- 2021-3-8
- 銘柄選び
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配当金でバラ色のライフプラン!?夢の配当金生活を実現しよう!
日銀がマイナス金利を導入したことから、銀行預金は超低金利どころかマイナス金利になるとも言われています。
そんな中、高配当株が個人投資家の間で大きな注目を集めています。
「人生100年時代」とも言われる今後のライフプランを支える大きな武器となることが期待される高配当株に注目していきましょう!
目次
1.2021年、おすすめ高配当株ランキングTOP10!
高配当株とは、配当利回りの高い株のことです。
具体的には、配当利回りが3%を超える株は高配当株と言っていいでしょう。
配当利回りは、1株当たりの年間配当金を株価で割って算出されます。
中間配当30円、期末配当30円で現在の株価が1000円である場合
{(中間配当30円)+(期末配当30円)}÷株価1000円=0.06=6%となり、配当利回りは6%となります。
それでは、おすすめ高配当株ランキングTOP10を見ていきましょう!
1-1.おすすめ高配当株ランキングを発表!
- 配当利回りが3%以上ある高配当株
- 直近数年間の値幅変動が小さく業績が安定している
高配当株はただ高いだけではよくありません。
高配当株(利回り3%以上)であると共に、値幅変動が小さく業績が安定している銘柄が良いのでこちらを前提としています。
順位 | 銘柄 | 配当 |
1位 | 【9434】ソフトバンク | 6.09% |
2位 | 4502】武田薬品工業 | 4.79% |
3位 | 【8058】三菱商事 | 4.41% |
4位 | 【9432】日本電信電話 | 3.80% |
5位 | 【2121】ミクシィ | 4.20% |
6位 | 【8410】セブン銀行 | 4.55% |
7位 | 【2914】JT | 6.72% |
8位 | 【6178】日本郵政 | 5.29% |
9位 | 【7182】ゆうちょ銀行 | 4.81% |
10位 | 【9503】関西電力 | 4.56% |
1位【9434】ソフトバンク 6.09%
携帯キャリア大手。2018年12月のIPO以降、絶対的な安定性を誇る銘柄です。
配当利回りは6%を超えており、日本株のディフェンシブ高配当銘柄としては、頭一つ抜けている銘柄と言えるでしょう。
唯一の懸念事項として、菅政権の目玉政策である携帯料金値下げがありますが、2021年3月時点では減配になるようなことはなさそうです。
2位【4502】武田薬品工業 4.79%
製薬最大手。日本株の製薬セクターを代表する大型ディフェンシブ銘柄でありながら、配当利回りは5%弱となっています。
シャイアーの大型買収が嫌気されたことで、やや売られている状況ですが、成長が期待できる銘柄でもあります。
3位【8058】三菱商事 4.41%
総合商社大手。代表的な商社株ですが、配当利回りは4%を超える優良銘柄です。商社は銀行と比べると業績好調であり、値上がり益も期待できるため長期の高配当株投資におすすめです。
2020年にはウォーレン・バフェット氏が、同社を含む日本の商社株に投資していることを発表したことも大きな話題となりました。
4位【9432】日本電信電話 3.80%
通信最大手。2020年には高配当・ディフェンシブ・成長株としておすすめだったNTTドコモがTOBで同社の傘下になりました。
配当利回りは変わらないため、ドコモの代わりの高配当銘柄として、同社に投資して問題ありません。
5位【2121】ミクシィ 4.20%
ソーシャルゲーム「モンスターストライク(モンスト)」を手掛ける同社は、配当利回り4%を超える高配当銘柄であることはあまり知られていません。
これまでは東証マザーズ銘柄ということで高配当株投資にはおすすめできませんでしたが、2020年6月に晴れて東証一部昇格を果たしました。
東証一部銘柄になったことで安定感のある高配当株となっています。
6位【8410】セブン銀行 4.55%
銀行株は総じて配当利回りが高くなっていますが、衰退産業である点は否めません。
セブンイレブン店舗内でATMを展開する同社は、ATMビジネスという銀行の中でも特殊なビジネスモデルを展開しているため、デジタル化やフィンテックの波が押し寄せてきても淘汰される心配はありません。
7位【2914】JT 6.72%
たばこ事業を独占。景気動向に左右されにくく、財務面も安定している日本株を代表する高配当株です。
単純な配当利回りで見ると日本株最強の銘柄ですが、ここ数年は、配当利回り以上のペースで株価下落が続いています。
2020年には株価の下落も底を打った可能性がありますが、業績は新型コロナで悪化しているため、減配リスクには注意が必要です。
8位【6178】日本郵政 5.29%
郵政グループの持ち株会社。絶対的な安定性がある企業でありながら、配当利回りは5%超えとなっています。
かんぽ生命の不祥事があったことなどもあり、2015年11月の上場以降は大きく値を下げ続けていましたが、2020年に底値を打って反発に転じています。
9位【7182】ゆうちょ銀行 4.81%
日本最大の預金金融機関。配当利回りが高い銀行株の中でも、同社は圧倒的な安定性があります。
株価は日本郵政とほぼ同じ動向となっており、2015年11月のIPO以降は下げ続けていましたが、2020年には底値を打って反発に転じています。
10位【9503】関西電力 4.56%
関西地方の電力大手。電力株は福島第一原発事故以降、ディフェンシブ銘柄から一転してリスクがある銘柄という印象が付いていますが、同社の配当利回りは4%超えとなっています。
2050年までに脱炭素を達成するには原発の再稼働が必要不可欠になるという風潮に傾くことになれば、一段高も期待できる銘柄です。
※配当利回りは2020年1月13日終値から算出
2.高配当株のメリット
個人投資家にとって力強い見方として注目される高配当株ですが、その大きなメリットを見ていきましょう。
2-1.銀行金利よりも利回りが圧倒的に高い
現在、銀行の普通預金の金利は高くても0.01%ほどです。
一部のネット銀行は0.1%を超える場合もありますが、それでも高配当株に比べたらほとんど0に等しい利息だと言えます。
また、日銀のマイナス金利政策により、今後も金利が上がる展望はまず望めないと言っていいでしょう。
異次元緩和によって、日銀は大量の国債を購入していることから、金利上昇だけは絶対に避けたいという思惑があります。
一方、日銀は高配当株を含む多くの株式(ETF)を買い取っていることから、株価には有利に働くと考えられています。
このような国策の観点から考えても、銀行預金より高配当株の方が圧倒的に有利だと言えます。
銀行の金利の1000年分に相当する場合もある
高配当株の配当金に加えて、キャピタルゲインまで得られれば、銀行預金で得られる利息の1000年分の利益が1年で得られることもそれほど珍しいことではありません。
例えば、1,000万円を0.01%の金利で銀行に預けても1年の利息は1,000円にしかなりません。
一方、高配当株投資で年間3%の30万円の配当金を受け取り、年間7%のキャピタルゲインがあれば合わせて年間100万円の利益となります。
これは金利0.01%の銀行預金1000年分に相当します。
2-2.老後の収入源の一つに使える
老後の収入源の一つに高配当株からの配当金を充てるというのは、
「人生100年時代」と言われる老後のライフプラン戦略の一つとして有効になってきます。
厚生労働省のデータによると、
平成30年の年金受給額の平均額(月額)は、国民年金が5万5373円、厚生年金が14万5638円となっています。
例えば、1,000万円を配当利回り3%の高配当株に投資しておけば、毎年30万円のフローが生まれます。
これは国民年金6ヶ月分、厚生年金2ヶ月分に相当します。
また、年金は今後、受給年齢の引き上げや受給額の引き上げがいつあってもおかしくありません。
しかし、高配当株なら、仮に個別企業の配当が廃止されたとしても、他の高配当株に乗り換えればいいだけで済みます。
「人生100年時代」と言われる今後の老後設計のためにも、高配当株投資を一つの武器として活用してみてはいかがでしょうか?
2-3.株価の下落に強い
配当利回りの計算式上、株価が下がれば下がるほど、配当利回りが上がる性質があります。
例えば、配当利回りが3%の高配当株の株価が半分になったら、配当利回りは6%になります。
しかし、配当利回り6%の金融商品は世界中を探してもほとんどありません。
ここまで配当利回りが高くなる前に、世界中の投資家からの買いが入ってここまで大きく下げることはまずないしょう。
高配当株には、このような株価の下支え効果があるため、株価の下落に強いのです。
株価の下落による損失は株式投資のデメリットの一つですが、高配当株にはこのような強みがあるため、株価の大幅な下落には中々見舞われないというメリットがあるのです。
- 高配当株は銀行金利より圧倒的に高い
- 老後の資金対策にうってつけ
- 絶対ではないが株価の大幅下落は中々起こらない
3.高配当株の注意点
個人投資家の大きな味方になる高配当株ですが、投資する上で注意点やリスクもあります。
高配当株への投資は、これらのリスク要因をちゃんと認識した上で行いましょう。
3-1.配当利回りだけでは選ばないこと
高い配当利回りは魅力的ですが、単に配当利回りが高い銘柄を買っておけばいいというような安易な投資判断は非常に危険です。
業績が悪く株価が低迷しているがために、配当利回りを高く設定してある新興企業も少なくありません。
例えば、配当利回りが5%だからといって、株価の値下がりで5%以上の損失となり、業績悪化から翌年の配当金が廃止されるなどしたら元も子もないのです。
高配当株への投資を行うときは、その企業の業績見通しや事業内容をしっかりと確認した上で行うようにすることを心掛けましょう。
3-2.配当金を受け取れる条件をしっかりと確認しておく
配当金を受け取れる条件は、「配当権利確定日」にその株を保有していることです。
多くの企業では、決算月の月末が権利確定日となっています。
上場企業の多くは3月か9月に決算を迎えるため、3月か9月の月末が権利確定日となっていることが多いです。
また、中間配当を出す企業は決算月の半年後の月末が権利確定日となります。
どれだけ長くその企業の株を保有していたとしても、権利確定日に保有していなければ、配当金は受け取れません。
投資している銘柄の権利確定日をしっかりと確認しておくとともに、権利確定日前に売らないように注意しておきましょう。
3-3.高配当株への投資は投機ではなく投資として行うこと
権利確定日に株を保有してさえいれば、配当金を受け取ることは出来ます。
つまり、ある高配当株を3月の権利確定日と9月の中間権利確定日にだけ保有していれば、配当金を受け取れます。
しかし、これは非常にリスキーな投機行為であると言わざるを得ません。
世の中にはうまい話などそう落ちてはいません。
権利確定日の翌日の権利落ち日には、理論上、配当利回り分だけ株価が下がると言われています。
高配当株への投資は、その株と長い間付き合う長期投資を行う覚悟を持って行うようにしましょう。
- 投資する銘柄の業績や事業内容はチェック必須!
- 配当を貰うには配当権利確定日に保有しておく事
- 高配当株は長期的に保有しよう
4.高配当株を選ぶポイント
高配当株のメリットとリスクを認識した上で、高配当株を選ぶポイントを見ていきましょう。
4-1.売買益ではなく配当金を得るものと心得る
株価の値上がりに対する利益を「キャピタルゲイン」と呼ぶのに対し、配当金による利益は「インカムゲイン」と呼ばれます。
高配当株投資の最大の目的は配当金によるインカムゲインを得ることです。
値上がりによるキャピタルゲインも同時に得ることが出来れば最高ですが、多くのキャピタルゲインを得られる可能性がある銘柄は、逆に値下がりするリスクも相応にあります。
そのため、高配当株に投資する際は、安定した値動きをしている銘柄を選ぶことをおすすめします。
また、インカムゲインが目的で投資したのに、日々の値動きが気になって日常が手に付かずの状態になってしまったら本末転倒です。
株式投資は楽しい生活を送り、人生を豊かにするために行うものです。
「二兎追うものは一兎も得ず」と言われるように、高配当株投資はインカムゲインを何年も継続して受け取ることが目的なのであって、キャピタルゲインはおまけ程度に考えておきましょう。
4-2.業績が安定してる企業を選ぶ
キャピタルゲインはおまけ程度に考えることが大事であるとはいえ、業績見通しが良い企業の銘柄に投資するに越したことはありません。
誰もがその名を知っている大企業であっても、業績の悪化によって株価が大きく下落している場合が少なくありません。
そのため、高配当株投資を行う際は、投資する企業の業績や事業内容等をしっかりと確認しておきましょう。
高配当株投資は、インカムゲインをリターン、キャピタルゲインによる値下がりをリスクと考えることが重要です。
配当利回りが高い銘柄(リターンが高い銘柄)を列挙してから、それらの銘柄の業績見通しを確認して値下がりリスクを最小限に留めるという考えで行うことが高配当株投資で成功するポイントです。
- あくまで狙いは配当金!短期投資での売買益を無理に狙わない
- 安定している企業を選定しよう
5.まとめ
高配当株投資は「人生100年時代」と言われる今後の長いライフプランを考えたときに、大きな武器となることが期待されます。
しかし、株式投資は楽しい生活を送り、人生を豊かにするために行うものです。
日々の値動きが気になって日常が手に付かずの状態になってしまったら本末転倒です。
高配当株投資を行う際はしっかり勉強して、高配当株投資に伴うリスクを確認した上で行うようにしましょう。
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