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J-Startup関連銘柄に注目!政府と経済界の後押しから第2のメルカリは生まれるか

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J-Startup銘柄に注目が集まっています。

国がスタートアップ企業への支援に本格的に乗り出しました。

 

経済産業省はユニコーン企業と呼ばれる時価総額10億ドル(1,100億円)超の企業を多数生み出すため、92社を「J-Startup」企業として選定し、今後は大企業やベンチャーキャピタル(VC、投資ファンド)などの「J-Startup Supporters」が支援していきます。

 

J-Startupのなかにはすでに上場している企業もあるので、株を買うことができます。

 

国が優良企業候補と認め、大企業やVCなどが「育成する」と約束したJ-Startup銘柄に注目しない理由はないでしょう。

 

1.J-Startupとは?

J-Startupプログラムは、2018年6月に経済産業省が打ち出した事業です。

 

政府は「未来投資戦略2018」のなかで、2023年までに、企業価値または時価総額が10億ドル以上になる未上場ベンチャー企業または上場ベンチャー企業を20社創出する目標を掲げています。

 

J-Startupプログラムはその目標を達成する手段の1つです。

 

ユニコーンとは幻の動物、一角獣のことで、未上場の時価総額10億ドル企業はそれくらい希少価値があることから、ユニコーン企業と名付けられました。

 

上場した企業はユニコーン企業とは呼ばれません。

 

1-1.J-Startupのプログラム

 

まず、革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を提供することができる会社を、J-Startup企業として選定しました。

 

選定したのは、金融機関やファンドやIT大企業の幹部や学者たちで構成するJ-Startup推薦委員会です。

 

J-Startup企業に選ばれたのは92社で、業種別の構成比はサービス22%、ロボット・制御21%、IoTデバイス20%、医療・バイオ14%、製造・新素材・エネルギー12%、航空・宇宙6%、モビリティ5%となっています。

 

大企業やベンチャーキャピタルが行うJ-Startup企業への支援内容は、事業スペースの提供やロボット実験の協力、専門家によるアドバイス、自社顧客の紹介などです。

 

 

【ここだけチェック!】
  • J-Startupプロジェクトは国が主導し大企業とVCがスタートアップ企業を支援する仕組み
  • J-Startupプロジェクトの目標は、2023年までに10億ドル企業を20社つくる
  • J-Startup企業は92社で、サービス、ロボット、IoTなど幅広い分野から選出
  • J-Startup企業への支援内容は事業環境の整備やアドバイス、販路拡大など

 

2.第2のメルカリは?ユニコーン企業候補に注目

J-Startup企業92社のなかには、初値が公開価格を7割近く上回り時価総額6,000億円超を誇る【4385】メルカリも含まれます。

 

メルカリは6月に上場したばかりで、上場前は「国内唯一のユニコーン企業」といわれていました。

 

J-Startup企業のなかには、未上場の企業が多数含まれています。

このなかからユニコーン企業が生まれるのでしょうか。

 

そこで、J-Startup企業のなかの未上場企業3社に注目してみましょう。

 

2-1.<株式会社アクセルスペース>

アクセルスペースは東京・日本橋に本社を置く、2008年設立、資本金約20億円の宇宙関連企業です。

 

事業内容は、超小型衛星の設計・製造に加えて、超小型衛星を使ったソリューションや打ち上げアレンジメントなども行います。

 

同社のビジネスモデルは、企業に自社の衛星を持ってもらうことです。

超小型衛星の開発でコストが億円単位にまで圧縮できたため可能になりました。

 

気象予報会社が自社の衛星を持てば、必要な気象情報を確実に素早く集めることができます。

 

メーカーや商社も自社の衛星を持てば、衛星から世界のあらゆる土地を見て市場を分析したり、人が立ち入れない地域の情報を集めたりすることができます。

 

代表取締役は中村友哉氏です。

 

2-2.<エレファンテック株式会社>

エレファンテックは東京都中央区に本社を置く、2014年設立、資本金約4.5億円の電子回路「プリンテッド・エレクトロニクス」を製造開発、販売する会社です。

 

メーンの製品「フレキシブル基盤P-Flex」は、ナノレベルにまで細かくした金属粒子をインクジェット印刷してつくる基盤です。

 

基盤をつくるには「型」の費用が10万円以上かかっていましたが、フレキシブル基盤P-Flexなら型の費用がゼロ円です。

 

また製造過程でも5分の1のコストダウンに成功しました。

そのため設計変更を簡単に行えるようになり、顧客企業の開発スピードアップに貢献できます。

 

代表取締役は清水信哉氏です。

 

2-3.<レキオ・パワー・テクノロジー株式会社>

レキオ・パワー・テクノロジーは那覇市に本社を置く、2011年設立、資本金約8,000万円のジェネリック医療機器事業の会社です。

 

ジェネリック医療機器とは、ジェネリック薬と同じように、特許が切れて低コストで製造できる医療機器のことです。

 

同社は、医療機器が慢性的に不足している途上国にジェネリック医療機器を輸出しています。

 

代表取締役は河村哲氏です。

 

3.J-Startupに選出された上場済みベンチャー企業全12銘柄

ユニコーン企業やユニコーンの卵は未上場なので、個人投資家は投資する(株を購入する)ことはできません。

 

そこで、J-Startup企業の上場済み12銘柄を紹介します。

12社のなかにはすでに時価総額10億ドルを達成している企業もあります。

 

つまりこの12社は「大化けする企業」や「さらに成長する企業」の可能性があるわけです。

日頃の株価チェックの対象に加えたいものです。

 

12社の事業内容と2018年6月22日現在の時価総額を紹介します。

 

3-1.【3900】クラウドワークス

クラウドワークスは国内最大級のクラウドソーシング企業で、サイトを使って人材マッチングを行っています。

 

本社は東京・渋谷。2011年に設立し、2014年に上場しました。

時価総額は約257億円で、代表者は吉田浩一郎氏です。

 

詳細は後述します。

 

3-2.【7779】CYBERDYNE

CYBERDYNEはロボットスーツ「HAL」を開発した、筑波大発ベンチャーです。

 

HALは医療機関や介護などにレンタルしています。アメリカ進出も果たしました。

最近は清掃ロボットを商業施設に導入するなど新規事業も好調です。

 

本社はつくば市にあります。2004年設立し上場は2014年。

時価総額は約1,795億円で、代表者は山海嘉之氏です。

 

3-3.【3998】すららネット

すららネットはオンライン学習教材を学習塾や学校法人や個人に販売している会社です。

 

理科教材の海外版を開発するなどグローバル展開を果たし、業績は好調です。

発達障害児への支援プログラムや大学へのマーケット拡大など、勢いも感じられます。

 

本社は東京・神田。2008年に設立し、上場は2017年。

時価総額は約144億円で、代表者は湯野川孝彦氏です。

 

3-4.【3993】PKSHA Technology

PKSHA TechnologyはAIの開発とサービス提供している会社です。

 

AIアルゴリズムのソフトウェアは自動応答への用途が広がり販売が好調です。

顧客は金融、小売り、製造など幅が広いのが特徴です。

 

本社は東京都文京区にあり、2012年に設立し、上場は2017年。

時価総額は約1,477億円で、代表者は上野山勝也氏です。

 

3-5.【6550】Fringe81

Fringe81はネット広告代理やメディア収益化支援の企業です。

 

同社が開発した「ユニポス(Unipos)」は同じ会社の社員間で「ピアボーナス」を支給するコミュニケーションツールです。

 

ある社員が同僚に仕事を手伝ってもらって感謝したいときに、ピアボーナスを支給するのです。

 

本社は六本木ヒルズ内にあり、2012年に設立し、上場は2017年。

時価総額は約99億円で、代表者は田中弦氏です。

 

3-6.【4587】ペプチドリーム

ペプチドリームは創薬メーカーです。自社開発のほか、大手製薬メーカーに技術供与しています。

 

そーせいグループとの共同研究では、臨床開発に向けて取り組んでいます。

殊ペプチド製造の拠点を建設中で、2019年に本格稼働する予定です。

 

神奈川県川崎市に本社を置き、2006年設立、上場は2013年。

時価総額は約6,136億円で、代表者はR.パトリック氏です。

 

3-7.【3994】マネーフォワード

マネーフォワードは個人向け家計簿アプリ「マネーフォワード」、法人向け会計システム「MFクラウド」を開発、提供している会社です。

 

本社は東京都港区にあり、2012年設立、上場は2017年。

時価総額は約1,209億円で、代表者は辻庸介氏です。

詳細は後述します。

 

3-8.【4385】メルカリ

メルカリは国内最大のフリーマーケットアプリを提供している会社です。

 

六本木ヒルズ内に本社があり、2013年設立、上場は2018年。

時価総額は約6,158億円で、代表者は山田進太郎氏です。

 

3-9.【2931】ユーグレナ

ユーグレナは藻の一種ミドリムシを育成、生産し、それを材料に機能性食品や化粧品を開発、製造している会社です。

 

最近はミドリムシをつかったバイオ燃料製造にも着手しました。

遺伝子解析サービスも手掛けています。

 

本社は東京都港区にあり、2005年設立、上場は2012年。

時価総額は約750億円で、代表者は出雲充氏です。

 

3-10.【3966】ユーザベース

ユーザベースは、ビジネスデータの「SPEEDA」と、SNS型ニュースの「NewsPicks」をサイト上で運営している会社です。

 

ニュースサイトは有料会員も増加傾向にあり業績は好調です。アメリカ進出も果たしています。

 

本社は東京・恵比寿にあり、2008年設立、上場は2016年。

時価総額は約994億円で、代表者は稲垣裕介氏です。

 

3-11.【4384】ラクスル

ラクスルはネットで印刷を受注する「ラクスル」や、運送仲介の「ハコベル」を運営する会社です。

 

集客支援ビジネスも展開していて、大手企業への開拓が進み業績に貢献し始めています。

 

本社は東京・品川にあります。2009年に設立し上場は2018年。

時価総額は約768億円で、代表者は松本恭攝氏です。

 

3-12.【4978】リプロセル

リプロセルはiPS細胞を活用した創薬支援や臨床検査事業を展開する会社で、東大、京大と共同研究を行っています。

 

本社は横浜市にあり、2003年設立、上場は2013年。

時価総額は約167億円で、代表者は横山周史氏です。

詳細は後述します。

 

4.期待のJ-Startup関連銘柄3選

 

上場している12のJ-Startup企業のなから、特に注目したいクラウドワークス、マネーフォワード、リプロセルの3社について、さらに詳しくみていきましょう。

 

4-1.【3900】クラウドワークス

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市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業
単位 100株
比較される銘柄 【3691】リアルワールド、【3979】うるる、【3854】アイル
注目ポイント 国内最大級のアウトソーシング会社で、最近は三菱UFJFGとウォレットサービスを共同開発中です。

企業の社員の副業を容認する動きが広がっています。

 

クラウドワークスの人材マッチングサイト「クラウドワークス」は、会社員の副業や専業主婦の内職を数多く紹介しているので「副業容認の波」に乗っています。

 

同社の収益源は、仕事を依頼する企業と仕事を受ける個人の間で契約が成立したときに徴収する20%の手数料です。

 

最近は新サービスの開発も模索していて、三菱UFJFG以外にも、住友生命に業務の自動化サービスを提供しています。

 

サイト「クラウドワークス」でBtoC事業を展開しつつ、大企業向けBtoB事業に拡大しています。

 

4-2.【3994】マネーフォワード

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市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業
単位 100株
比較される銘柄 【4284】ソルクシーズ、【9613】NTTデータ、【3853】インフォテリア
注目ポイント 個人向け家計簿アプリ「マネーフォワード」で一躍注目を集めましたが、最近は法人向けクラウドサービスを拡大していて領収書などのデータ入力サービスが人気です。

同社は2018年5月23日、仮想通貨の交換業に参入することを発表しました。

株価は発表前日22日の4,665円から上昇し6月1日には最高値の5,940円をつけました。

 

マネーフォワードの仮想通貨戦略は、決済、送金、ポイント交換といった、他の交換業者がやっていない付加価値をつけることです。

 

こうした付加価値をつけることができるのは、同社がこれまでに2,600以上の金融機関やポイント事業者と連携してきたからです。

 

つまり、同社にとって仮想通貨ビジネスは「多角化」ではなく「既存事業の拡大」であるため、相乗効果が期待できます。

 

4-3.【4978】リプロセル

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市場 東証ジャスダック
業種 化学
単位 100株
比較される銘柄 【4974】タカラバイオ、【4557】医学生物学研究所、【3386】コスモ・バイオ
注目ポイント 再生医療の中核を担うiPS細胞関連のビジネスを展開し、遺伝子解析やゲノム編集といった最先端医療に携わっています。

東大と京大という、国内最高峰の大学と共同研究していることで注目を集めています。

営業赤字が続いていますが、赤字幅は縮小しています。

 

これは動物試験の代わりになる研究用細胞や再生医療に使う試薬などの販売が順調だからです。

 

2018年内に、細胞治療薬の治験申請を行うことを目標にしています。

新薬、創薬は国策だけにJ-Startupのなかでも注目度が高い企業といえるでしょう。

 

5.まとめ

 

国内唯一のユニコーン企業といわれたメルカリの上場は、マスコミで大きく取り上げられました。

 

メルカリはすでにアメリカで事業を展開しており、政府が求める「世界で闘える力」を備えた、まさにJ-Startupを象徴する企業です。

 

投資家目線でメルカリを眺めると、初値が公開価格を大幅に上回るなど魅力的な投資先といえます。

 

第2、第3のメルカリがすぐに出てくるかもしれないので、しばらくはJ-Startup銘柄から目が離さないほうがいいでしょう。

 

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