IPO

IPOの購入まで具体的な流れを5ステップで解説

IPO株を購入するにあたり、5つの工程を間違える事なく進めて行く事が、IPOに参加する何より重要なポイントとなってきます。

 

IPO購入までの5つのステップと、IPOに参加する前におさえておきたい証券口座の開設や、IPO購入資金の入金(どれぐらい必要になってくるのか)。

 

IPOの抽選にはずれた場合の資金の流れについても解説していきます。

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IPO購入までの具体的な流れ

ここではIPOを購入するまでの流れを簡単に分かりやすく説明します。

[ステップ1] IPOスケジュールの確認

1年間で証券取引所に上場する企業はここ10年で増加傾向にあります。

2015年は97社2016年は92社2017年は94件と100社近くをキープしています。

 

1ヶ月で10社以上の企業が上場する月が発生してくる時もありますので、込期間や抽選日、上場日が被ってしまう事態が起こります。

そうなると全ての企業のスケジュールを頭の中で把握するのは難しくなりますので、当選するかもしれないIPO株の購入権利を逃しかねません。

 

こういう事態にならないためにも、上場する企業の情報を収集してどの企業のIPOに参加するのか把握するため、IPOスケジュールは確認しておくことをおすすめします。

[ステップ2] IPO株の仮条件の決定

企業が上場するとなると、上場する企業は株価をいくらで売り出すのかを決めないといけません。

 

そこで、株価がいくらであれば株を購入したいのかについて機関投資家にアンケートを取ります。

機関投資家は上場する企業の今後の伸び率(将来性があるのかどうか)や現代に需要がある企業なのか等を考慮し、想定株価を出します。

 

 

機関投資家から出された想定株価を、幹事に選ばれた証券会社でも考慮し、仮条件価格が決定されます

仮条件価格は1株何千円~何千円と値幅がありますが、公募価格はこの値幅の中で決定します。

[ステップ3] ブックビルディングを行う

仮条件が決定されると次はいよいよブックビルディングです。

 

ブックビルディングとは、「この企業のIPO株をこの価格で買いたい!」と証券会社に需要申告する事です。

いわゆるIPO株を購入するための申込みという事になります。

 

ブックビルディングをする際に重要なのが、仮条件価格のMax上限価格で申込みをする事です。

 

これでは一体どういう事なのでしょうか。

例えば、A社の仮条件価格が1,000円~1,500円で決定したとします。

この場合、1,200円でも1,300円でも範囲内なので申込みは可能ですが、過去の公募価格を見てみると、過去ほとんどのIPOがMax上限価格で決定しているのです。

A社の仮条件価格のMax上限価格である1,500円で申し込みしなければ、抽選を受けられる可能性は極めて低くなります。

 

極力安く株を手に入れたいと思い、仮条件内の安い価格で申し込みたい気持ちもありますが、Max上限価格で申し込まないと抽選さえ受けられなくなることがあるので注意が必要です

 

また、このブックビルディングを行う時点で資金の入金が必要になる証券会社がありますので事前にご確認下さい。

 

▼おすすめ記事
【IPOのブックビルディング(BB)とは?申告の仕組みと参加方法まとめ】

[ステップ4] 抽選日を待つ

ブックビルディングを行うと、後は抽選日を待つ事になります。

 

ステップ3でお話しましたが、ブックビルディングを行う際に資金の入金が必要になる証券会社があり、もし口座の残高が不足していた場合は抽選を受けることができません

 

また、ブックビルディングの時点では資金が不要でも、この抽選日に資金の入金が必要になってくる証券会社もあります。

IPO取り扱いの常連、SBI証券がこれに該当します。

[ステップ5] 当選確認が出来ればIPO株を購入する

待ちに待った抽選日。

見事「当選」が確認できましたら、いよいよIPO株を購入します。

 

 

購入はおよそ抽選日の翌日か2日後には可能になります

購入期間は数日間設けられているので必ず期間内に購入しましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 基本的に仮条件のMax上限価格が公募価格になるため、Max上限価格で申し込むと抽選を受けやすい
  • 証券会社によって入金が必要なタイミングが違うので事前に把握すること
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IPOに参加する前に

証券口座と購入資金の2点について事前に確認しておきましょう。

証券口座の開設

IPOに参加する前には必ず証券会社の口座を開設しましょう。

証券会社は多数存在しますが、IPOで幹事に選ばれやすい証券会社の口座開設をおすすめします。

SBI証券

SBI証券はIPO常連の証券会社で、1人何口も申し込む事が可能なので、資金がたくさんある方はおすすめです。

SBI証券独自のポイント抽選も特徴の1つで、ポイントはIPOを申し込んで抽選に外れた場合に1ポイント付与されます。

 

次回IPOに参加する際に、貯まったこのポイントを使用して申し込むと抽選確率が高まる仕組みとなっているため、ポイントを貯めて「絶対にこのIPOに参加したい!」という場面で仕様すると有効でしょう。

SMBC日興証券

SMBC日興証券はSBI証券と同様、IPO常連の証券会社です。

ただ、SBI証券とは逆でSMBC日興証券は1人1口しか申し込む事ができないので、その分抽選確率は平等に近いものとなります。

 

そのあため資金が少ない方におすすめの証券会社です

購入資金の入金

購入費用の入金時、一体いくら入金すればいいのか分からない方のために、簡単にご説明します。

 

A社の公募価格が1,500円で100株購入する場合、

購入資金は、1,500円 × 100株 = 15万 となります。

 

公募価格×購入株数購入資金が計算できますので覚えておきましょう。

 

▼おすすめ記事
【証券口座別!IPO参加時の「入金のタイミング」について】

【ここだけチェック!】
  • 口座開設には日数がかかるので余裕を持って手続きを済ませておくこと
  • 口座の残高不足になると抽選が受けられなくなったりIPO株を購入出来なくなったりするので注意
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IPOの抽選に外れた場合は?

大体の証券会社は、IPOを申し込むタイミングかIPOの抽選日に資金が拘束されます。

 

資金の拘束とは、例えばA社の公募価格が1株1,500円で100株申し込む場合、15万円が必要資金となります。

 

申込可能期間が7月1日~7月5日だとすると、7月1日に15万円を入金した場合、この5日間は15万円が使えなくなるのです。

そのため、もし違う企業のIPOに申し込みたい場合は、さらに申し込む分の資金の追加入金が必要になります。

 

IPOの抽選に外れた時には拘束されていた資金が証券会社の口座に戻ってきます

 

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【ここだけチェック!】
  • 資金の拘束のタイミングは証券会社によって異なりますのでしっかり把握しておきましょう。
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まとめ

IPO株を購入するまでに様々なステップがあり、1つでも見逃してしまうとIPOに参加できなくなる可能性があります。

 

こういった事態にならないためにも、ご自身でしっかりスケジュールを把握し、管理しましょう。

 

ここ近年、上場日の初値は公募価格よりもプラスでつく確率が高いのですが、やはり公募価格を下回る公募割れになってしまう企業も0ではありませんので、IPO銘柄の情報収集もしておきましょう。

 

 

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