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生体認証関連銘柄はまだ発展途上!世界平均2倍の成長スピードで拡大する需要

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クレジットカードや銀行口座の暗証番号を皆さんはどのように管理されていますか。

 

手元にたくさんの暗証番号が溢れてしまい、管理に苦労されている方が多いのではないでしょうか。

 

最近ではスマホも個人情報の「かたまり」です。

しかしながら、暗証番号だけでは万全なセキュリティ体制とは言えません。

 

そこで最近注目されているのが、生体認証技術です。

 

指紋や静脈など、1人1人が持つ固有の身体的特徴によって個人認証を行うことで、高いセキュリティが期待されています。

 

今回はこうした生体認証技術導入を背景に恩恵を享受する企業を、「生体認証」関連銘柄として、株価動向やその背景について分かり易くご紹介したいと思います。

 

 

1.「生体認証」関連銘柄に期待

「生体認証」関連銘柄とは、生体認証技術の導入によって恩恵を享受する企業を指します。

 

1-1.「生体認証」関連銘柄とは?

「生体認証」関連銘柄は、大きく2つに分けることが出来ます。

 

生体認証自体を実現するための技術を提供している企業群

例えば【6501】日立製作所です。

 

同社のHPによれば、近赤外線を指に透過させて静脈パターンの画像を構成し、認証に活用しているそうです。

 

同社はこの指静脈認証技術を開発し、ITセキュリティ分野への適用を拡大させています。

 

 

生体認証技術を活用したセキュリティサービスを提供している企業群

高度なセキュリティが求められる金融機関向けなどに、生体認証を活用したサービスを提供している企業などがこれに当たります。

 

特に生体認証を活用したサービスは差別化につながりますので、収益性も確保しやすいと考えられます。

 

以上の2つのグループに属する企業群については、株式市場から「生体認証」関連銘柄として高い注目を集めているのです。

 

1-2.なぜ「生体認証」関連銘柄は株価が上昇するのか?

「生体認証」関連銘柄が株式市場で注目されている理由は、中長期的な市場成長性です。

 

Web上に公開されているデロイトトーマツコンサルティングのレポートによれば、2017年における日本の生体認証市場は7億4,420万ドル(円ベースで900億円程度)と記載されています。

 

2020年の東京オリンピック開催に向けて世界平均の倍近い成長スピードで需要が拡大しているそうです。

 

オリンピックでは多くの国から観光客が訪れますから、その中に犯罪者が紛れていないか入出国におけるセキュリティチェックが極めて重要です。

 

そうした背景から、日本国内での生体認証活用が進むことが期待されているのです。

 

一方で、世界全体の市場規模は201億ドル(円ベースで2.4兆円程度)とされています。

 

日本における市場規模はまだ相対的に小さいと言えるでしょう。

 

国内の市場規模はまだまだ拡大途上であり、セキュリティ強化の文脈で今後更に注目度が高まっていくことが見込まれます。

 

そうした状況を踏まえると、今後中長期的なセキュリティ強化への需要から、株式市場では「生体認証」関連銘柄への関心が高まっていると言えるでしょう。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 「生体認証」関連銘柄とは、生体認証技術の導入によって恩恵を享受する企業を指す
  • 日本市場は世界市場に比べ小さく、まだ拡大する可能性がある

 

2.「生体認証」関連銘柄の推移

過去に上昇した関連銘柄と、その上昇理由を見ていきましょう。

 

2-1.アナリストレポートによって株価が上昇

【6235】オプトランは生体認証関連銘柄の1つです。

 

同社は光学と薄膜成膜技術を強みとしており、設立年月日は1999年8月25日と比較的若い企業となります。

 

成膜技術と言われても聞き慣れない言葉かと思います。

 

成膜とは、その名の通り薄膜を形成することです。

 

ガラスや樹脂、金属などの基板に対し、成膜することで電気を通したり光を調節したりすることが可能となります。

 

つまり、もともとの材料に無かった機能・性質を付与するために行われるのが成膜なのです。

 

同社の成膜技術は、スマホのカメラやタッチパネルなど向けに用いられている他、LED向けにも提供されています。

 

また、生体認証センサ向けにも活用されており、生体認証技術の活用が進めば同社への恩恵が期待出来るでしょう。

 

そんな同社が注目されたのが、つい先日のことです。

 

岩井コスモ証券が同社に対し投資判断「A」(強気)を付与し、目標株価を3,000円としたのがきっかけでした。

 

アナリストの投資判断が付与される前に比べ最大2.4%程度上昇しました。

 

それでも同社の株価は1,950円近辺で推移していますから、目標株価3,000円まで50%超の上昇余地を残しています。

 

アナリストが想定している通りの業績推移となるかは現時点では分かりませんが、生体認証の切り口で今後も同社に注目してみては如何でしょうか。

 

2-2.提携リリースによって注目され株価上昇

2つ目にご紹介したいのが【4812】電通国際情報サービスです。

 

同社は金融機関や製薬会社向けなどにシステム開発や保守サービスを提供している企業です。

 

同社が注目されたのは、2016年10月頃です。

 

きっかけは、Liquid社との提携拡大のリリースでした。

 

Liquid社は、独自の生体認証技術を用いたFintechサービスで注目される企業でした。

 

当時の一般的な生体認証技術と異なり処理スピードが大幅に向上しており、高速かつ高セキュリティな認証技術だったのです。

 

電通国際情報サービスは、金融機関向けにサービスを提供していることからLiquid社との提携シナジー発揮への期待値が高く、株式市場から注目されたと考えられます。

 

同社の株価は提携発表後2週間程度で最大9%近くも上昇しました。

 

電通国際情報サービスは現在も生体認証技術の拡販に注力しており、今後の業績貢献が期待されますので引き続き注目してみても良いかも知れません。

 

 

【ここだけチェック!】
  • アナリストレポートをきっかけに注目される場合がある
  • 生体認証技術に強い企業との提携リリースは注目されやすい

 

3.「生体認証」関連銘柄

銘柄 備考
【2428】ウェルネット コンビニなどの小売業中心に電子決済処理サービスを展開。セキュリティ向上のために生体認証機能を実装。
【7912】大日本印刷 印刷・製本からデジタルコンテンツにも領域を拡大。ICカードや電子マネーなども手掛けており、セキュリティ強化のために生体認証を活用。
【7762】シチズン時計 著名時計ブランド「CITIZEN」を製造・販売する。各種デバイスも手掛けており、今後スマホ向け生体認証LEDデバイス投入に向け研究開発に取り組む。
【3802】エコミック 国内トップクラスの給与計算代行実績を誇る企業。生体認証リーダーを使用した給与計算関連の機器販売も手掛ける。
【4323】日本システム技術 戦略的大学経営システムの他、金融機関向けにシステム開発を手掛けており、一部生体認証によるセキュリティシステムを供給。
【6945】富士通フロンテック 金融や流通業者、公共自治体向けに機器販売やシステム開発を手掛ける。現在生体認証関連のサービス開発を進めている。
【9735】セコム ホームセキュリティで高い知名度を誇る企業。セキュリティ強化を目的に生体認証分野などを研究中。
【4004】昭和電工 エチレンなどの石油化学基礎製品から半導体材料まで幅広く手掛ける企業。反射型LED分野において生体認証を導入。
【3782】ディー・ディー・エス 指紋認証デバイスを主力とする企業。指紋以外にも、顔・静脈などの生体認証分野において数多くの実績を有する。
【6235】オプトラン 光学と薄膜技術に強みを持つ。デジタルカメラやプロジェクタ向けの一般光学部品の他、スマホの生体認証センサ向けに製品提供している。

 

4.おすすめ「生体認証」関連銘柄

最後に、注目すべき「生体認証」関連銘柄を紹介します。

 

4-1.【8704】トレイダーズホールディングス

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市場 JASDAQ
業種 証券・商品
単位 100株
比較される銘柄 GMO-TH、マネックスG、カブコム
企業概要 個人投資家向けにFX取引や株取引などのサービスを展開。

Liquid社と共同開発した金融機関向け生体認証ログイン管理サービスを提供している。

 

4-2.【3434】アルファCo

チャート画像

市場 東証一部
業種 金属製品
単位 100株
比較される銘柄 丸順、ダイケン、エイチワン
企業概要 自動車用や住宅用のキーやロックを製造・販売する企業です。

生体認証技術を活用した新商品開発に注力しており、製品化されれば注目される可能性がある。

 

 

【ここだけチェック!】
  • 今後生体認証を用いた商品・サービスを拡大させる企業は注目される可能性が高い
  • 研究開発分野で生体認証活用に取り組んでいる企業は、まだ注目度が低くお買い得の可能性

 

5.まとめ

ネット社会では銀行口座やクレジットカード番号などの重要情報が知らぬ間に流出してしまう可能性を孕んでいます。

 

また、手元のスマホには様々な個人情報が詰まっており、紛失した場合の情報漏えいの危険性は高いでしょう。

 

そうした事態を回避するためにも、セキュリティが万全である必要があります。

 

生体認証技術は、高度なセキュリティを実現するためには有効な手段と言えます。

 

それでも、画像から指紋を読み取られ悪用される、といった事案も発生しており、まだまだ生体認証技術自体も進化が必要と言えるでしょう。

 

そういった意味では、「生体認証」関連銘柄は今後も高い注目を集めることが想定され、特に新しい技術やサービスを開発した企業に注目すると、大きなリターンを獲得出来るかも知れません。

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