- 2019-10-7
- シーズンストック
2018年のハロウィン期間中は、森永製菓+5%!パン・パシフィック・インターナショナルHD+25%!
日本におけるハロウィンの市場規模は、バレンタインデーに匹敵するほどに成長しており、マーケットでも注目される秋の一大イベントとなっています。
ハロウィン関連銘柄は、9月から10月末に掛けて上昇するアノマリーがあるシーズンストック株となっており、投資初心者にもおすすめのテーマ株です。
ハロウィン関連銘柄に注目していきましょう!
目次
1.ハロウィン関連銘柄とは?
秋を代表するシーズンストックテーマ株であるハロウィン関連銘柄に注目していきましょう。
1-1.ハロウィンの市場規模について
ハロウィンは、古代ケルト人・古代ローマ・キリスト教の3つの文化が融合して生まれた、毎年10月31日に行われるお祭りです。
もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いの行事でしたが、近年は宗教的な意味合いは薄れており、欧米を中心に民間行事として定着しています。
日本ではハロウィンはクリスマスやバレンタインデーに比べると馴染みの薄いイベントでした。
しかし2010年代中頃からSNSを中心に広がりを見せており、今や秋の一大イベントになっていることは知られている通りです。
これらのイベントを市場規模で見てみると、以下になります。
クリスマスは約7,000億円
バレンタインデーは約1,300億円
2018年のハロウィンの市場規模は1,240億円
このように推計されています。
ハロウィンの市場規模は2016年をピークにやや縮小傾向にありますが、それでもバレンタインデーに匹敵する秋の重要イベントであることには違いありません。
1-2.ハロウィン関連銘柄とは?
今や秋の一大イベントへと成長したハロウィンは、マーケットにおいても注目されるテーマとなっています。
ハロウィン関連銘柄は、9月からハロウィンが実施される10月31日に掛けて上昇するアノマリーがあるとされているシーズンストック株です。
▼関連記事
【ハロウィン効果を利用する?アノマリーは本物なの?特徴について調査してみた】
まずハロウィンに最も大きな期待を寄せているのが「お菓子メーカー」です。
お菓子メーカー株は、ハロウィン関連銘柄として必ず抑えておきましょう。
次にハロウィンではお化けや魔女の仮装をしてパーティをすることも多いため、
仮装に必要な小物を販売している「100円ショップ」や「雑貨店」などにも注目が集まります。
また「外食チェーン」などでは、ハロウィンイベントを実施して集客の役に立てることも多くなっています。
ハロウィンシーズンには大体的なイベントが行われる東京ディズニーランドを運営している【4661】オリエンタルランドも抑えておきましょう。
- 日本のハロウィンの市場規模は1,240億円と、バレンタインに匹敵する規模となっている
- ハロウィン関連銘柄は、9月から10月末に掛けて上昇するアロマリーがある
- ハロウィン関連銘柄として注目すべきは「お菓子メーカー」や「100円ショップ」
2.ハロウィン関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2018年のハロウィン期間中には、ハロウィン関連銘柄はどのような値動きをしたのかを見ていきましょう。
2-1.お菓子メーカー!【2201】森永製菓
「DARS」や「小枝」を始めとするチョコレートやビスケット、キャンディなどを手掛ける【2201】森永製菓は、ハロウィン期間中に注目されるお菓子メーカーの一つです。
同社の株価は、2018年9月初めには4,300円を付けていましたが、ハロウィン期間中に上昇していき、2018年10月末には4,535円まで上昇しました。
2018年のハロウィン期間中には+5.4%の上昇となっています。
なお同社は2016年のハロウィン期間中は+17%、2017年のハロウィン期間中は+6.0%の上昇。
3年連続で上昇しているため、2019年のハロウィンでも注目が集まります。
2-2.ハロウィンに力を入れる!【7532】パン・パシフィック・インターナショナルHD
総合ディスカウントストア「ドンキホーテ」を運営する【7532】パン・パシフィック・インターも、ハロウィン関連銘柄として注目されます。
同社はハロウィン商戦に力を入れていることで知られており、ハロウィン用コスプレグッズやハロウィングッズ、お菓子などを扱っています。
同社の株価は、2018年9月初めには1,350円を付けていましたが、
ハロウィン期間中は大きく買われ、10月末には1,690円まで上昇しました。
2018年のハロウィン期間中には+25%の上昇となっています。
なお同社は2016年のハロウィン期間中は+17%、2017年のハロウィン期間中は+13%の上昇となっており、
ハロウィン関連銘柄を代表する銘柄として投資家から注目を集めています。
- 2018年のハロウィン期間中には、お菓子メーカーの【2201】森永製菓と、総合雑貨店「ドンキホーテ」を運営する【7532】パン・パシフィック・インターが大きな上昇に。
- 上記2銘柄は、2016年から3年連続でハロウィン期間中に大きな上昇を遂げている
3.ハロウィン関連銘柄リスト
銘柄 | 備考 |
【2201】森永製菓 | お菓子メーカー |
【2206】江崎グリコ | お菓子メーカー |
【2208】ブルボン | お菓子メーカー |
【2269】明治HD | お菓子メーカー |
【2698】キャンドゥ | 100円ショップ「Can★Do」 |
【2735】ワッツ | 100円ショップ「meets.」「Watts」 |
【2782】セリア | 100円ショップ「Seria」 |
【4661】オリエンタルランド | 東京ディズニーランドが「ディズニー・ハロウィーン」を実施 |
【7532】パン・パシフィック | 総合ディスカウントストア「ドンキホーテ」 |
4.オススメのハロウィン関連銘柄3選!
2019年のハロウィンに向けておすすめのハロウィン関連銘柄を3銘柄見ていきましょう。
4-1.【2201】森永製菓
市場 |
東証一部 |
備考 |
お菓子やアイスを主力とする総合お菓子メーカー |
「チョコボール」や「チョコモナカジャンボ」など数多くの有名なお菓子で知られる森永製菓。
2016年から3年連続でハロウィン期間中に上昇しており、2019年のハロウィンでも注目されます。
お菓子メーカーの代表として必ず抑えておくとともに、他のお菓子メーカーも要チェックしておきましょう。
4-2.【7532】パン・パシフィック
市場 | 東証一部 |
備考 |
総合ディスカウントストア「ドンキホーテ」を運営。総合スーパー「ユニー」を傘下に。 |
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが運営する「ドンキホーテ」は仮装などのハロウィングッズに力を入れており、2019年のハロウィンシーズン中にも株価上昇が期待されます。
同じくハロウィングッズで売上が上がることが期待される100円ショップ株も抑えておきましょう。
4-3.【4661】オリエンタルランド
市場 | 東証一部 |
東証マザーズ備考 |
「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」を運営 |
オリエンタルランドが運営する東京ディズニーランドでは、2019年9月10日から10月31日までスペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」が開催されます。
日本でハロウィンの名が知られるようになったきっかけは、1997年10月31日に東京ディズニーランドで開催された「ディズニー・ハッピー・ハロウィーン」だと言われており、ハロウィン関連銘柄としても注目です。
5.まとめ
ハロウィン関連銘柄としてはお菓子メーカーや雑貨店が注目を集めますが、特に【2201】森永製菓と【7532】パン・パシフィック・インターは大きく買われています。
両銘柄は2016年から2018年まで3年連続でハロウィン期間中に上昇しており、2019年にも注目を集めることは間違いありません。
ただ3年連続で上がっていることから逆に警戒されて、2019年のハロウィン期間中には他のお菓子メーカーや雑貨店・100円ショップ株が買われる可能性も考えられます。
いずれにしても、ハロウィンシーズンとなる9月から10月末に掛けては、お菓子メーカーやハロウィングッズを手掛けている銘柄が物色されやすくなる傾向があると抑えておきましょう。
ハロウィン関連銘柄は、東証一部の安全な銘柄が中心であることから、初心者にも特におすすめのテーマ株です。
ハロウィンに関する新たなブームなどにはアンテナを張っておき、ハロウィン関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
急騰狙いのおすすめ記事