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設備投資は避けられない!?各業界で加速する省人化・自動化で注目される銘柄とは

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日本の生産年齢人口は減少が続いています。

 

総務省のHPによると、2040年には国民の半分強にまで減少することが予測されており、そうした状況を踏まえ、近年企業による設備投資が積極化しています。

 

目的は、省人化・自動化です。

 

将来の人手不足に備え、生産用ロボットを導入するなどの動きが活発化しているのです。

 

今回はこうした設備投資の増加を背景に恩恵を享受する企業を「設備投資」関連銘柄として、株価動向やその背景について分かり易くご紹介したいと思います。

 

 

1.「設備投資」関連銘柄に期待

「設備投資」関連銘柄とは、省人化・自動化投資の活発化によって恩恵を享受する企業を指します。

 

1-1.「設備投資」関連銘柄とは?

総務省のホームページで公開されている平成30年版「情報通信白書」の内容によれば、15歳~64歳の生産年齢人口について2017年時点では7,596万人となっており、総人口に占める割合が60%になっています。

 

そして2040年には総人口の53.9%にまで低下する推計が記載されています。

 

今後益々働き手が減少してくる中で、現状の生産体制や販売体制などを維持していくことが困難になっていくことが予想されます。

 

そうした中で必要となってくるのが、省人化・自動化です。

 

人力による作業をロボット化・IT化していくための新たな設備投資が必要となってくるのです。

また、生産性の改善はいつの時代も企業にとって重要な取組みです。

 

コストが抑制されれば、収益性の改善にも繋がるでしょう。

こうした人不足や生産性改善の流れを受けて、日本のみならず海外でも積極的な設備投資が行われています。

これに伴い、恩恵を享受する「設備投資」関連銘柄にとっては大きなビジネスチャンスであり株式市場から高い注目を集めているのです。

 

1-2.なぜ「設備投資」関連銘柄は株価が上昇するのか?

「設備投資」関連銘柄が株式市場で注目されている理由は、中長期的な市場成長性にあります。

 

日本政策投資銀行の設備投資計画調査によると、直近5年程度において国内における設備投資金額は増加傾向が続いています。

こうした動きは製造業のみならず、非製造業でも同様の傾向が見られており、全産業において設備投資が積極化していると言えるでしょう。

 

特に2018年は増加率が一段大きいことが予想されており、省人化・自動化投資が背景にあると推察されています。

 

長期的な国内人口の減少傾向を踏まえれば、こうした動きは一過性とは考えにくいでしょう。

企業は常に人手不足と向き合うことを課されるため、数年に一度は更なる省人化・自動化に取り組む必要が生まれてきてしまうのです。

当然ながら設備投資は景気変動の影響を受けるため、年によって増減を繰り返す可能性もあります。

 

しかしながら、人手不足は現時点で不可避の課題です。

 

多少の変動はあるにせよ、長期的に安定した需要が見込まれるでしょう。

 

また、省人化・自動化を目的とした設備投資を実施している企業はまだ多くはありません。

そうした状況を踏まえると、今後中長期的な設備投資需要が期待でき、株式市場ではこうした「設備投資」関連銘柄への関心が高まっていると言えるでしょう。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 「設備投資」関連銘柄とは、省人化・自動化投資の活発化によって恩恵を享受する企業を指す
  • 人口減少が不可避である以上、堅調な市場拡大見込まれる領域と言える

 

2.「設備投資」関連銘柄の推移

過去に上昇した関連銘柄と、その上昇理由を見ていきましょう。

 

2-1.ロボット化投資の中心銘柄として長期にわたり株価が上昇

【6324】ハーモニック・ドライブ・システムズは設備投資関連の代表的な銘柄の1つです。

 

同社は精密加工技術と制御技術に強みを持っており、小型・軽量・高精度の製品を供給している企業です。

同社のHPによると、用途別の売上高ではロボット向けが54.8%となっています。

 

省人化投資の中心として機械化・ロボット化が挙げられますから、同社にとってかなり追い風の状況を迎えつつあります。

そのため株式市場からの注目度もかなり高いものとなりました。

 

国内の設備投資が活発化し始めた2014年始を基準とすると、2018年始までの4年間で株価は約7倍になりました。

 

同期間の日経平均株価は50%強の上昇率となっていることに鑑みれば、同社の株価がいかに圧倒的な好パフォーマンスであったかがお分かりいただけると思います。

直近は調整が入っているものの、ロボット化への設備投資は今後も積極的に行われていくことが想定されていますから、むしろ買い場を迎えているかも知れません。

 

今後も同社に注目してみては如何でしょうか。

 

2-2.外食業界の人不足で注目され株価上昇

2つ目にご紹介したいのが【6405】鈴茂器工です。

 

同社は寿司向けにシャリ玉を握る自動ロボットや、弁当・惣菜向けにご飯盛り付けを行うロボットなどを製造・販売している企業です。

製品の供給対象としては、回転寿司や牛丼チェーン、あるいはスーパーマーケットなどの総菜部門となります。

 

日本社会全体で人不足が深刻化している中、とりわけ飲食業界は「辛い仕事」と言われているために人手確保に苦労している業界です。

そうした中で、同社の製品は人力をロボット化するものであり、外食業界では重宝されています。

 

また、スーパーマーケットでは共働き世帯の増加を背景に惣菜部門を強化しています。

その結果として総菜売り場を拡張しているため、製造現場での負荷が増える構造にあります。

 

同社の製品はそうした文脈でも貢献しており、省人化関連の銘柄として注目が集まりやすいと言えるでしょう。

 

同社の株価は2014年1月と2018年1月とを比べると約2.5倍に上昇しています。

 

こちらも日経平均株価に比べるとかなり大きな上昇率となっています。

 

 

【ここだけチェック!】
  • ロボット化が進むことで恩恵を享受する企業は注目されやすい
  • 非製造業向けの人手不足解消に貢献する企業も注目されやすい

 

3.「設備投資」関連銘柄

銘柄 備考
【6324】ハーモニック・ドライブ・システムズ 精密加工技術と制御技術を活かし、小型・軽量・高精度の製品を供給。大半はロボット向けとなっており、その他半導体製造装置向けにも供給。
【6405】鈴茂器工 寿司向けにシャリ玉を握る自動ロボットや、弁当・惣菜向けにご飯盛り付けを行うロボットなどを製造・販売。
【4824】メディアシーク モバイル端末向けのバーコード読み取りシステムの他、法人向けシステムコンサルティング事業にてRPAツールを提供。
【7527】システムソフト 大手企業向けにシステム開発受託やRPAサービスを提供。省人化文脈で注目される可能性がある。
【6560】エル・ティー・エス 経営面やIT面でのコンサルティングを手掛ける。近年ではRPAなどの新技術を用いて働き方改革へのソリューションを提供。
【4348】インフォコム 一般企業の他、医療分野や公共機関向けにシステム構築やパッケージ製品を提供。RPAサービスに注力。
【6622】ダイヘン 変圧器やパワーコンディショナーの他、産業用ロボットの製造・販売を手掛けている。特に液晶基盤搬送ロボットでは高いシェアを誇る。
【6954】ファナック FA(製造工程自動化)製品や産業用ロボット製品などを手掛ける企業。国内外に強い供給網を有している。
【6506】安川電機 産業用ロボット分野での中核企業。その他省力化に貢献するACサーボなどの製品を製造・販売している。
【6226】クボタ 農業機械で高いポジションを有する企業。農業ロボットの自動化により農業の生産性改善・人手不足解消への貢献を目指す。

 

政府も働き方改革を積極推進する姿勢から、今後官民一体となってRPAが積極推進されていくことが期待されます。

日本の未来を左右するかもしれないRPAに関するニュースと、関連する銘柄の動向に注目していきましょう。

 

▼RPAについてはこちらを参照

【注目されるRPA関連銘柄をご紹介!業務効率化ロボで人件費を削減】

 

4.おすすめ「設備投資」関連銘柄

最後に、注目すべき「設備投資」関連銘柄を紹介します。

 

4-1.【7279】ハイレックスコーポレーション

チャート画像

市場 東証二部
業種 輸送用機器
単位 100株
比較される銘柄 ユニプレス、武蔵精密、日信工業
企業概要 自動車用のコントロールケーブルなどを製造・販売する企業です。

入浴支援のための介護用ロボットを販売しており、今後介護分野での「設備投資」関連銘柄として注目される可能性。

 

4-2.【6445】蛇の目ミシン

チャート画像

市場 東証一部
業種 機械業
単位 100株
比較される銘柄 JUKI、ペガサス、FUJI
企業概要 ミシンの他、産業用として卓上ロボットを製造・販売している企業です。

省人化・自動化投資の文脈で卓上ロボットビジネスに注目が集まる可能性。

 

 

【ここだけチェック!】
  • ロボット関連で新製品を出した企業は注目される可能性がある
  • 自動化投資の文脈でロボット製品を展開している企業は注目される可能性がある

 

5.まとめ

日本国内では不可避となりつつある人口減少。

 

生産年齢人口は今後益々減少していく事が予想されています。

一方で、企業の製造ラインや非製造業での現場での人力への依存度は高い状況にあります。

今後訪れる人手不足に備えるためにも、企業側の省人化・自動化の設備投資は増加トレンドが続くでしょう。

 

ここ数年での設備投資活発化により既に大きく株価が上昇した企業も存在しますが、このテーマは中長期的なものです。

これから投資を開始したとしても、長い目線で見れば高いリターンを獲得出来るかも知れません。

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