- 2017-5-24
- 銘柄選び
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ストップ高は年間5,000回ほど発生していると言われています。
5倍、10倍になるような上昇は多かれ少なかれ、何度かストップ高をつけて株価を上げていく銘柄がほとんどでしょう。
そこを狙った投資戦略が確立できれば短期で効果的に稼ぐことができるわけですから、ぜひともこの手法は知っておくべき濃い内容となっております。
目次
1.ストップ高銘柄の特徴
投資で短期間のうちに大きな成果をあげる一つの手段として、まずはストップ高銘柄の特徴を見ていきましょう。
1-1.高確率で翌営業日も上昇
一度ストップ高をつけた銘柄は、平均的に3日で1.5倍、7日で2倍となります。
では、どのくらいの確率で翌営業日も値上がりしているのでしょうか?
下記のようなデータが存在しています。
- ストップ高をつけた翌営業日の始値が高い確率70%以上
- ストップ高をつけた株価よりも翌営業日の高値が超える確率85%以上
- ストップ高をつけた翌営業日の終値が高い確率60%以上
一番勝率が高い例で考えると、値幅制限いっぱいまで上昇した銘柄をストップ高で購入し、翌営業日にタイミングよく売ることができれば、85%以上の確率で勝てるということになります。
その中でも新興市場はボラティリティーが高いことで地合いの悪い相場環境にも強く、短期で大きな上昇が見込めることから、ストップ高も発生しやすく個人投資家に人気があります。
その中から銘柄を選定することで、さらに精度を高めることができます。
1-2.ストップ高銘柄をスクリーニング
ストップ高銘柄はYahoo!ファイナンスや株探などのWEBサイト、お使いのトレードツール等で簡単に調べることができます。
そしてスクリーニングする際に「なぜ上昇しているのか」を考えることです。
そもそも、翌営業日も高確率で勝てる銘柄をなぜ売る人がいるのでしょうか?
どうしても売らなければならない理由として信用取引の決済期限などが挙げられますが、本来ならこのようなチャンスを逃してはなりません。
ストップ高となるような銘柄は、基本的に新聞やニュース等で取り上げられて買いが殺到しているパターンがほとんどです。
特に好感される材料は、買収やそれを目的とした株式公開買付けなど。株数や目標株価などが公表されますので、そこに向けて株価は収束していきます。
さらに発表時の株価と買収価格との差が大きいほど、連日ストップ高といった上昇が続く傾向にあり、リスクを抑えた取り組みが可能です。
- ストップ高をつけた株価を翌営業日の高値が超える確率は85%以上
- 好感されやすい材料に絞ったスクリーニング
2.ストップ高銘柄を狙った投資戦略
次のステップとして2つの投資戦略を身に付け、実際に取り組んでみましょう。
2-1比例配分の仕組みと抽選方法
ストップ高で張り付いた状態の銘柄は、大引け(15時)を迎えると「比例配分」という抽選によって売買が成立していきます。
これは買い注文を出している多くの投資家の中から抽選で、売りに出ている株を割り当てるという方法です。
例えば売りが1万株に対して買いが10万株ある場合、当然買いの10万株すべてが約定できるわけではなく、1万株のみ売買が成立します。
- 【注文時刻優先】
注文が早いほう(先着順)に優先して割り当てられる。 - 【成行注文優先】
値段の高い買い注文が優先して割り当てられる。 - 【注文数量優先】
大量の注文などまとまった買いを優先して割り当てられる。
2-2急落に備えたリスク管理
買いたい人ばかりが急増し、売りたい人がいなければ、売買は成立しません。
大きな上昇の後には必ず大きな下落が待っていますので、材料による影響がどれほど続くのかを判断し、まず理由なき急騰には手を出さないことです。
ストップ高張り付きから剥がれないと決めつけるのもよくありません。大引け直前になって大量の売り注文が入るパターンも稀に発生しますので、成行で買い注文を入れる際には細心の注意を払う必要があります。
ストップ高銘柄を比例配分で狙う際は、あくまでも1回目のストップ高の場合にのみ効果的で、
2回目、3回目のストップ高と回数が増えるごとに急落リスクも増していくことをしっかりと理解しておきましょう。
ポジションを持った際は下落に備えて逆指値を入れておくなど、ストップ高銘柄を過信し過ぎずにリスク管理を徹底することです。
- 基本的に比例配分の抽選は価格優先と時間優先の3通りある
- 比例配分を利用した投資は初めのストップ高をつけた銘柄に絞る
3.必見!比例配分の当選確率を上げる裏技
証券口座によって比例配分のルールは異なりますが、その配分方法を上手く利用した賢い「裏技」をご紹介します。
3-1複数の証券口座からエントリーする
基本的には証券取引所から各証券会社へと均等に注文を割り当てられます。
まだ歴史が長くないマイナーな証券会社だと、他と比較すると利用者が少なく、欲しい株を狙う競争率が低いことで当選する確率が上がります。
さらに、1つだけでなく複数の証券口座から買い注文を出すと効果的です。
2015年6月にストップ高を連発したことで有名な【9836】リーバイスは、6連続のストップ高で約1週間のうちに株価6倍近くまで上昇しました。
この時、どこかで買えていればと指をくわえて眺めていた方も少なくないようですが、実際に比例配分で当選しこの銘柄を買えた人はほとんどいません。
複数の口座から買い注文を出すことで、チャンスを掴んでいきましょう。
3-2各証券会社のルールに沿った注文の仕方
複数の証券口座でエントリーする方法と組み合わせることでより効果的なのが、各証券口座の比例配分ルールに沿った注文を出すことです。
各証券会社に分配された株の割り当て方法は下記をご参考下さい。
※比例配分ルールが変更となる場合も御座います。
先にご説明した通り、比例配分は「注文時刻」「成行注文」「注文数量」いずれかの抽選によって株が割り当てられます。
GMOクリック証券と松井証券は注文数量が優先される傾向のようですので、この2口座ではより多くの注文を出してみるといった使い分けをしてみましょう。
複数の口座を持ち、各証券会社のルールに沿った注文をすることで、ストップ高銘柄の入手率アップが期待できます。
ここまで実行すればプロレベルの勝率を出すことも夢ではありませんね!
- 複数の口座から注文を出す
- 各証券会社のルールに沿った注文を出す
4.まとめ
あまり知られていない比例配分のルールと当選率を上げる裏技をご紹介しましたが、実際に活用する際に過信は禁物。
ストップ高銘柄は熱が冷めるとあっと言う間に元の水準に戻ってしまいます。
リスク管理は徹底して取り組むよう心がけましょう。
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