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海運関連銘柄は大手3社を押さえておけば問題なし!バルチック海運指数も要チェックしておこう。

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【9104】商船三井は+164%!【9101】日本郵船は+247%!【9107】川崎汽船は+255%!

 

新型コロナ後の世界経済正常化への期待から、貿易に欠かせない海運関連銘柄が大きな値上がりとなっています。

 

海運関連銘柄をチェックする上では欠かせない「バルチック海運指数」は高止まりしており、2021年3月には海運関連銘柄は全面高となりました。

 

海運関連銘柄に注目していきましょう!

 

 

1.海運関連銘柄とは?

新型コロナからの世界経済正常化への期待から、海運関連銘柄が買われています。

1-1.海運関連銘柄とは?

海運関連銘柄とは、海運事業を手掛ける銘柄を総称したテーマ株・セクターです。

 

輸送手段には、陸運・空運・海運の3つがあります。海運は、日常生活においては馴染みのない輸送手段ではありますが、貿易において海運は欠かすことはできません。

 

現在、世界の貿易の97%を海運が担っていると言われており、特に島国である日本にとって海運は非常に重要です。

 

陸運・空運と比べた海運のメリットとしては、重量や距離当たりのコストが安く、大量・長距離輸送に適することが挙げられます。

 

このため自動車や重機といった重量のあるモノや、石油や液化天然ガス(LNG)、鉄鉱石といった資源においては、海運が圧倒的な優位を持ちます。

 

一方船舶は航空機や鉄道・自動車に比べると移動速度が遅いため、海運は陸運・空運に比べて速度が遅く、輸送時間においては不利とされます。

 

また特定の港以外では貨物の積み下ろしが行えず、ホルムズ海峡やマラッカ海峡といった重要戦略ポイントを通過することが多いため、シーレーンがボトルネックとなる場合があることもリスクです。

 

今回注目していく海運関連銘柄をチェックする上で欠かせない指標が「バルチック海運指数」です。

 

「バルチック海運指数」は、ロンドンのバルチック海運取引所が発表している外航不定期船の運賃指数で、海運関連銘柄の値動きと連動しやすいことが知られています。

 

1-2.2021年3月には海運関連銘柄が全面高となった

「バルチック海運指数」は、新型コロナを受けて2020年の初めに大暴落となりました。

 

2019年12月には約1,500ポイントを付けていましたが、2020年2月初めには415ポイントまで下落。

5月には二番底となり407ポイントを付けました。

 

しかし「バルチック海運指数」は5月中旬から6月に掛けて急回復し、以降は1,200~2,000ポイントの間で推移しています。

※チャート出典:Bloomberg

 

アメリカの長期金利が上昇するなど、コロナショックからの世界経済の回復は予想以上の早さとなっていますが、高止まりを続ける「バルチック海運指数」にも裏付けられていると言えるでしょう。

 

直近の2021年3月には2,000ポイントを付けており、株式市場では海運関連銘柄が軒並み買われる展開となりました。

 

今回注目していく海運関連銘柄は、【9101】日本郵船、【9104】商船三井、【9107】川崎汽船の大手3社が基本銘柄となります。

 

大手3社以外の銘柄は、リスクが大きい中小株が多いことには注意しておきましょう。

 

【ここだけチェック!】
  • 海運は、自動車や資源の貿易になくてはならない輸送手段。
  • 海運関連銘柄は世界の運賃指数である「バルチック海運指数」の影響を受けやすい。
  • 2021年3月には、「バルチック海運指数」の高止まりを受けて、海運関連銘柄がほぼ全面高となる展開になった。

 

2.海運関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2020年から2021年に掛けての海運関連銘柄の株価動向を押さえておきましょう。

2-1.海運最大手!【9101】日本郵船

海運最大手の【9101】日本郵船は、海運関連銘柄の代名詞的な銘柄です。

 

同社の株価は、2020年1月初めには1,950円を付けており、コロナショックでは3月17日に1,091円まで落としました。

 

その後は反発し、2020年8月からは8ヶ月連続の上昇となっており、2021年3月16日には3,790円まで上昇しています。

 

コロナショックから1年での最大上昇率は+247%となっており、2015年から2020年初めまでの5年間で下落した分を、この1年間で全て戻した形となりました。

 

2-2.国内3位の海運大手!【9107】川崎汽船

日本郵船・商船三井に次ぐ国内第3位の【9107】川崎汽船は、コンテナ船に強い海運関連銘柄です。

 

同社の株価は、2020年1月初めには1,810円を付けており、コロナショックでは3月19日に714円まで暴落しました。

 

その後は日本郵船とほぼ同じ値動きとなっており、2021年3月17日には2,538円まで上昇しています。

 

コロナショックから1年の最大上昇率は+255%です。

なお海運2位の【9104】商船三井も同様の値動きとなっており、この1年の最大上昇率+164%となっています。

 

海運関連銘柄は、2021年3月には中小株も軒並みストップ高となりました。

 

しかし中小の海運関連銘柄が大きく反応したのは2021年3月だけであり、この1年で見ると日本郵船・商船三井・川崎汽船の大手3社の強さが目立ちます。

 

2021年3月17日には海運関連銘柄は全面高となり、低位株の【9067】丸運や【9363】大運は急騰しましたが、翌日には暴落となっています。

 

【ここだけチェック!】
  • 日本郵船・商船三井・川崎汽船の海運大手3社は、新型コロナ相場で大きく上昇した。
  • 2021年3月には海運関連銘柄は全面高となった。

 

3.海運関連銘柄リスト

銘柄 備考
【9101】日本郵船 海運最大手
【9104】商船三井 国内3位の海運大手
【9067】丸運 液体輸送や貨物物流に強いENEOS系海運
【9115】明治海運 船舶保有・船舶管理を手掛ける
【9127】玉井商船 日本軽金属の海上輸送
【9363】大運 港湾運送事業・海上運送事業
【9367】大東港運 冷凍・冷蔵の畜産物・水産物の海上輸送
【9173】東海汽船 伊豆七島への生活・観光航路
【9193】東京汽船 東京湾内で曳船サービスを提供

4.オススメの海運関連銘柄3選!

新型コロナ後の景気回復でも期待されるオススメの海運関連銘柄を押さえておきましょう。

4-1.【9101】日本郵船

チャート画像

市場 東証一部
企業概要 日本最大の海運企業。

日本郵船は、世界的にもトップクラスの海運最大手です。海運関連銘柄の代名詞的な銘柄であり、海運関連銘柄に迷ったら、こちらの銘柄を選べば問題ありません。

配当利回りも3%を超える高配当株でもあります。

ただ、2015年~2019年の5年間で下げた分を2020年の1年で戻しており、過熱気味であることには留意しておきましょう。

 

4-2.【9104】商船三井

チャート画像

市場 東証一部
企業概要 海運国内2位。LNG輸送の不定期船に強みを持つ。

商船三井は、海運国内2位の海運関連銘柄です。

特にLNG輸送の不定期船に強みを持つことで知られています。海運関連銘柄をチェックするにあたっては、国内3位の【9107】川崎汽船を含めた大手3社は必ず押さえておくようにしましょう。

 

4-3.【9067】丸運

チャート画像

市場 東証一部
企業概要 液体輸送や貨物物流に強い海運企業。ENEOS系。

丸運は低位株の海運関連銘柄です。

海運関連銘柄が全面高となった2021年3月17日にはストップ高となりましたが、まだ低位株領域から抜けてはいません。

この他、【9363】大運も一攫千金が狙えるかもしれない低位株の海運関連銘柄となっています。

 

 

5.まとめ

 

海運関連銘柄に連動しやすい「バルチック海運指数」は、2020年6月以降は高止まりが続いており、2021年3月には大手から中小株まで海運関連銘柄は全面高となりました。

 

コロナショックから1年の株価推移を見てみると、【9101】日本郵船、【9104】商船三井、【9107】川崎汽船の海運大手3社の株価が好調であることが分かります。

 

海運関連銘柄は、海運大手3社をチェックしておいた上で、中小株も押さえておくようにすることがおすすめです。

 

2021年3月に海運関連銘柄は全面高となりましたが、世界経済の回復を背景に「バルチック海運指数」が一段高になるなどすれば、本格的な“海運相場”が到来する可能性も考えられます。

 

「バルチック海運指数」の動向には目を配っておいた上で、海運関連銘柄の動向を要チェックしておきましょう。

 

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