50万株 | 7.3% | 3位 |
【4565】そーせい | 604万株 | 7.9% | 1位 |
【7774】Jティッシュ | 29万株 | 0.7% | 6位 |
【7829】サマンサJP | 54万株 | 1.5% | 3位 |
五味氏はこれだけの銘柄の大株主となっており、2019年1月8日時点の評価損益額で116億円となっています。
2016年にそーせいグループが急騰したときは、運用資産300億円を超えていたとも言われています。
また、大株主以外の見えない部分でもポジションを持っていると思われるので、個人投資家としてとてつもない資産をもっていることになります。
1-2.五味大輔氏の投資手法
五味氏は、基本長期投資でレバレッジはかけないスタイルです。
投資に使う時間は1日10分~20分程度。
投資のネタは身の回りから見つけることが多く、気になった銘柄は中長期計画を確認し、中長期計画の信頼性を見極めると言います。
ゲーム関連銘柄は好きで、パズドラが出てきたときはヒットを確信しほぼ全ての資金をガンホーに投入し、大幅な資産倍増を達成しております。
また、保有銘柄の売り方については、株価の上昇に合わせ徐々に売っていくスタイル。
投資判断を間違ったときは早めに損切りするスタイルだと言いますが、出来高が少ない場合や売れない場合は塩漬けの場合もあるそうです。
どの銘柄も億越えの資金を投入していることもあり、出来高が少ない銘柄を売る場合は株価を下げる要因になってしまうので、難しい判断となりそうです。
ただ、五味氏の保有する銘柄は人気を集めやすく、五味氏銘柄として個人投資家が後追いすることからも、カリスマ性は十分あります。
日本の個人投資家として間違いなくトップクラスといえます。
- 五味氏は15銘柄の大株主トップ10リストに載る個人投資家
- 個人投資家から五味氏銘柄として人気を集めやすい
2.五月さん(片山晃氏)は資産2万倍増!
ハンドルネームは「五月」さんとして有名な片山晃氏を見ていきます。
2-1.資金65万円から156億円
片山氏が投資を始めたきっかけは、専門学校を中退した後に見た投資テーマのテレビドラマ「ビッグマネー」
2005年資金65万円からスタートし、2006年末にはアルバイトも辞め専業投資家になったそうです。
初期の頃はデイトレを行い、一時資産が1,300万円まで増加。
ただ、2008年のリーマンショック後は中長期投資に手法を転換します。
その後片山氏は「レオス・キャピタルワークス」に就職し機関投資家の道も歩みますが、自由にやりたいとゆう思いで退社。
2014年7月にはシリウスパートナーズを設立し、未上場ベンチャーへの投資もしています。
そんな片山氏が大株主となっている銘柄は4銘柄
※2017年10月5日時点
銘柄 | 保有株数 | 保有比率 | 大株主トップ10 |
【3926】オープンドア | 31万株 | 3.0% | 6位 |
【4318】クイック | 33万株 | 1.7% | 7位 |
【7575】日本ライフライン | 225万株 | 4.9% | 4位 |
【3641】パピレス | 54万株 | 10.5% | 2位 |
2017年10月5日時点の評価損益額は156億円
未上場ベンチャーや、大株主以外の見えない銘柄も含めると、巨額の投資金を持ち運用していることが分かります。
2-2.片山晃氏の投資手法
片山晃氏の投資手法はファンダメンタル重視
中小型株を中心に、決算短信などで企業の財務情報を徹底的に調べ上げ、割安、有望株を見つけるスタイルです。
特に注目するのは売上高と営業利益
来年、再来年と今後の業績がどうなるか、という点が大事で決算の数字以上のことを読み取ることだと言います。
継続して適時開示情報を見ることで、すぐ変化に気付くことができ、その変化を逃さないからこそ適切な投資判断ができるようです。
そのようなスタイルで発掘した銘柄の1つが、【2461】ファンコミュニケーションズ。
スマホ普及に合わせいち早く動きシェアを伸ばすと、2013年~2014年にかけて株価は約10倍の急騰を見せた銘柄です。
片山晃氏の投資法は極めて王道スタイルということがわかりますが、そのスタイルで資金65万円から156億円という資産倍増を達成していることを踏まえると、カリスマ投資家に相応しい個人投資家です。
- テレビドラマがきっかけで投資をスタートし、2万倍以上の資産倍増を達成
- 極めて王道なファンダメンタル重視の投資法で有望株を見つけるスタイル
3.伝説的な天才トレーダーBNF氏(小手川隆氏)
小手川隆氏、通称「BNF」は「ジェイコム男」として一躍有名になった
3-1.ジェイコム誤発注事件で20億稼ぐ
2000年、大学時代にアルバイトで貯めた160万円を元に株式投資を始めたBNF氏。
知識も経験も無しに始めたので、1日中チャートを見続け株の動きや法則性から独自の理論を構築。
デイトレードからスイングトレードに手法変えたことで2ヶ月で280万まで増やしました。
その後も、独自のトレード手法で資産を増やし2年後には1億円突破。
この頃、ネット掲示板の2ちゃんねるに「B・N・F」というハンドルネームでコメントを投稿し始めます。
2005年のジェイコム株誤発注事件時には、資産80億円まで増やしており、ジェイコム株に40億円投入し高騰したところで売り、わずか16分間で約20億円を稼ぎ出しました。
この事件で20億を稼いだ小手川氏の存在が、ニュースや新聞で一気に広まりました。
このとき「ジェイコム男」として有名に。
資産100億円を突破し、その後2008年には200億円を超えるまで資産倍増を達成しております。
そんなBNF氏が大株主となっている銘柄は5銘柄
※2019年1月8日時点
銘柄 | 保有株数 | 保有比率 | 大株主トップ10 |
【3103】ユニチカ | 117万株 | 2.0% | 4位 |
【4287】ジャストプラ | 6万株 | 1.5% | 7位 |
【5103】昭和HD | 28万株 | 0.3% | 9位 |
【7215】ファルテック | 21万株 | 2.2% | 4位 |
【8585】オリコ | 2,899万株 | 1.6% | 4位 |
2019年1月8日時点の大株主としての評価損益額は45億円
その後不動産投資も手掛け、秋葉原のビル2棟や渋谷のビルも所有するなど、巨額の資産を運用している模様です。
3-2.BNF(小手川氏)の投資手法
逆張りが好きで、短期の逆張りをメインのスイングトレードスタイル。
信用取引は行わず、現物買いのみを行う。
流動性がある銘柄の中から、25日移動平均線からの乖離率、ボリンシャーバンドなどをメインにテクニカル分析を行い、銘柄を選ぶようです。
特に短期の逆張りで見ているポイントとしては乖離率で、底を見極める手法。
その時の地合いや銘柄によっても判断は違うが、自分の相場観にしたがって判断するそうです。
また損切りは徹底し、迷わず行うスタイル。
コツコツ負けてドカンと勝つスタイルで資産を増やしているBNF氏。
そんなBNF氏の有名なエピソードとして、ソフトバンクの孫正義社長と会談をしたことがあり、資産運用を依頼されたが「他人のお金を動かしたくない」と断ったことがある。
ここまでの流れをまとめると、小手川氏は「ジェイコム男」としての一発屋ではなく、まさに天才トレーダーと呼ぶに相応しい運用を行っている個人投資家です。
- 独自の理論を構築し無職から200億円を稼ぎ出した天才トレーダー
- 短期の逆張りをメインにテクニカル分析し、底を狙うスタイル
4.ネット投資家の間では有名なcis(森貴義氏)
2ちゃんねるやツイッターなどで取引実況をするトレーダーcis(森貴義氏)も200億円越えの個人投資家として有名です。
4-1.世界同時株安で利益40億円を稼ぎ出した
2000年大学生だったときに104万円の元手で株式投資を始めたcis氏
デイトレードやスイングトレードの短期取引で、2003年ごろまでは資金を溶かし続ける負け組投資家でした。
その後、知り合った投資家との出会いで投資手法が変わり、デイトレードで高パフォーマンスを出せるようになったそうです。
資産を増やしながら、2ちゃんねるでの取引実況や過激な投稿もすることで、徐々に有名なトレーダーになっていきます。
2004年には資産1億円を超え、2005年のジェイコム株誤発注事件では約6億円の利益を獲得しています。
2015年8月の世界同時株安時には、多くの投資家が混乱している中、cis氏は40億円の利益を稼ぎ出した凄腕です。
この頃には資産200億円を達成
そんなcis氏が大株主となっている銘柄は2銘柄
※2019年1月8日時点
銘柄 | 保有株数 | 保有比率 | 大株主トップ10 |
【5199】不二ラテ | 3万株 | 2.3% | 9位 |
【8703】カブコム | 270万株 | 0.8% | 9位 |
2019年1月8日時点の評価損益額は約11億
デイトレードメインの投資法なので、長期保有株があまりないのは当然ですね。
4-2.cis氏の投資手法
cis氏の投資はデイトレードやスイングトレードといった短期投資がメインです。
順張りメインで強気のものを選び出し買うスタイル。
監視銘柄として、注目されているセクターやストップ高銘柄などをピックアップ。
その中でも値動き、出来高、流動性などから強気の銘柄を判断し、強そうだと思ったら買うというトレードスタイルです。
また、機関投資家の行動パターンを先読みして売買することもあるようです。
cis氏の損切りに関する考え方としては、銘柄のトレンドが変わったと思ったときにはすぐに損切りをすると答えています。
損失を拡大させることが一番の恐怖とも言っており、損切りに関しては迷わず切るスタイルです。
ちなみにcis氏は、2011年11月10日の笑っていいともに「株で100億円儲けた男」として出演したことがあります。
また、2015年8月の世界同時株安について、アメリカ金融情報誌「ブルームバーグ」から取材を受けたこともあります。
- 104万円から200億円以上の資産倍増を達成した凄腕トレーダー
- デイトレードメインの投資法で、強気の銘柄をガンガン買うスタイル
5.著名な成功者達4名
5-1.かぶ1000氏(バリュー投資)
【 投資金 】40万円 ⇒ 2億5,000万円
【 投資歴 】30年
【 投資法 】バリュー投資
お年玉を積み立てし、定期預金が満期になった頃に『株を買ってみてはどうだ?』と叔父に提案された事をきっかけに投資を始めた、かぶ1000氏。
安定して資産を増やす方法は無いかと考え、見つけたのが「バリュー投資」でした。
バリュー投資は、相場全体の影響で株価を下げたことで割安となった優良銘柄を狙う長期投資方法です。
相場が悪くなると、殆どの投資家が自分の資産を守ろうと保有株を手放しますのですが、中には企業が不祥事を起こしたわけでも、何か悪材料が出ているわけでも無いのに売られ、株価を一時的に下げてしまう銘柄が出てきます。
そういった銘柄の株価が適正株価なのかどうかを見極めて割安なら購入し、最低でも適正株価に戻るところまでは売らずに保有し続けます。
購入時とは真逆に、適正株価から大きく上振れたら時が売却のタイミングとなります。
指数が下がると連動して売られる大型株よりも、割安のまま放置されている可能性が高い小型株はおすすめです。
- 高値掴みを恐れる必要が無く、更に割安感が株価を下支えしてくれる。
- 割安かどうかの判断が難しく、成果が出るまでに時間が掛かる。
5-2.テスタ氏(スキャルピング)
【 投資金 】800万円 ⇒ 20億円
【 投資歴 】12年
【 投資法 】スキャルピング
株式投資を始める前はパチンコのみで生計を立てていたテスタ氏。
働かずともパチンコだけで年収1,000万円を稼げていたそうですが、それでは満足できずデイトレーダーとして株の世界へ。
テスタ氏は一日の内で何度も売買を繰り返し、利益を積み重ねることで最終的に大きな利益を狙う「スキャルピング」で資産形成を行ってきました。
「スキャルピング」は1銘柄の保有期間は数十秒から数分程度と非常に短いため、値下がりのリスクを極限にまで減らすことができます。
ローリスクである分、僅かな利益を積み重ねていく投資方法であるため大きなリターンも得ることはできません。
場合によっては手数料分で相殺なんてこともあります。
市場が開いている間はずっとPCの前に張り付いている必要があり、その間一瞬でも気を抜くことはできません。
スキルだけでなく、何よりも集中力と根気が必要な投資方法となっています。
- 地合いの影響を受けにくく、ローリスク。ボラティリティは大きければ大きい程良い。
- ローリターンで、尚且つ一日中ずっとPCの前に張り付いている必要がある。
5-3.JACK氏(IPO投資)
【 投資金 】??? ⇒ 2億円
【 投資歴 】30年
【 投資法 】IPO投資
サラリーマンとして会社に勤めている兼業トレーダーでありながら、見事億り人になったJACK氏。
過去のリーマンショックやブラックマンデーなどの危機も「IPO投資術」で乗り越えてきたと言います。
事実、IPO銘柄を手に入れることができれば高確率で利益を得ることができるため、基本的には抽選で購入者が決められるほど。
IPO銘柄は、上場する際の公募価格が割安で設定されていることが殆どであるため、上場後すぐに初値で売ればその差額分が利益になります。
初値で売るため、チャートに関する知識は必要ありません。
しかし一つだけ、上場後の初値が公募価格よりも下回る「公募割れ」というリスクがあります。
公募割れのIPO銘柄を掴まないためにも、マザーズや小型株、IT関連企業の銘柄に申し込むようにしましょう。
また、少しでも当選確率を上げるためにも、できるだけ多くの証券口座を開設することをおすすめします。
- 当選してしまえば高確率で勝てる。
- 公募割れの可能性もあるため企業の分析は最低限必要。
5-4.夕凪氏(イベント投資)
【 投資金 】30万円 ⇒ 1億円以上
【 投資歴 】18年
【 投資法 】イベント投資
偶然にも最高のタイミングで投資の世界に入り、ITバブルで資金を一気に増やすことに成功した夕凪氏。
しかし、バブルの崩壊で元の資金を割り込むほどの痛手を負ったことで投資家として道を一度挫折。
その後一冊の本に出会ったことで再び投資家としての道を歩みはじめ、30万円の元金を1億円以上にまで増やす事に成功しました。
その本で得たのが、定期的に流れ込む投資家の資金を先読みして仕込んでおく「イベント投資」です。
株主優待で人気な銘柄は、権利確定日の都合上ある程度資金が流れ込んでくるタイミングを把握することは可能です。
最低でも権利確定日の2~3ヶ月前には購入しておき、権利確定日最終週に売り抜けることで、堅実に利益を得ることができるでしょう。
他にも2月中旬から4月中旬は機関投資家のお化粧買いであったり、1年のうちで最も相場が賑わう11月末から12月末だったりと、市場にはピンポイントで狙える時期というものが存在します。
- 地合いの影響を受けにくく、決まった時にのみ売買を行うので仕事と両立できる。
- 読み違えた時のリスクもあるため、相場感や機関投資家の動きをしっかりと把握しておく必要がある。
6.まとめ
日本の株成功者達を厳選して4名紹介しましたが、独自の投資スタイルを確立し、驚異的なセンスも持っていました。
ただ、それぞれの投資スタイルは王道のパターンが多く、参考になる点もあったことでしょう。
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読むだけでも投資力UPへと繋がりますので、成功者に近づくためにも是非いろいろな記事を読んでみて下さい。