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宇宙開発関連銘柄。宇宙技術を民間で活用する動きでビジネスが拡大!

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米国では多数の民間ベンチャーが宇宙ビジネスに参入しています。

そして、人工衛星のデータなどを活用した様々なソリューションビジネスが誕生しているのです。

 

今後日本でも、こうした流れが政府の後押しの中で積極化していくことが予想されます。

 

今回はこれら企業を「宇宙開発」関連銘柄として、株価上昇の理由や背景について分かりやすくご紹介したいと思います。

 

 

1.「宇宙開発」関連銘柄に期待

 

「宇宙開発」関連銘柄とは、宇宙ビジネスの振興に伴い恩恵を享受する企業のことを言います。

 

1-1.「宇宙開発」関連銘柄とは?

「宇宙産業ビジョン2030」では、日本における今後の宇宙ビジネスの活性化について方針が示されています。

 

これまで日本の宇宙産業は国内官需が約9割を占めていました。

つまり、民間向けに宇宙技術が活用されることは殆ど無かったと言えます。

 

一方米国では、宇宙技術を活用した民需向けサービスが多く提供されています。

宇宙技術を利用したサービスとは、例えば人工衛星によって測定されたビッグデータを活用したものです。

 

日本でも既に放送分野やカーナビゲーション・携帯電話などへの位置情報サービスでは活用されてきました。

 

今後は、安全保障、防災、インフラ維持管理、農林水産業、自動運転などへの更なる活用が進むことが期待されます。

そうした背景を踏まえ、政府では宇宙機器の開発積極化に舵を切りました。

 

日本政府は2015年に発表した宇宙基本計画で、今後10年間で宇宙機器産業の事業規模として約5兆円を目指すことを掲げています。

つまり、宇宙技術に関連する企業の活躍が一層期待される状況を迎えることになるのです。

 

ここでは、こうした企業を「宇宙開発」関連銘柄としてご紹介していきたいと思います。

 

1-2.なぜ「宇宙開発」関連銘柄は株価が上昇するのか?

「宇宙開発」関連銘柄が株式市場で注目されている理由は、シンプルです。

それは、将来的な市場拡大です。

 

宇宙開発促進において課題として挙げられているのが、キーコンポーネントの内製化です。

現在国内の人口衛星用部品の4割を海外に依存している状況にあります。

 

低コストかつスピーディーに人工衛星を開発し供給する、という点で海外企業に大きな遅れを取っているのです。

 

こうした状況を踏まえ、日本政府は国産化を進める方針を掲げており、技術開発や事業化の支援を行っていく方針を掲げています。

 

政府の後押しによって事業化のハードルが低下すれば、日本の技術力を活用した高性能の部品開発が加速する可能性があります。

また、これが実現すれば将来的には海外向けの輸出が視野に入ってくるでしょう。

 

つまり、日本のみならず全世界に宇宙機器向けに供給され、国内関連企業の事業機会は飛躍的に拡大するのです。

 

株式市場ではこうした市場の成長を織り込み、注目度が上がっていると言えるでしょう。

その結果「宇宙開発」関連銘柄の株価が上昇するのです。

 

1-3.意外と身近な宇宙開発技術

米国のベンチャー企業「スペースX」に代表されるように、宇宙開発も民間企業が先導する時代になりつつあります。

 

「宇宙開発」と聞くと、どこか遠い世界の話のように思えてしまいますが、スマートフォンに使われているGPSなどの位置情報サービスはれっきとした宇宙開発に関連する技術です。

 

「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」といったGPSを使ったゲームも、宇宙開発技術がなければ生まれなかったのです。

 

政府は2019年12月20日に閣議決定した令和2年度予算案の中で、宇宙・航空関係予算を前年度比+15億円増の1,575億円とし、令和元年度補正予算案の317億円と合わせて過去10年で最大規模となりました。

 

宇宙・航空関係予算には、アメリカが主導する有人月探査計画に参加するための研究開発費70億円や、2020年の打ち上げを目指す次世代国産ロケット「H3」の開発費180億円などが盛り込まれたとのことです。

 

宇宙開発関連銘柄はマーケットでも注目されるテーマですが、2020年末には小惑星探査機「はやぶさ2」が帰還する予定です。

 

「はやぶさ2」が帰還してニュースでも数多く取り上げられることになれば、一時的なご祝儀相場として宇宙開発関連銘柄が物色されることも想定されます。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 「宇宙開発」関連銘柄とは、宇宙ビジネスの振興に伴い恩恵を享受する企業のことを指します。
  • 「宇宙開発」関連の市場規模は政府の後押しによって拡大可能性が高い

 

2.「宇宙開発」関連銘柄の推移

 

過去に上昇した関連銘柄と、その上昇理由を見ていきましょう。

 

2-1.宇宙分野での短期的かつ中長期的な成長期待から株価上昇

まずご紹介したいのが、【3741】セックです。

同社の株価は過去6か月間で約94%上昇しています。

 

同社は、社会公共分野・先端分野のリアルタイムソフトウェア及びソリューションの提供を行っている企業です。

特長は、同社が「リアルタイム技術」と呼ぶノウハウです。

 

リアルタイム技術とは、日々変化する外部環境でもソフトウェアの応答性や連続運転を確保し、再現性がない事象であってもトラブルの原因を解析できる技術です。

 

これを活用し、スマホ向けや社会インフラ向けにビジネスを展開しています。

そして、宇宙分野にも注力しています。

 

科学衛星や惑星探査機に搭載されるシステムと観測データの解析システムなど宇宙天文分野に対し提供しているのです。

 

同社は直近決算でも宇宙分野での受注を大幅に増加させており、目先の業績貢献が期待されます。

 

加えて、先程ご紹介した政府の宇宙戦略に関連して事業機会が拡大することも見込まれるため、今後の成長期待が高い銘柄と言えるでしょう。

 

そうした背景を織り込んで、株式市場は同社を評価したと考えられます。

 

2-2.開発分野での需要取込み期待によって株価上昇

【7745】エー・アンド・デイも「宇宙開発」関連銘柄の1つです。

同社の株価は過去6か月間で約63%上昇しています。

 

同社は「電子計測機器」の開発・製造・販売を行なっている企業です。

 

現在は医療分野や健康分野に計測機器を販売する他、自動車分野で開発プロセスの試験用に使用される計測機器を供給しています。

 

宇宙分野では、今年の4月に三菱重工業とJAXAで共同開発を進めている計測システムを受注したことを発表しました。

 

同社の計測システムによってデジタル変換及び伝送が可能となり、コストと工数が低減することが見込まれています。

 

同社の計測システムへの需要が今後拡大する可能性が高く、中長期的な事業機会拡大の期待から同社への評価が高まったと考えられます。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 人工衛星向けに製品供給をしている企業に注目
  • 人工衛星の開発過程で活躍が期待される企業に注目

 

3.「宇宙開発」関連銘柄

 

銘柄 備考
【3741】セック リアルタイム技術専門会社。モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの4つのビジネスフィールドで開発。
【7745】エー・アンド・デイ 物品の計量及び制御を行うウェイトチェッカをはじめ、計量機器、計測機器を中心に医療・健康機器も手がける。
【7013】IHI 総合重機大手。航空エンジン、重電・エネルギープラント、ターボチャージャーなどの産業機械、橋梁などのインフラ事業を展開。
【8020】兼松 総合商社。主な事業分野は電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空。電子・デバイスの利益貢献度が高い。
【4403】日油 脂肪酸類、界面活性剤など油脂化学分野や、石油化学分野、電子材料分野などの機能性化学品を中心に、バイオから宇宙まで幅広い分野を手がける。
【9412】スカパーJSATホールディングス 「スカパー!」等の有料放送チャンネルを運営。企業・官公庁向けにデータ通信や衛星通信サービスを提供する宇宙・衛星事業も手がける。
【7011】三菱重工業 総合重機国内最大手。ガスタービンや機械、設備システムを中心に創業の造船や国産初の次世代ジェット旅客機MRJなども手がける。
【6709】明星電気 IHIの連結子会社。ラジオゾンデやアメダス等の気象観測機器、衛星や惑星探査機に搭載する制御機器や観測機器を製造販売。
【5189】櫻護謨 航空・宇宙機器用高性能ゴム、ロケット用部品、金属部品など多方面に展開。民間航空機や宇宙分野の需要取り込みのため、新製品の開発および生産コスト低減を徹底。
【7739】キヤノン電子 デジカメやLBPセットメーカー向けユニット部品を一貫して生産。キャノン子会社。ロケット分野にも関与。
【5310】東洋炭素 LEDなどの化合物半導体向けSiCコーティング黒鉛製品では国内シェア上位。米国事業の再編など早期の収益性改善が課題。ロケット分野にも関与。
【7607】進和 溶接、産業機械、FAシステム関連製品商社。自社工場による設計、加工、開発も行う。自動車向けが主力。ロケット分野にも関与。

 

4.おすすめ「宇宙開発」関連銘柄

 

ここでは、今後注目の宇宙開発関連銘柄について解説します。

 

4-1.【6486】イーグル工業

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市場 東証一部
業種 機械
単位 100株
比較される銘柄 NOK、日本ピラー工業、日本バルカー工業
注目ポイント ロケット用ターボポンプシールを供給。

メカニカルシール、特殊バルブの大手です。

自動車や船舶用、航空宇宙向けにも開発しています。

実績も豊富であり、今後の宇宙ビジネス拡大の恩恵を享受する可能性あり。

 

4-2.【4274】細谷火工

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市場 ジャスダック
業種 化学
単位 100株
比較される銘柄 石川製作所、豊和工業、東京計器
注目ポイント ロケット向け火工品の研究開発に注力。

自衛隊向けの照明弾や発煙筒などを開発しています。

民間用にもエアバックなども開発しており、ロケットの火工品の開発もしています。

 

採用されれば一気に事業機会拡大の可能性があるでしょう。

 

4-3.【6701】NEC

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市場 東証一部
注目ポイント 総合ITベンダー、官公庁向けに強み。顔認証技術でも定評あり。

2020年は「はやぶさ2」が帰還することから宇宙開発関連銘柄が注目されそうですが、「はやぶさ2」が帰還するために必要なイオンエンジンは、NECが開発したことで知られています。

また、NECは小惑星の表面温度の変化をとらえる「中間赤外カメラ」の設計・製造にも携わっています。NECは、国内IT投資が活発化していることから業績・株価ともに回復しており、宇宙開発関連銘柄であることを差し引いても長期投資におすすめの銘柄です。

 

 

【ここだけチェック!】
  • ロケット分野に関連がありながら過去6か月間株価が軟調な銘柄に注目
  • 研究開発によって今後期待される銘柄(実績が顕在化していない銘柄)に注目

 

5.まとめ

 

日本の宇宙産業活性化は、中長期的な取り組みです。

未だ大きな成果が出ていないものの、政府の後押しを背景に事業機会の拡大が実現しやすい領域と言えるでしょう。

 

また、将来的に日本の宇宙機器が世界をリードするような状況を迎えた時、事業フィールドは全世界に拡大します。

 

そうした観点では、宇宙産業に関与する企業は隠れた成長機会を有してますね。

株式市場では先んじて一部銘柄の株価が上昇しているものの、業績への実質的な影響はまだまだこれからです。

 

中長期的に腰を据えて投資をご検討されている方にとっては、「宇宙開発」関連銘柄に注目してみては如何でしょうか。

 

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