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ライザップ関連銘柄!東証一部上場(鞍替え)は絶望的か。現状と注目銘柄を解説

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芸能人を起用したCMで一躍有名となった「ライザップ」は、プライベートジムの成功で得た資金でM&A戦略を積極的に行ってきました。

 

自慢のマーケティング力によってどの事業も業績回復が目覚ましく、更なる多角化で勢力を広げていくと見ています。

 

現在ライザップは札証に上場しておりますが、2018年8/29日に東証一部への鞍替えをついに明言しました。

 

売上高は絶好調を維持し、2013年から5倍以上にもなっています。

 

しかしそんなライザップにも陰りが見え始めました。

赤字に苦しみ、それでもライザップは東証一部へと鞍替えできるのでしょうか?

 

今回は株式市場の重要テーマの1つとして、ライザップグループと主要関連銘柄を押さえておきましょう!

 

 

1.海外事業も展開し、大企業へと発展したライザップの凄み

 

札幌証券取引所のアンビシャスに上場する「RIZAPグループ」の前身となる健康コーポレーションはどのようにして大企業へと変貌を遂げたのでしょうか。

 

1-1.美容・健康食品通販からのスタート

「結果にコミット」でお馴染みのライザップは、自己投資産業で頂点を極めるとの公言通り、以下4つの部門で構成されています。

 

  1. 美容・健康関連
  2. アパレル関連
  3. 住関連ライフスタイル
  4. エンターテインメント

もともとは健康コーポレーションとして事業をスタートし、美容や健康、ダイエット食品を扱っていた豆乳クッキーダイエットが大ヒット。

その後、事業に関連性の高いプライベートジム「ライザップ」の運営が軌道に乗り、現在は海外も含めて100店舗以上も構えるまでに成長しました。

 

2016年1月には「RIZAPグループ」へと社名を変更し、その成功資金で次々にM&A(買収)を行い、多くの企業をグループ傘下に迎えています。

現在、RIZAPグループの子会社数は60社に届く勢いで成長を続けている。

 

1-2.ライザップ関連銘柄が連日急騰した理由

なぜ、これほどまでにライザップ関連銘柄は注目されたのでしょうか。

その1番の理由として、2017年5月15日大引け後に発表されたグループ子会社の決算にて業績が軒並み回復傾向にあることが好感された恰好です。

 

翌日16日より連日「ライザップ祭り」の状態が続き、これまで仕掛けてきたM&A戦略が順調であることを裏付けています。

 

また、これだけ人気を博した背景にはあるカラクリがありました。

 

かつてライブドアが株価吊り上げに用いた「株式分割」ですが、今回ライザップ関連銘柄のうち2つの銘柄が2分割を行っているのです。

 

そして、ボロ株から急成長を遂げているその他の銘柄でも今後、大きな株式分割を実施する可能性も十分にあります。

 

▼株式分割で株価にどう影響するかの背景も理解しておきましょう。

【株式分割した銘柄が上がる理由と仕組み、探し方から狙い目まで】

 

【ここだけチェック!】
  • RIZAPグループは4つのカテゴリを軸に現在50社近くの企業を傘下に持つ
  • ライザップが買収した企業の業績回復が著しいことが株価に反映している

 

2.東証一部上場(鞍替え)への可能性はあるか。

 

業績も株価も好調なライザップですが、もうひとつ注目されているのが「いつ東証一部へ上場するのか」という点です。

 

2-1.年内上場を示唆する瀬戸社長の発言

現在、ライザップは札幌アンビシャス市場に上場しており、そのなかで時価総額は当然の1位を築いています。

その知名度や業績、時価総額などを考慮すると、既存の東証一部上場企業にも類を見ないメジャー級の大企業と言えるでしょう。

 

以前より東証一部への鞍替えが噂されてきたライザップですが、いよいよ東証一部への上場を示唆するかのような発言が注目を集めています。

 

2017年6月24日、株主総会が開かれたときのことです。

 

東証一部への鞍替えはいつか、という株主からの質問に対して瀬戸社長は、

「2~3年先の夢物語を話すわけにはいきません。楽しみにお待ち頂ければと思います。」

と答えました。

 

東証一部への上場は2、3年先の話しでは無い、上場は近い、という意味として受け止めることができ、一年以内か早ければ今期中という見方が濃厚です。

 

2-2.順調に事業拡大を続けたライザップと買収の成果

ライザップの買収対象となる企業は業績不信で今にも倒産しそうな企業であることが多く、5月に傘下入りしたばかりの堀田丸正も経営再建中のボロ株でした。

 

しかし堀田丸正はグループ入りした後に黒字化を達成。

 

新規事業であるライザップゴルフ、英会話、お料理教室なども立ち上げ急速に事業を拡大しています。

しかも、どれも高額な料金でありながら評判は高い。

 

積極的にM&Aを実施し、今ではJ1サッカーリーグである湘南ベルマーレの経営権まで取得しています。

 

順調な成長を見せていたライザップグループ。

が、しかしそうも簡単には行かないようです。

 

1-3.ライザップの東証一部への鞍替えは絶望的状況へ、、、

2016年から2017年に掛けては飛ぶ鳥を落とす勢いだったライザップグループですが、2018年に掛けては、その勢いに急速にブレーキが掛かりつつあります。

 

株価で見ても、2017年には年初の195.3円から11月には1,545円まで上昇して7.9倍もの暴騰となりましたが、2018年には大暴落となり12月には155円まで下落。

わずか1年で株価は10分の1に……。

 

そして、2018年11月に発表した決算では、大幅下方修正となる70億円の赤字を見込むことを発表。

既に株価は先行して大きく下げていたため大きな影響は出ませんでしたが、マーケットで“ライザップブーム”が終焉したことが決定的となりました。

 

膨らむ赤字

2019年5月15日に発表した決算では、最終赤字はさらに拡大して193億円になることを発表。

ライザップグループは札幌アンビシャス市場に上場しており、かねてから東証一部への昇格が囁かれていました。

 

しかし、東証一部に上場するには直近2年間の純利益が5億円以上であることが条件となっているため、現状では東証一部への昇格は絶望的な状況となっています。

 

ライザップの赤字がこれほどまでに拡大した背景には、さまざまな企業の買収を続けてきたことにあります。

ライザップが買収してきた多くの企業は赤字体質であり、改善されていません。

 

ライザップの本業の売り上げは413億円と順調に伸びており、問題になっているのは企業再編ということになります。

今後、赤字企業の売却や黒字化などの改革が期待されます。

 

 

【ここだけチェック!】
  • ・ライザップの東証一部上場は一年以内か早ければ今期中が濃厚
  • ・今後の買収対象は新規事業に関連してくるという見方が強い

 

3.ライザップ関連銘柄リスト

 

ライザップ関連銘柄リストを見ていきましょう

銘柄 備考
【2928】RIZAPグループ 減量ジム「ライザップ」を展開。ライザップグループの本体。
【3140】イデアインターナショナル インテリア雑貨店やブランドを展開。ライザップグループ傘下の黒字企業
【3344】ワンダーコーポレーション CDやゲームソフトを販売する「ワンダーグー」を展開。ライザップグループ傘下の黒字企業
【7448】ジーンズメイト ジーンズチェーン「ジーンズメイト」を展開。ライザップグループ傘下の黒字企業
【7577】HAPiNS インテリア・生活雑貨小売店「HAPiNS」を展開。ライザップグループ傘下の黒字企業
【9980】MRKホールディングス 女性用体型補正下着やボディケア化粧品を手掛ける。ライザップグループ傘下の黒字企業
【3185】夢展望 10~20代女性向け衣料品をスマホ販売。ライザップグループ傘下の赤字企業
【4650】SDエンターテイメント フィットネスクラブ「SDフィットネス」を展開。ライザップグループ傘下の赤字企業
【4833】ぱど 宅配フリーペーパー「情報誌ぱど」を発行。ライザップグループ傘下の赤字企業
【8105】堀田丸正 和装品や宝飾品、婦人用品の卸売販売を手掛ける。ライザップグループ傘下の赤字企業

 

4.ライザップグループ主力関連銘柄

苦戦が続くライザップグループですが、主力となっている銘柄をご紹介します。

 

3-1.【7448】ジーンズメイト

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市場 東証一部
業種 小売業
単位 100株
比較される銘柄 マックハウス, ライトオン, シーズメン
注目ポイント インテリア雑貨などの企画開発・販売。商業施設などに直営店も展開している。

ジーンズメイトは、ジーンズチェーン店「ジーンズメイト」を展開していることで知られているライザップグループ傘下企業です。

収益はかろうじて黒字となっていますが、株価は2017年12月に付けた1,515円から、2019年7月現在は350円前後にまで暴落しています。

ライザップグループの傘下にある上場企業は9社ありますが、いずれも2017年後半に高値を付けてからは大暴落となっており、本体の【2928】ライザップグループと同じ値動きとなっています。

 

3-2.【3185】夢展望

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市場 東証二部
業種 情報・通信業
単位 100株
比較される銘柄 ODK 、サイオス 、フィスコ
注目ポイント 若い女性向け衣料品をスマホ販売。

夢展望は、若い女性向け衣料品をインターネット上で販売しているライザップグループ傘下企業です。

若い女性に大人気のフリマアプリ「メルカリ」にも出品していることで知られています。

赤字企業ではありますが、成長セクターであるEコマースやフリマアプリに力を入れていることから期待は持てます。

 

3-3.【3344】ワンダコーポ

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市場 ジャスダック
業種 小売業
単位 100株
比較される銘柄 パスポート 、ワットマン 、テンアライド
注目ポイント CD、ゲームソフト、文具などを販売する郊外大型店「ワンダーグー」を全国展開。

2018年2月にライザップグループ入りし、ボディメイク成功者を対象に同社が手掛ける古着の買い取りサービスを展開予定。

同社の強みでもある北関東への販売網を生かしつつ、ライザップ商品を扱うなどの相乗効果で収益改善を狙っています。

 

3-4.【8105】堀田丸正

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市場 東証2部
業種 卸売業
単位 100株
比較される銘柄 ツカモト、たけびし、丸文
注目ポイント 呉服問屋に始まり和装や洋装が中心の繊維商社中堅

2017年5月にライザップグループ入りし、和装・洋装の海外展開やネット販売の強化、新商品の開発などに注力。

アパレル部門の成長に必須である、素材の開発・企画・生産・販売までのプロセスを一貫して行えるビジネスモデルを目指す。

 

 

4.まとめ

 

一時は業績の改善力、マーケティング力に定評があったライザップグループですが、現在は苦戦を強いられています。

赤字が拡大を防ぎ、黒字転換し始めたら今回紹介させていただいた関連銘柄が盛り上がりを見せるかもしれません。

 

そのときがいつ来てもいいように、ライザップファンの方はぜひとも動向を見届けましょう。

 

「人は変われる」を企業コンセプトに掲げ、勢力の拡大が期待されるライザップグループですが、今後は自社グループを変えていく必要がありそうです。

 

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