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巻き返すインバウンド関連銘柄!イベント多く、同時チェックすべきテーマ株なども詳しく解説

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「爆買い」ブームに合わせ急上昇した銘柄が数多くあり、テンバガーを達成した銘柄もあるインバウンド関連銘柄。

 

「爆買い」が終息し、インバウンドへの注目度が低くなりつつありますが、訪日外国人旅行者は増加の一方で注目銘柄が変わっています。

 

東京オリンピックによる需要が期待されていましたが、新型コロナウイルスの影響でインバウンド関連銘柄は今では非常に弱いテーマ株となってしまいました。

 

しかしコロナウイルスの収束後にはこちらの記事が役に立ちますので、ぜひご一読しておくといいかと思います。

 

それではインバウンド関連銘柄についてポイントを抑えておきましょう。

 

 

1.インバウンドとは

訪日外国人旅行者が1000万人を突破した2013年から大きく注目されたインバウンドについて基本から見ていきます。

 

1-1.そもそもインバウンドとは?

まずはインバウンドの基本として、海外から日本に来る外国人観光客のことを「インバウンド」と呼んでいます。

そして、訪日外国人旅行者の日本での消費行動を「インバウンド消費」と呼びます。

 

このインバウンドがニュースなどで取り上げられるようになったのが、訪日外国人旅行者数が1,000万人を突破した2013年あたりからです。

その後、2015年にはインバウンドがアウトバウンドを逆転するなど、大きな話題になりました。

※アウトバウンド=日本人の海外旅行

 

これら、訪日外国人旅行者の増加、インバウンド需要増加の背景

  • 世界全体で海外旅行をする人が増加
  • 円安により、日本旅行のお得感
  • ピザの規制緩和
  • 家電、化粧品など日本製品の人気
  • アニメなど日本文化への興味増加
  • 中国人観光客の増加

などがあげられます。

特に中国人観光客の増加により、「爆買い」が起こりインバウンド消費額の増加に繋がったのです。

 

1-2.インバウンド関連銘柄の倍率

インバウンド需要が急拡大した2014年から2015年にかけて、インバウンド関連銘柄がどれだけ注目されたのか確認しておきましょう。

インバウンド関連銘柄として代表格18銘柄の動向をチェック。

 

※2014年の安値から2015年の高値で倍率を算出

企業名 安値 高値 倍率
【3048】ビッグカメラ 561円 1,641円 2.9倍
【3086】Jフロント 1,246円 2,512円 2.0倍
【3258】ユニゾHD 2,839円 6,490円 2.3倍
【6076】アメイズ 517円 916円 1.8倍
【6752】パナソニック 1,030円 1,854円 1.8倍
【7532】ドンキホーテ 2,448円 5,830円 2.4倍
【7649】スギHD 3,775円 6,930円 1.8倍
【7965】象印 318円 2,088円 6.5倍
【8202】ラオックス 420円 5,640円 13.4倍
【8237】松屋 756円 2,625円 3.4倍
【8242】H2Oリテイリング 1,374円 2,976円 2.1倍
【9020】JR東日本 7,105円 12,815円 1.8倍
【9021】JR西日本 3,951円 9,488円 2.4倍
【9022】JR東海 10,655円 24,800円 2.3倍
【9616】共立メンテ 1,302円 5,325円 4.0倍
【9723】京都ホテル 480円 1,135円 2.3倍
【9831】ヤマダ電機 311円 595円 1.9倍
【9989】サンドラッグ 2,000円 4,100円 2.0倍

18銘柄の平均倍率は3.2倍

 

これらのように、2014年から2015年にかけてはインバウンド関連銘柄が大きく買われ、大きな株価上昇を見せました。

 

この中でも倍率トップ5の顔ぶれを見ると、電化製品3銘柄、ホテル1銘柄、百貨店1銘柄と、まさにインバウンド関連銘柄といった銘柄が大きく買われたことが分かります。

 

それぞれの銘柄倍率のチャート

 

このように中国人旅行者が爆買いしている時に、投資家はインバウンド関連銘柄を爆買いしていた流れです。

 

インバウンド関連銘柄が高値を付けた時期は、ほぼ同時期であることが分かり、爆買いブームのピークがこの時期ということになります。

また、これらの倍率を見ると、インバウンド関連銘柄のポテンシャルの高さと、魅力を秘めていることが分かります。

 

【ここだけチェック!】
  • 訪日外国人旅行者数が1,000万人突破の2013年からインバウンドが大きく注目され始めた
  • 2015年にかけて数多くのインバウンド関連銘柄が急上昇を見せた

 

2.爆買いが終息した要因

爆買い終了によりインバウンド関連銘柄も相次いで下落していますが、それら要因を見ていきいます。

 

2-1.中国政府による外貨流出を防ぐ政策

上記のようにインバウンド関連銘柄は、中国人旅行者などの増加や爆買いによってその恩恵を受けました。

ただ、2015年をピークにインバウンド関連銘柄は下落基調となり、ニュースなどに取り上げられることも少なくなりました。

 

それら株価下落の要因として考えられるのが、中国の変化にあります。

 

爆買い時に買われたものとしては、高級腕時計、高級炊飯器、温水洗浄便座などでした。

しかし、中国政府が外貨の流出を抑える為に

  • 輸入関税の税率を引き上げ
  • 銀聯カードの現金引き出し限度額を年間10万元(約160万円)に制限

※銀聯カードとは、中国国民が財布代わりに使っているクレジットカード(ほとんどがデビットカード)

 

これらの対策により中国人旅行者の多くは、日本で高額商品を買わなくなりました。

それにより、爆買いは減少、関連銘柄も売られる格好となります。

 

2-2.モノからコトへと変化した中国人旅行者

中国人旅行者による爆買いはその規模を縮小し、インバウンド関連銘柄も大きく下落してきましたが、訪日外国人旅行者が減っているかと言うとそうでもありません。

 

中国人旅行者を含め、外国人旅行者は減少しておらず、2016年、2017年と年々増加しています。

2017年9月の訪日外国人旅行者数は、228万人となり前年同月比18.9%増。

 

9月の訪日外国人旅行者数としては過去最高を記録しております。また、中国からの旅行者数は29.9%増と、こちらも伸びています。

 

つまり、外国人旅行者は増加しているのに爆買いは終息した流れです。

 

では、主に爆買いを行っていた中国人旅行者の滞在行動がどう変わったのか見ると、

商品購入から体験(モノからコト)へと大きなトレンドが変化したことが分かっています。

 

体験とは、自分の目で日本を体験する、観光地や温泉、日本の祭りやイベントなどを楽しむことにあります。

 

それらの行動を裏付けるのが、大阪、東京、千葉、京都といった人気の観光地の訪問率が下がり、新潟、熊本、徳島といった地方の訪問率が上がっていることにあります。

地方へのチャーター便などが就航していることも、地方への訪問率が上がってる要因のようです。

 

一方、モノの消費の部分についてはどう変化したかと言うと、高額品から比較的安価な消耗品へ移っています。

ドラッグや化粧品、小型の魔法瓶などといった安価な消耗品が売れているようです。

 

これら旅行者の滞在行動変化が確認できていることから、インバウンド関連銘柄も注目すべきポイントが変化しています。

つまり、過去の急騰銘柄ではなく、違ったインバウンド関連銘柄が急騰する可能性もあると言えます。

 

注目銘柄についてはこの後取り上げます。

 

【ここだけチェック!】
  • 中国政府の外貨流出を防ぐ政策により、爆買いが終息した
  • 訪日外国人旅行者数は増加傾向で、モノからコトへとトレンドが変化

 

3.爆買い終息後もインバウンドは終わらない。関連銘柄が注目される理由とは

インバウンド関連銘柄は追い風に乗り今後も期待値が高いセクターですが、需要拡大要因や注目ポイントを見ていきます。

 

3-1.越境ECで購入が増える化粧品

上記までの説明のように、インバウンドは一旦終息したかのように思われますが、旅行者のトレンドが大きく変わったことが分かります。

 

訪日外国人旅行者は年々増加していることもありますが、越境EC経由での日本製品需要が拡大していることもあり、インバウンド関連銘柄の今後が見逃せません。

※越境ECとは、インターネット通販サイトを通じて海外製の商品を購入する電子取引のことを指します。

 

具体的には、中国やアジアなどの訪日外国人に人気なのが化粧品です。

日本化粧品工業連合会の調査
  • 2016年日本の化粧品輸出額は前年比28.8%増
  • 2013年の1,359億円から2,676億円と倍増

1度日本で買った化粧品を品質の良さから、帰国後にも購入する為にEC経由で買う流れが増えているようです。

 

これらの流れから、化粧品株が上値を更新し注目度がUPしています。

業績は右肩上がり。平均倍率4.9倍!

主要化粧品会社5銘柄の推移です。

どの銘柄も、2013年から右肩上がりの上昇を見せ、2013年安値から2017年高値での高い倍率ですが、チャートで見てもその倍率が視覚的に分かります。

 

このように訪日外国人旅行者による越境EC経由で化粧品が買われ、関連銘柄は力強く上昇しているのです。

▼参考記事

【化粧品関連銘柄。日本の優秀な化粧品が海外でも人気に。グローバルな収益で株価も上昇!】

 

3-2.2020年東京オリンピック

インバウンド関連銘柄が今後も注目度高い理由として、2020年開催の東京オリンピックがあります。

 

東京オリンピック:2020年7月24日から17日間開催予定

56年ぶりに日本で開催される東京オリンピックでは、様々な経済効果が見込め、訪日外国人旅行者増加は特に重要視されています。

 

訪日外国人旅行者増加による宿泊問題も、民泊新法案の成立などで対策強化しています。

また、政府は2020年に訪日観光客数目標を4000万人と掲げており、国策として力を入れていることもオリンピック効果と合わせ、インバウンド関連を後押しします。

 

▼オリンピックについてはこちらが参考になります。
【東京オリンピック関連銘柄!オリンピックで上がる株はどれ?本命銘柄をチェック!】

 

3-3.ホテル関連銘柄

オリンピックに伴いホテル関連銘柄も抑えておきましょう。
オリンピックだけでなく、2025年には大阪万博、はたまたIR法案(カジノ法案)まで控えています。

 

国内経済は年金など暗い話が多いですが、外国人観光客には関係なく、彼らは消費意欲が旺盛です。

そんな中、国際的ビッグイベントが多数控えているため、ホテル関連銘柄には追い風となるでしょう。

 

また、これらの需要に供給が追いついていません。

そのためホテルの建設ラッシュが続いていますが、それでもまだ追いついていないのが現状です。

 

この建設ラッシュは少なくとも大阪万博のある、2025年まで続く見込みです。

まだまだチャンスが多くありそうなインバウンド関連銘柄ですので、合わせて多数のテーマに目を向けておくといいでしょう!

▼参考記事

【ホテル関連銘柄は招致イベント豊富でチャンス!オリンピックで盛り上がり必須か。】

 

 

【ここだけチェック!】
  • 訪日外国人旅行者は年々増加し越境EC経由で化粧品の購入が増加している
  • 東京オリンピック、大阪万博などの開催を控え、訪日外国人旅行者増加しインバウンドを後押しする

 

4.2020年現在のインバウンド関連銘柄について

本来なら東京オリンピックの開催により、インバウンド消費が期待されていましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を最も強く受けているテーマ株です。

 

京都などで観光客が激減しているというニュースは多くのメディアで報道されていますが、観光統計でも衝撃的な数値が発表されています。

 

日本政府観光局(JNTO)が発表した2020年3月の訪日外国人数は、前年同月比-93%減の19万4,000人だったことが分かりました。

 

2019年3月には256万人の観光客が訪れていたことから、その減少インパクトの強さが分かります。

 

今年1月から3月までの訪日外国人は前年同期比-51.1%減の393万9,800人となっていますが、新型コロナウィルスの感染拡大が収まらない以上はこのトレンドが戻るとは思えません。

 

日本政府は、2020年東京オリンピックに合わせて年間観光客4,000万人を目指すとしていましたが、この達成はもはや絶望的です。

 

2021年に延期された東京オリンピックも、新型コロナウィルスのワクチン・治療薬が開発されない限りは厳しい見通しをせざるを得ません。

 

インバウンド関連銘柄は、2020東京オリンピックの目玉となることが期待されていたテーマ株でしたが、新型コロナウィルスの影響で最弱テーマ株の一つになってしまっています。

 

しかしコロナウイルス収束後は、今回注目した銘柄が息を吹き返す可能性がありますので、コロナウイルスの状況に注目しておきましょう。

 

4.注目のインバウンド関連銘柄

注目度が高いインバウンド関連厳選4銘柄を取り上げます。

 

4-1.【2930】北の達人

チャート画像

市場 東証一部
業種 食料品
単位 100株
比較される銘柄 ユーグレナ 、焼津水化 、東洋糖
注目ポイント 健康美容食品や化粧品を通販。「カイテキオリゴ」が主力。自社企画し生産委託。

同社は便秘、アトピーなどニッチ分野の健康美容食品や化粧品に強みを持つインターネット通販企業。

 

ここ数年保湿ケア商品の「みんなの肌潤糖」や洗顔料「二十年ほいっぷ」の人気が高まっており、指名買いによるインバウンド需要も増えている。

 

4-2.【1400】ルーデン

チャート画像

市場 ジャスダック
業種 建設業
単位 100株
比較される銘柄 SEEDH 、サンユ 、安江工務店
注目ポイント 住宅リフォーム・ハウスケアが柱。マンションの室内コーティングが主力。ビル管理や不動産も。

マンションなどの住宅リフォームを手掛ける以外にもビルの総合管理、不動産開発にも展開する。

 

訪日外国人観光客向け不動産視察ツアーや、中国の王手旅行会社と提携するなど、中国人富裕層からのインバウンドが期待されている。

 

4-3.【8892】日本エスコン

チャート画像

市場 東証一部
業種 不動産業
単位 100株
比較される銘柄 東建物 、東急不HD 、野村不HD
注目ポイント 概要分譲マンションを関西中心に展開。首都圏を強化。商業施設開発も再開。賃貸も。

マンション分譲を主に手掛けるが、インバウンド需要をターゲットとしたホテル開発や商業施設の開発に取り組んでいる。

 

商業施設の開発については事業拡大に向けて、京都・千葉で低地を取得しており、かしこまりました。今後の展開に期待されており注目の銘柄。

 

4-4.【2222】寿スピリッツ

市場 東証一部
業種 食料品
単位 100株
比較される銘柄 中村屋、亀田製菓
注目ポイント 菓子製造販売会社。地域限定のブランド菓子など展開。洋菓子通販に力。インバウンド対策で販売強化し業績が絶好調

菓子製造販売等を手掛ける同社は、インバウンド対策の強化だけではなく、海外展開、プレミアム・ギフトスイーツの育成などに注力している。

 

特に、国際線ターミナル免税エリアでの販売が好調の為、インバウンド関連銘柄としての注目度は高い銘柄です。

 

5.まとめ

 

インバウンド関連銘柄は、訪日外国人旅行者増加により大きく注目され株価も大きく上昇した過去があります。

 

その後、ブームになった「爆買い」は終息しインバウンドへの注目度が低くなりつつありますが、越境ECという新たな消費が産まれ、注目銘柄が変化していることが理解出来たかと思います。

 

さらに東京オリンピック、大阪万博など国際的なビッグイベントが控えており、まだまだ衰えを見せません。

コロナウイルスの状況次第にもなりますが、収束後は訪日外国人旅行者は増加し、今後も需要拡大が見込めることからインバウンド関連銘柄はぜひ抑えておきたいテーマ株です。

 

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